ジェルネイルとマニキュアの違いって何でしょうか?知らずにネイルサロンに行くと、ちょっと焦ってしまうことも。実は私のネイルサロンでもよく聞かれます。そこでジェルネイルとマニキュアのわかりやすい違いについてプロネイリストがまとめました。
ジェルネイルとマニキュアの違いって何?
ジェルネイルは【プラスチック】マニキュアは【ペンキ】
ジェルネイルとマニキュア(ポリッシュ)の違いって何でしょうか?
違いをものすごくわかりやすく言うと
- ジェルネイルとは【爪にがっちりくっついたプラスチック】
- ポリッシュは【爪に塗るペンキ】です。
ジェルネイルは爪にがっちりくっついたプラスチックなので耐久性が高く約3週間~1か月程度のモチです。
またライトに入れるとすぐに固まるので乾かす時間が必要ないです。
以上の理由もあり今ネイルサロンで最も人気なのがこのジェルネイルです。
一方でポリッシュはいわば【爪に塗るペンキ】。
もともと車の塗料から出来たものですので当然耐久性も弱く乾くまでに時間がかかります。
ジェルネイルとマニキュアの乾かし方の違い
両者の違いの一つに乾かし方の違いがあります。
ジェルネイル・・・専用ライトに入れると30秒ぐらいでカチカチに固まる
マニキュア・・・塗ってから乾かす(所要時間30分ぐらい)
これだけみてもジェルネイルがいかに早く乾くかがわかります。
これが現代の忙しい女性にジェルネイルが人気の理由の一つ。
そして今ではライトに入れると10秒ぐらいで固まるジェルネイルもあるほどです。
一方でマニキュアの場合は揮発することで固まるのが特徴。
そのため塗ってから30分以上たたなければ固まりません。
乾かす前にどこかにぶつけてしまったりしてヨレることがよくあります。
とはいえ実はマニキュアの乾かす時間も年々短くなっているイメージです。
この【乾かす時間の違い】というのが両者の大きな違いの一つです。
ジェルネイルとマニキュアの持ちの違いは?
さらにジェルネイルとマニキュアの持ちの違いはかなり大きいです。
- ジェルネイルの持ち・・・約1か月
- マニキュアの持ち・・・約1週間
こう考えるとジェルネイルの方が断然いいな!って思いますよね。
しかし筆者のネイルサロンではジェルネイルと同じぐらいマニキュアも人気があります。
その人気の理由は何でしょうか?
次にご紹介しましょう♪
ジェルネイルとマニキュアの落とし方の違い
マニキュアよりもはるかに長く持つジェルネイル。
しかし筆者のネイルサロンではマニキュアもかなりの人気。
その理由は【マニキュアは自分で簡単に落とせるから】です。
ジェルネイルとマニキュアの落とし方の違いをご紹介すると
- マニキュア・・・除光液で落とす事が出来る(所要時間約10分程度)
- ジェルネイル・・・表面を削り専用のリムーバーにつけてから落とす(所要時間約30分)
マニキュアの場合にはコンビニなどで売っている除光液でささっと落とす事が可能です。
一方で、ジェルネイルの場合専用のリムーバーを使って時間をかけて落とします。
プロのネイリストでもジェルネイルを落とすのに30分以上はかかる正直面倒な作業。
さらにジェルネイルの場合落とす時に爪が一番痛みやすいので結構気を使う作業でもあります。
というワケで何かあった時のためにあえて【マニキュアを選ぶ】という人もすくなくないです。
とはいえ持ち自体はジェルネイルのほうがはるかに長いのでネイルサロン業界全体としては9割がジェルネイルという印象です。
ジェルネイルを始める前に知っておきたいマニキュアとの違い
ジェルネイルとマニキュアどちらが爪に負担がかかる?
ジェルネイルとマニキュアってどちらが爪に負担がかかるでしょうか?
結論から言えば
- フィルイン一層残しをすればジェルネイルも爪を痛めず楽しめる
- ジェルオフを上手にすれば爪をそれほど痛めずジェルネイルを楽しめる
- マニキュアの方が爪の傷み具合からして一番小さい
ジェルネイルの場合オフで一番爪が痛みます。
【爪の表面が微妙に剥がれる】に加えて【ジェルオフで爪が乾燥する】からです。
ただし、ジェルネイル1回当たりのダメージはマニキュアよりも大きいですが月に1回程度付け替えならば、上手にジェルオフすればそれ程痛みは気になりません。
さらに今ネイルサロンで広まりつつある【ジェルネイル一層残し】とい技術を使うという方法もあります。
これはジェルネイルをオフせず表面だけ削り、その上に新しいジェルネイルを塗るという方法。
爪に負担がかかるジェルオフをしないので爪に負担を掛けずジェルネイルを楽しむことが出来ます。
次にマニキュアですがこれは【除光液による爪の乾燥】が挙げられます。
しかしこれはジェルネイルと比べると軽い。爪がちょっと乾燥する程度です
しかし注意したいのが【頻繁に行うと大きいダメージになる】ということ。
特にマニキュアはもちが短いので頻繁に塗り替えすることで爪が割れたりすることも。
私のネイルサロンではマニキュアの付け替えは最低でも1週間以上開けるようにお願いしています。
ジェルとマニキュアで爪の傷み具合に違いはあるの?
ジェルネイルは今ネイルの中でも一番人気のアイテム。
しかしマニキュアと比べて爪が痛みやすい、というのが欠点です。
両者の爪に対する違いを見ると以下の通り。
- ジェルネイルを続けると爪が割れやすくなる傾向がある。
- マニキュアは除光液によって爪を乾燥させるがジェルネイルほどではない。
ということです。
ジェルネイルは爪にがっちりくっついている分落とす際に爪に負担がかかることが多いです。
特に負担がかかりやすいのが【爪先】。
しかし爪先は数週間すると伸びて切ってしまいますのでジェルネイルで永遠に爪が傷み続けるというワケではないです。
私のネイルサロンではこの両者の違いを説明しお客様のライフスタイルに合ったネイルをご提案しています。
たいていの場合
- 自分でネイルを落としたい人・・・マニキュア
- 約1か月キレイにネイルを保ちたい人・・・ジェルネイル
をお勧めしています。
ちなみに両者の長所&欠点を詳しく知りたい方はこちらにまとめていますので是非ご覧ください↓
ジェルネイルとマニキュアの長所&欠点まとめ
ジェルネイルとマニキュア塗り替え周期の違いとは?
ネイルを続けるなら【マニキュアの方が断然爪に優しい】です。
【じゃあ爪に優しいマニキュアにしよっかな~!】と思ったかもしれません。
マニキュアの頻繁な塗り替えは要注意。
いくらマニキュアが爪に優しくても除光液の使い過ぎは爪を傷めます。
爪を傷めると爪が白っぽくなってツヤがなくなったり割れやすくなったりと爪がボロボロになるケースも。
こうならないためにもマニキュアの塗り替えをやり過ぎないことが大切。
マニキュアは1週間~10日程度で塗りかえをするのがおススメです。
ジェルネイルとマニキュア難易度の違いは?
ジェルネイルとマニキュア難易度が高いのはどっちでしょうか?
まず色別でみると【赤】のように色ムラがわかりにくい色の場合はどちらも同じです。
次に【ベージュ】や【白パール】のように色ムラがすぐに目立ってしまう色の場合難易度が高いのは【マニキュア】です。
理由は【やり直し】ができないため。
ジェルネイルの場合だとライトに入れるまで何度も塗りなおしできます。
一方マニキュアは塗った瞬間にすぐに乾いてしまいます。
ジェルネイルのように修正が聞かないのが難しい所です。
さらにネイルアートの場合ですがこれはマニキュアのほうが難易度が高いです。
特にフレンチネイルとなると特に難しいです。
実際ネイルの大会でもマニキュアのフレンチネイルがあるぐらいです。
ジェルネイルに比べてマニキュアのネイルアートのが難易度が高いことがわかると思います。
最後にネイルサロンの難易度で見てみます。
ネイルサロンで見るとジェルネイルのほうが総合して難易度は高いです。
ジェルネイルの場合はオフやアートなど工程がものすごく多く時間がかかるからです。
逆にマニキュアは一発勝負の難しさはありますが単色塗がほとんど。
もしネイルサロンを開業したい場合はジェルネイルだけでなく、マニキュアも一緒に始めてみるという手もあります。
ジェルネイルとマニキュアお金がかかるのは?
セルフでやるならジェルネイルの方がお金がかかります。
理由は簡単で【そろえるアイテムがジェルの方が沢山ある】からです。
少しでも安く済ませるためには100円ショップなどで道具をそろえるのがおススメです。
ネイルサロンでのジェルネイルとマニキュアの違い
ジェルネイルとマニキュア料金の違い。
ネイルサロンだとジェルネイルのほうが価格設定が高めなのが一般的です。
相場を比べると
- ジェルネイル・・・6000円~15000円ぐらい(ネイルアートを入れると高価格帯になる)
- マニキュア・・・3000円ぐらい(ネイルケア込み)
(※地域や時代によって前後します)
料金の一番の違いは【ジェルネイルの方が工程が多い】事が理由です。
工程が多く、時間がかあるためジェルネイルの方が料金が高くなってしまう傾向にあります。
ジェルネイルとマニキュアの所要時間の違いは?
ネイルの所要時間ってどれぐらいかかるでしょうか?
これはサロンのスタイルによって違ってきますが一般的には
- ジェルネイル・・・60分~120分程度(ジェルオフを入れて凝ったネイルアートをすると2時間以上かかることも)
- マニキュア・・・60分~90分程度
観てわかる通りマニキュアの方がかかる時間は圧倒的に少ないです。
なので手っ取り早く爪に色を塗りたければ【マニキュア】のほうがお勧めです。
ネイルサロンだとマニキュア塗るだけだったら両手で20分程度。
カウンセリングや支払いなどあるのでマニキュアの場合大体30分から40分ぐらいをみれば確実です。
しかしマニキュアを塗った後指を使えるようになるまで1時間以上かかるのがマニキュアのデメリット。
ジェルネイルと比べるとマニキュアは硬化するのに時間がかかるのでその分も考慮する必要があります。
一方でジェルネイルの所要時間は約1~2時間程度。
ジェルオフ(落とす施術)があればさらに30分~40分ほどかかります。
ジェルネイルでもワンカラーであれば早ければ1時間程度で終了(ジェルオフがあればもう少しかかります)。
もしお急ぎの場合はネイルサロンに●●時までに帰りたい旨を伝えておくとスムーズです。
ジェルネイルのほうがマニキュアより「デザイン」のバリエーションが多い。
ジェルネイルは【デザインのバリエーション】がすごく多い。
無限にあります。
ジェルネイルって色同士を混ぜて新しい色ができちゃうのでマニキュアみたいな【おもろいテクスチャー】とかは追求しないのかもしれないです。
【私は色じゃなくてネイルのデザインを極めたいの!】という方はジェルネイルの方がおススメです。
個人的にはワンカラーでジェルネイルは正直もったいない気もします。
せっかくジェルネイルをするんだったらネイルアートを試してみてもいいんじゃないでしょうか?
ジェルネイルとマニキュアどっちがいい?
ジェルネイルとマニキュアの違いをご紹介しましたが
正直どちらがいいんでしょうか?
結論としてはその人によるというのが正直なところです。
とにかく自分で好きな時に落としたい人・・・マニキュア
出来るだけ長持ちさせて毎月ネイルをしたい人・・・ジェルネイル
これが基本です。
是非参考にしていただけると嬉しいです。
キレイなネイルでおしゃれをもっと楽しんじゃいましょう♪
ジェルネイルとマニキュアの違いに関する関連動画
ジェルとマニキュアの違いに関する関連動画をご紹介します。
動画1
ジェルネイルとマニキュアの違いをネイリストの観点から説明しています。
分かりやすい動画ですので是非ご覧ください↓
動画2
ジェルネイルの上からマニキュアを塗って併用できる?トップがジェルだとどうなるの?!検証した動画です。非常に興味深いので是非ご覧ください↓
まとめ
今回はジェルネイルとマニキュアの違いについて紹介しました。参考にしていただけると嬉しいです。ほかにもネイルに関する記事を書いていますのでもしよければお読みください。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました!是非楽しんでいただけると嬉しいです。