クリアジェルとはジェルの種類の1つで透明なジェルのことを言います。さらにはネイルサロンでは透明なジェルのみで仕上げたネイルのことをクリアジェルネイルと呼ぶこともあります。今回はクリアジェルの特徴や使い分けについてプロネイリストがご紹介します。
- クリアジェルとは?
- クリアジェルネイルの関連動画紹介
- コラム:クリアジェルについての私の体験談と知っておきたい事
- コラムその2:クリアジェルの注意点
- コラム3:私が考えるクリアジェルとカラージェルを混ぜるときの注意点は?
- コラム4:クリアジェルネイルをセルフで楽しむためのコツ
- まとめ
クリアジェルとは?
クリアジェルとは色のない、透明なジェルのこと。
定義についていえば
クリアジェルとは、色のない透明のジェルのこと
次にもう少し簡単に説明します。
クリアジェルネイルは【透明なジェルのみで仕上げる】メニューを指す
透明カラーだけで仕上げることを【クリアジェルネイル】と呼ぶこともあります。
「ネイルをして爪だけ目立つのは嫌!」
「ケバイ指先はちょっと悪目立ちしそう」
でも「指先はキレイにしておきたい」
という方に人気なのが「クリアジェルネイル」です。
そして以外にも「爪の強度を出したい」という理由でクリアジェルネイルをするという方も結構多いです。
クリアジェルネイルをする場合は
ベースジェル(下地ジェル)
トップジェル(仕上げジェル)
この2つを使います。
ネイルの厚みや強度を出すため、2トップ仕上げといってトップジェルを2回塗ることも。
私のネイルサロンではもちろん、透明な色を塗るだけじゃなくて「しっかりネイルケア」も一緒に行います。
私のネイルサロンのお客様の中には仕事上派手なネイルはできないのでお店でクリアジェルネイルをするという人も。
休みの日は自分でその上にマニキュアを塗るようです。
ちなみにクリアジェルネイルの上に塗ったマニキュアを落とす場合はアセトンが入っていないノンアセトン除光液で落とすようにしましょう。
クリアジェルの種類をわかりやすく図解
クリアジェルの種類はたくさんあってわかりにくいですよね。
というわけでジェルネイルの種類をわかりやすく図解してみました。
図からみてもわかるようにトップジェルやベースジェルなどの総称として【クリアジェル】という名称があることがわかります。
そのためネイルをする際に購入したり使用する場合は
ベースジェルとして使えるか?
トップジェルとして使えるか?
ということを必ず確認するようにします。
ちなみに私がサロンで使っているメーカーはベースジェルに【クリアジェル】と記載されています。
最初は戸惑ってしまいましたけどね・・・今では普通に使ってます。
次にクリアジェルネイルのそれぞれについて分かりやすくご紹介します。
クリアジェルの5つの種類
クリアジェルは透明系のジェルの総称です。実は商品ごとに用途が異なることがあります。
ここでは、クリアジェルの代表的な5つのタイプについて紹介します。
1.クリアジェルネイル:ベースとして使う場合
クリアジェルの1つとしてベースジェルがあります。
ベースジェルとは、下地として使うジェル。自爪に一番最初に塗るのが【ベースジェル】です。
- ジェルネイルと爪の定着を高める
- カラージェルの爪への色素沈着を防ぐ
- 爪の凹凸をなめらかにする
といった効果があります。
このベースジェルによってネイルの持ちが大きく左右されます。
私のサロンでもジェルネイルを塗る場合は必ずベースジェルを爪に直接塗ってから色のついたジェルや仕上げトップジェルを塗ります。
こちらのジェルを塗らずにカラージェルを塗ると持ちが悪くなったりしてすぐにはがれてしまいます。
ちなみに同じクリアジェルでもベースはトップジェルとしては使えないので注意が必要です。
一般的にハケタイプはサラサラ、コンテナタイプは固いテクスチャーが多いです。
2.クリアジェルネイル:トップとして使う場合
クリアジェルの種類2つ目はトップジェルです。
カラージェルを塗ったりデザインをした後、最後に塗るいわゆる仕上げのジェルです。
先ほどご紹介したベースジェルとの関係で言えば
ベースジェル
↓(硬化)
カラージェル
↓(硬化)
トップジェル(硬化)
という順番で塗っていきます。
トップジェルを塗ることで表面のネイルを保護することが出来ます。またツヤツヤの仕上がりに。
ちなみに同じクリアジェルでもベースのようにトップは爪に直接塗ることは出来ませんので注意が必要です。
最後の仕上げとして使いましょう。
ちなみにフットネイルで私がよく使うのは
テクスチャーがサラサラのハケがついているタイプです。
逆にコンテナタイプはテクスチャー固めが多く凹凸ネイルアートやストーンやスタッズなどの小さいパーツをしっかり固定したい場合などに使います。
ちなみにクリアジェルでもトップは多くの場合【未硬化ジェル】を拭き取る必要があります。
もし未硬化ジェルを拭き取るのが面倒な場合はノンワイプタイプを使いましょう。
ちなみに写真のジェルは【ノンワイプ】です。私も愛用していますし、同業者のネイリストでも使っている人も多いです。
ただしこちらは硬化熱が結構熱いので、扱ったら一度ライトから手を出して再度ライトに入れると【アチッ!】とならずに済みます♪
クリアジェルネイル3:ミキシングとして使う場合
クリアジェルネイルの中でもミキシングとはラメやカラージェルを混ぜて違う色を作るときに使うジェルのことです。
ベースやトップと違ってカラージェルで色が入っていないジェルの事です。
本当の意味でのクリアジェル。
実はネイルサロンではミキシングジェルは
・カラージェルと混ぜて別の色を作る
・グラデーションネイルの時の仕込みとして
・ピーコックやマーブルネイルの際に滑りをよくするために塗る。
といった場合に使います。
私の場合もミキシングジェルってすごくよく使います。例えば
・ベージュの色に混ぜると透明感のあるニュアンスカラーに
・白に混ぜると白グラデーションがキレイに
・べっこうネイルなどの場合に一層塗ると奥行きがUP
といった感じです。
こういうことを言うと【別にベースやトップでよくね?】と思うかもしれません。
しかし!!
ベースやトップは固さや緩さがバラバラで、カラージェルに混ぜると硬くなってかえって塗りにくくなったり、水みたいに緩くなっちゃう場合も。
私の経験上、カラージェルと同じ硬さのミキシングジェルのだとカラージェルと同じように使うことができるので仕上がりが綺麗なんです。
やっぱりミキシングジェルが一番やりやすい!
サロンでは、ベース&トップ以外はミキシングジェルを一番使う、というプロネイリストも実は多いです。
色々な色が作ることが出来るミキシングジェルは1つもっていると非常に便利なジェルです。
クリアジェルネイル4:ビジュージェル
ビジュージェルはとはビジューといった【大きいパーツ】をつけるときに使います。
ビジューというとわかりにくいですが例えば【大きいストーン】や【大きいパーツ】といったものをくっつけるときに使うジェルです。
特徴は【とにかく硬い】ということ。
大きなストーンを使ったアートが流行り出したときに出たジェルなので本当最近発売された、というイメージです。
私も初めてビジュージェルを見たときは【ジェルっていうか、ゼリー??】と思うぐらいテクスチャーは固かったです
これにも理由があって、【つけたパーツが流れない】というメリットがあります。
せっかく爪の上にパーツを載せたのに、ライトに入れる間際にずれてしまったっていうことよくありますよね。
ビジュージェルを使えばそういったことはまずないので大きいパーツを固定するときはぜひ持っていたいジェルです。
ちなみに普通の大きさのストーンをつける場合は普通にトップジェルとかのほうがやりやすいです。
私のサロンでは
・Vカットストーン
・爪のカーブにあわないぐらい大きなストーン
・パーツを載せるとぐらぐらするとき
といった際にビジュージェルを使います。やり方ですが基本単体では使用しないです。
1.ベース
2.カラー
3.ビジュージェル(少量)+パーツを置く
4.仮硬化
5.全体にトップジェル
といった感じです。下に動画を載せましたのでぜひ参考にしてください。
パーツは大きいと引っかかりやすいので私の場合は、最後はトップで仕上げます。
クリアジェルネイル5:スカルプティング
クリアジェルの中でも長さ出しに使う透明ジェルがあります。
スカルプティングジェルと呼ばれているのは長さ出しに使われます。
ネイルサロンではこういったジェルは爪が折れてしまった場合などに使うことが多いです。
長さ出し用のジェルといっても単体では使うことは出来ません。
ネイルサロンでスカルプティングジェルを使う場合は以下のような順番で使うことが多いです。
1.ベースジェル(硬化)
2.スカルプティング(硬化)
3.カラージェル
4.トップ
基本的にネイルサロンを開業するのでなければあまり使わないジェルです。
しかしあると便利なジェルでもあります。
万能クリアジェル6.:ベース・ミキシング・トップに使えるタイプ
万能タイプのクリアジェルというのもあります。メーカーによって用途は様々ですが
ベース
トップ
ミキシング
として使える便利なクリアジェルです。
最初からジェルネイル一式をそろえるのが大変、という場合にはこういったクリアジェルをそろえるという方法もあります。
クリアジェルネイルの関連動画紹介
クリアジェルに関する関連動画をご紹介します。どれも一線で活躍するネイリストさんの動画なので非常にためになります
ぜひご覧ください!
動画1
先ほどご紹介した【ビジュージェル】に関する関連動画です。
ビジュージェルは使い方が独特です。なので使う前にしっかりマスターする必要があります。筆遣いなど、ためになりますのでぜひご覧ください↓
動画2
クリアジェルの活用法についての動画です。正直私も知らないこともあって、非常に勉強になりました!ぜひご覧ください↓
コラム:クリアジェルについての私の体験談と知っておきたい事
クリアジェルのみで仕上げたネイルを呼ぶこともあります。
ここではネイルとして楽しむためのコツをご紹介します。
クリアジェルネイルは除光液では落ちない
クリアジェルネイルの落とし方についてです。
結論から言えばクリアジェルは除光液では落ちません。
落とす場合はほかのジェルネイルと同じように
専用のジェルリムーバーで落とす、というのが一般的です。
ネイルサロンではジェルネイル専用のオフ剤を使って落としていきます。
クリアジェルの落とし方はジェルネイルと同じ。
落とし方をざっくり説明すると
- 最初に表面をファイルで削ります。
- 小さめのコットンにジェルオフ剤を付け爪の上に載せます。
- 指先全体をアルミでしっかり覆い10分程度待ちます。
- クリアジェルが柔らかくなったらウッドスティックなどで優しく取り除きます。
という感じです。
クリアジェルの落とし方で際に注意すること。
それは【無理やりはがさない】という事です。
特にクリアジェルネイルがまだ柔らかくなっていない場合。
この場合無理やりはがすと爪までもっていかれてしまいます。
この場合【再度アルミ】をまき、5分ほど待って様子を見ながらちょっとずつはがしてきます。
特に最近のトップコートはジェルオフ剤でも柔らかくならない【ハードタイプ】が多いです。
ネイルサロンでもトップ部分のクリアジェルネイルは完全にマシンで削ります。
さらにカラージェルの部分もかなりの部分を削ります。(クリアジェルと一緒に爪を削ってしまわないよう細心の注意を払います)。
逆にこれぐらい削らないと短時間でキレイにクリアジェルを落とすことが出来ないからです。
そのぐらい今のジェルネイルは落ちにくくなっています。
私も最初はわからず【なんで落ちないんだろう?もしかしてハードジェル?】と思ったこともしばしば。
クリアジェルネイルを落とす際には【丁寧にゆっくり】落としていきましょう。
クリアジェルネイルのみは浮きやすい?
クリアジェルのみのネイルって浮きやすいでしょうか?
結論から言うとクリアジェルのみでも【特別浮きやすい】ということはないです。
浮きやすいケースとしてよく言われているのは【ラメグラデーション】や【フレンチ】など爪根元の部分。
実はクリアジェルネイルに限らず爪の根元は特にジェルが浮きやすい部分。
原因は【爪にくっついているルースキューティクル】。簡単に言うと爪の薄皮のことです。
ネイルサロンではこの薄皮をキレイにするのですが実はこれが難しい!
私のサロンではプレパレーションといってクリアジェルネイルを塗る前の爪の準備に30分以上かけて丁寧に行います。
ここまでお手入れしないとクリアジェルのみでも浮きやすくなってしまうんです。
また甘皮周りにクリアジェルがついてしまっているケースも剥がれの原因に。
ライトに入れて硬化する前には
甘皮周りにジェルがついていないか?
指周りについていないか?
をしっかりチェック。
逆にしっかりお手入れをすればクリアジェルのみでもがっちり爪にくっついてくれるので浮きやすいということはないです。
ネイルサロンでも簡単に甘皮ケアが出来る器具がどんどん発売されてきていてるので一度ネイルサロンでやってもらってみてはいかがでしょうか?
クリアジェルネイルの上に塗ったマニキュアはアセトンフリー除光液で落とす
クリアジェルの上にマニキュアを塗って休日だけのネイルを楽しむという人も多いです。
その場合の注意点として
アセトンが入っていない【ノンアセトン】【アセトンフリー】除光液を使う
ということが大切です。
クリアジェルはアセトンに弱くアセトン入りの除光液を使うことでクリアジェルが柔らかくなってしまい取れてしまうことがあるからです。
ちなみに私の経験上マニキュアはエタノールでも取ることが出来ます。
身近にノンアセトン除光液がない場合はエタノールを使うという方法もあります。
コラムその2:クリアジェルの注意点
次にクリアジェルでよくある注意点についてご紹介します
クリアジェルとトップジェルの違いに注意
クリアジェルとトップジェルの違い、についてです。
ものすごくわかりやすく言えば
- クリアジェル→色のついていない透明のジェル全般(ベースジェル・トップジェル・アート用ジェルなど)
- トップジェル→最後の仕上げに使用するコーティング用ジェル。
となっています。
同じ透明なジェルといっても、
ベースジェルのように下地として使うジェルもあれば
アートをする際に使う透明なジェル(ミキシングジェル)
そして仕上げのコーティング用ジェル(トップジェル)
など用途別に分かれている、というのが実際です。
もし【クリアジェルネイル】と書かれたジェルを見つけても用途別に使い分けることが大切です。
クリアジェルとベースジェルの違いに注意
クリアジェルとトップジェルの違いについてご説明しましたが同じようにクリアジェルとベースジェルの使い分けにも注意が必要です。
というのもよくあるのが【ベースジェル・トップジェルとして使えるクリアジェル】があるのでクリアジェルが1つあればいいんじゃないの?と思うかもしれません。
確かに万能クリアジェル1個あればよさそうですよね・・・
しかし多くのネイルサロンでは万能クリアジェルを使いまわしているプロネイリストはいません(と私は断言します・・・)
ネイリストの場合は
同じクリアジェルでもテクスチャー(ジェルの固さ)やそのジェルの特性で使い分けるからです。
私の場合はトップジェルの場合はセミハードジェルを使ったり、ベースジェルの場合は密着の良いジェル(パラジェル)を使いますので
やはり万能クリアジェル1個あればいい・・・
というわけではなさそうです。
ジェルネイルに慣れてきたら用途別に使い分けると仕上がりや持ちも違ってきますので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
クリアジェル拭き取りの注意点とは?
クリアジェルネイルのふき取りの注意点についてご紹介します。
仕上げのトップコートを塗って硬化したネイルには【表面に未硬化ジェルが残っています】です。
そのままだと未硬化ジェルが残っていてべたべたするし曇ってしまいます。私も一度泣いたことあります。
そこで
コットン
エタノール
を使って未硬化ジェルをふき取ります。
ふき取る場合は以下のことに注意しながら行います。
・エタノールなどのふき取り溶剤を使う
・完全に硬化したのちにふき取る
・未硬化ジェルをふき取った面ではふき取らない
ふき取った後クリアジェルがツヤツヤしていれば成功です。
もし表面のべたつきがなくなっているのにツヤツヤしていない場合は再度トップコートを塗ってライトで硬化。
クリアジェルネイルの輝きが復活します。
ちなみにクリアジェルネイルのベタベタがどうしても嫌という場合はノンワイプのクリアジェルを使うという方法があります。
ノンワイプとは【未硬化が出ない】タイプのクリアジェルのこと。
多くはトップコートで使われています。
ただしこの場合先ほども話したようにクリアジェルの硬化熱がすごいのでライトに入れているうちに【熱い!】となってしまう事も。
出来るだけ厚塗りしすぎないのがお勧めです。
ネイルサロンでもノンワイプのクリアジェルを使っているお店もありますけど私は使ってません。
お客さんに熱い思いをさせるのは嫌ですからね・・・
ネイルアートのサンプルを作るときなんかにノンワイプのクリアジェルは重宝します。
コラム3:私が考えるクリアジェルとカラージェルを混ぜるときの注意点は?
1.クリアジェルを混ぜたらそのまま放置しない。
注意点1つ目は、
クリアジェルネイルを混ぜたジェルを長時間放置しない
ということです。
クリアジェルネイルとカラージェルを混ぜるときはたいていパレットで作りますよね。
そのまま長時間放置するとジェルは光に当たれば多少固まりますしゴミも入るからです。
もし大量に色を作ってしまった場合は専用の密閉容器(コンテナ)に入れ早め暗所で保存しておきます。
2.最初はクリアジェルを少量にして色を作る
注意点2つ目は、最初は少量のクリアジェルネイルで試してみる
最初はつまようじの先ぐらいの少量で色を調合します。
色がOKならば、10本の爪よりもちょっと多めの量の色のカラージェルとクリアジェルを混ぜます。
こうするとクリアジェルを無駄遣いしなくて済みます。
じつは私もこの方法に気づく前はも何度も失敗しました涙。
多めのカラージェルをパレットに取ると薄めるのにこれまた大量のクリアジェルネイルが必要になるんです。
気づくと大量のクリアジェルネイルを消費することに(涙)。
カラージェルは決して安くはないのでできるだけ必要な分だけ使うようにしたいものです。
3.クリアジェルネイルとカラージェルは同じブランドで
3つ目に、クリアジェルネイルとカラージェルは同じブランドでそろえるのが基本です。
ブランドごとに硬化時間やライトの波長が違うので混ぜちゃうとしっかり固まらなかったりする可能性があるからです。
これはクリアジェルネイルでも同じ。
私の場合はカラージェルと混ぜるクリアジェルネイルは同じブランドでそろえています。
とはいえ実際ネイルサロンでは同じブランドでそろえてない場合も多いんじゃないかと思います。
私のネイルサロンの場合はネイリストがブランドごとの相性を自分の爪で実験してみてから使ってますからその点は大丈夫。
相性の悪いブランドもあれば相性のいいブランドもありますのでお客様に使う場合には一度自分の爪で試してみることをお勧めします。
クリアジェルにほかのカラージェルを混ぜると違う色が作れちゃいます♪
例えば白などのように濃い色のカラージェルとクリアジェルを混ぜることで透明感のある色を作ることが出来ます。
さらにパステルカラーにクリアジェルを混ぜるとナチュラルな色合いを作ることが出来ます。
特にグラデーションネイルをする際にはクリアジェルは必須。
ネイルサロンではこんな風に1つのカラージェルにクリアジェルを混ぜて色々な色を作ります。
さらに白や黒、クリアジェルの割合で色のニュアンスは無限に広がります。
そのため私がネイルサロンで使う色は濃い色が多いです。
プロ用は最初からクリアジェルを混ぜて使うことを想定した色が多いんですね!
とはいえ流行りのジェルの色には【どうやって作ったんだろう】という微妙なニュアンスカラーもありますのでつい買っちゃうんですけど(汗)。
こんな風に1つの色でクリアジェルを入れていろいろな色合いを楽しむのもお得だと思います♪
クリアジェルネイルを混ぜて使うときにはジェルの無駄遣いを減らすために【最初は少量のジェルで作る】ようにするのがコツ。
特に私の場合は高価なカラージェルを無駄にしたくない!という思いから、パレットには
クリアジェルをまず先に少量出してそれからカラージェルと混ぜるようにしています。
この方法だと、カラージェルの大量無駄遣いを防ぐことが出来るからです。
最初にカラージェルを大量に出してしまうとクリアジェルネイルも大量に使うことになり結局無駄なジェルを使うことに・・・
クリアジェルネイルを上手に使うことで無駄なくネイルをすることが出来ます。
クリアジェルの量を調節してプロ級グラデーションネイルを
そんなクリアジェルネイルを使ったグラデーションネイルは私のネイルサロンでも人気のアートの一つです。
そんなグラデーションを綺麗に仕上げるのに必要不可欠なのが【クリアジェルネイル】です。
グラデーションアートが難しい理由の一つが色をキレイにぼかすという技術が難しい!という点。私も何度失敗したことか・・・
しかしクリアジェルネイルの量を多めにすることで簡単に(といっても練習は必要ですが)グラデーションを仕上げることが出来ます。
ポイントは。
1.カラージェルとクリアを混ぜるときにクリアを多めに混ぜる。
2.パステルカラーや濃い色の場合にはクリアをさらに増やして混ぜる。
3.クリアジェルの固さはジェルネイルと同じものを使う。
具体的にはクリアジェルの割合は
ジェル:クリア=1:2~4
ぐらいです。
ラメや色の薄いジェルの場合はクリアジェルネイルも少なくても大丈夫。
元々色がうすいのでグラデーションを作りやすいからです。
特に気を付けたいのが
パステルカラー系
白
黒
ボルドー
などの色。
これはプロでも難しいです。
この場合はクリアジェルネイルを多めに入れて塗っていきます。
ぼかしが結構難しくなるのでラメなどを散らしてグラデーションを自然にするというのも一つの方法です。
クリアジェルネイルを上手に使うと
ネイルアートもキレイに仕上がりますので是非やってみてくださいね。
固めのクリアジェルは凹凸のあるアート向き
ここ数年、ニュアンスネイルの影響で【凹凸のあるネイルアート】が人気です。
凹凸ネイルに欠かせないのがクリアジェルなのですがここで大切なのがテクスチャー。
ネイルサロンでは固めのテクスチャーのクリアジェルネイルを良く使います。
多くの場合
1.硬めのクリアジェル(スカルプティングジェルなど)を使う場合と
2.硬めのトップジェル(ハードジェルなど)を使う場合
の2パターンがあります。
1と2の違いは
【最後にトップジェルでコーティングするかどうか】です。
1のジェルネイルの場合最後にトップジェルで
コーティングする必要があります。
2の場合ですと一度爪の上にトップジェルを塗って硬化した後に
固めのトップジェルやハードジェルで凹凸のあるネイルアートをしていきます。
私のお勧めは2のやり方。
この方が凹凸が際立った凹凸ネイルが簡単に作ることが出来るからです。
この時、凹凸をするクリアジェルは必ず【トップジェル】など仕上げにも使えるジェルを使います。
逆に流れやすい柔らかめクリアジェルネイルを使うとネイルアートがすぐに崩れてしまうのが要注意。
そのため私のネイルサロンの場合、粘度の違うクリアジェルネイルをいくつも用意してあります。
プロはクリアジェルネイルを細かく使い分けている
ネイルサロンではクリアジェルネイルを細かく使い分るのが一般的です。
なぜか?
その方が綺麗に仕上がるからです。
地爪に直接塗るベースジェルや仕上げに使うトップジェルはもちろん、ネイルサロンではネイルアートにもクリアジェルネイルを使うことがあります。
クリアジェルを使うことで
細い線が描ける(細い線を引く前にクリアジェルネイルを塗るとよい)
マーブルネイルの際に一層塗るだけで奥行きのあるアートが出来る
カラージェルとクリアジェルネイルを混ぜることできれいなグラデーションが出来る
といったことが出来るようになります。
なんか難しそうだなぁ・・・と思ったかもしれません。
最初からこんなに細かく使い分ける必要はないです。
以下では最低限抑えておきたいクリアジェル選び方についてご紹介していきます。
コラム4:クリアジェルネイルをセルフで楽しむためのコツ
クリアジェルネイルまずはベース&トップをそろえる
最低限そろえておきたいクリアジェルネイルは
ベースジェル
トップジェル
この2つです。
この二つがあれば大体ジェルは出来ます。
逆にこの2つのうちどちらかが欠けてもジェルはうまくいかないです。
じゃあ、クリアジェルネイルを仕上げるときも
ベースを塗る
トップを塗る
これでできちゃいます。
さらにこの2つを買っておくことでクリアジェルネイルの用途は大体補うことが出来ます。
例えばこんな感じ。
- カラージェルと混ぜる場合・・・カラージェルと粘度の近い方のジェルを混ぜる。
- ストーンを付ける場合・・・トップジェルを(固めのジェルのほうが流れにくい)糊代わりに使う
- 凹凸のあるネイルアートをする場合・・・硬いトップジェルを使う
というようにベースジェルかトップジェルを代わりにクリアジェルネイルとして使います。
また費用を節約したいならベース・トップが兼用できる2wayジェルを使うという方法もアリです。
最初はいろいろ購入しなければならないのでこういう風にベースとトップをうまく使うと初期費用が安く抑えられます。
クリアジェルネイルの種類が多いワケ
先ほど説明しましたがクリアジェルネイルの種類って少なくても5種類以上はあります。
なぜこれほどまでにクリアジェルネイルの種類が多いのでしょうか?
私が考える理由は【ネイルサロンの用途に合わせてクリアジェルネイルの種類が増えた】からです。
例えば同じクリアジェルネイルのトップジェルといっても使う場面で硬い方がよければいい場合もあれば柔らかい方が良い場合もあります。
さらにグラデーションネイルをする場合は同じクリアジェルでもミキシングジェルを使った方がいい場合もあります。
こんな風にネイルアートや使う場面によって様々な種類のクリアジェルを使い分けているというのがネイルサロンの現実です。
特に最近ではネイルアートの流行と共にクリアジェルの種類も増えました。
クリアジェルのボトルタイプやコンテナタイプのほかにチューブタイプのものもあります。
このようにクリアジェルネイルの種類は様々あります。
もし【どのクリアジェルを選んだらいいかわからない】という場合は
【硬さ】で選ぶのがわかりやすいです。
まとめ
今回はクリアジェルネイルについて紹介しました。参考にしていただけると嬉しいです。