マニキュアをきれいに仕上げるにはトップコートの使い方が大切です。ここでは知っておくだけでネイルの仕上がりが綺麗になるコツや知っておきたい注意点。今回はプロネイリストがトップコートについてご紹介します
マニキュアのトップコートの注意点
トップコートはマニキュア塗った直後には塗らない。
トップコートはマニキュアの直後に塗るのはNGです。
ではマニキュア仕上げのトップコートってどれぐらい経ってから塗るのが正解なんでしょうか?
正解は「マニキュアを塗って数分後」。
この方法で塗るとマニキュアをヨレずに手早く仕上げることが出来るんです。
なんでマニキュアの後に数分おかなきゃいけないの?直後じゃダメ?
と思った人もいると思います。正直ダメです(笑)。
マニキュアの直後にトップコートを塗るとマニキュアがヨレちゃうので。
マニキュアの直後ってマニキュアの表面が乾いていない液体の状態。
ここにトップコートを塗るとマニキュアを混ざっちゃうんですね。
私も一度やってことがありますけど、透明のトップコートとマニキュアが混ざってマーブルみたいになってしまいました。
表面も凹凸しちゃって正直残念な仕上がりに。
マニキュアを塗って数分経つと表面がちょっとだけ固まるんです。この上にトップコートをそっと塗っていきます。
これが大切。
ちなみに両手交互に塗る時には乾かす必要ないです。一方の手にマニキュア塗っているうちにもう一方の手マニキュアは乾いちゃうので。
片手ずつ塗る際にはマニキュアを塗ってから数分待ってトップコートを。ツヤツヤのマニキュアに仕上げることが出来ます。
トップコートはマニキュアが完全に乾くのを待つ必要はない。
よくあるのがマニキュアが完全に乾いてからトップコートを塗るというパターン。
私もネイル業界に入る前はそうやってました(笑。
だってトップコートにマニキュアついちゃうんだもん。
マニキュア塗ってから数分たつと表面はちょっとだけ乾いてくるのでトップコートを塗っても大丈夫です。
コツはトップコートはふわっと塗るということ。力を入れて塗るとせっかく塗ったマニキュアが凹んじゃいますからね。
目安としてはマニキュアを塗ってから1~3分ぐらいでトップコートを塗る。
片手ずつ塗る際にはマニキュアを塗ってから数分待ってトップコートを。
マニキュアを少しでも早く乾かしたい!ならこちらをご覧ください↓
マニキュアを早く乾かす7つの方法
マニキュアのトップコートは湿気と温度で曇ってしまうことも
マニキュアは湿気×温度で曇ってしまうことがあります。
特にご自宅ですとマニキュアを冷蔵庫に入れるケースって言うのもあると思います。
湿気の多い日に冷蔵庫から取り出してマニキュアを塗ると曇ってしまうのかもしれません(私はまだ経験ありませんが)。
マニキュアが曇ってしまった場合には焦らず10分ほど様子を見ます。
単に湿気で曇ってしまった場合は気温の上昇とともに曇りが消える場合もあります。
マニキュア自体も厚い温度にはそれほど強くはないらしく
「湿気の多い日に使うと気泡ができる場合もあります」と注意書きがあるトップコートもあります。
マニキュアは「湿気」と「気温」に左右されます。
湿気の多い日に温度差があったりするとトップコート曇ってしまうこともあります。
なので湿気の多い日は曇ってしまっても焦らず待ちましょう。
少し乾いたら上からもう一度薄くトップコートを塗るときれいに仕上がります。
マニキュアのトップコートは必要?
マニキュアにトップコートっているんでしょうか?
結論から言えばマニキュアにトップコートは必須です。
なぜマニキュアにトップコートがいるかといえば以下のような理由があります。
- マニキュアだけだとツヤツヤにならないから
- マニキュアだけだと乾きにくいから
- マニキュアだけだとすぐに剥がれちゃうから
以上の理由からマニキュアにトップコートはいるんです。
私のネイルサロンでも仕上げは必ずトップコートを使います。
マニキュアを塗った直後はツヤツヤに見えますが、トップコートを塗らないとあっという間に輝きは失われてしまいます。
いわゆる仕上げ剤を塗ることでいつものネイルがプロのような仕上がりに。
たかがトップコートですが、是非やってみてくださいね。
確かにトップコート買うのってちょっとお金がかかるので・・・と敬遠してしまう人もいると思います。
実はネイル自体はこのトップコートの出来で決まる、と言っても過言ではありません。
ネイリストも最初のころは艶々に仕上げるためにひたすら塗る練習をするぐらいです。
ふわっと塗るのって実はすごく難しいんです。
でもトップコートをきれいに塗れると本当にツヤツヤのジェルみたいな仕上がりになるんです。
ぜひトップコートを上手に使ってプロ級のネイルを楽しんじゃいましょう♪
それでは次に注意点についてご紹介します。
トップコートはネイルサロンでどうやって使ってる?
ネイルサロンでマニキュアを塗る場合必ず最後にトップコートを塗ります。
さらにネイリストが受けるネイリスト検定でも試験官はマニキュアだけじゃなくてトップコートまでも塗ったかどうか必ずチェックします。
とはいえ最近ではマットタイプのトップコートが発売されているのでチェックするのが大変なのだそうですが・・・
ちなみにトップコートと言ってもブランドによって質感や仕上がりなどは色々あります。
タイプが違っても意味するところは殆ど同じです。
とにかく早く乾かしたいのであれば【速乾性トップコート】がおススメです。
速乾タイプはどろっとしているものが多いのでその分素早く塗らないとマニキュア自体が凹凸してしまうのが難点です。
速乾性よりも【薄付き】にこだわるならさらっとしたタイプのマニキュアトップコートを。
ただしラメやホログラムなどのパーツを埋め込む際は凹凸があるので注意。見た目が凹凸してしまったり取れやすくなってしまうからです。
このような場合はとろっとした速乾タイプを使うかもしくはマニキュアトップコートを重ね塗りするのがおススメ。
ちなみに私はネイリストになる前にラメネイルをよくしていました。
しかしマニキュアトップコートを買うお金をケチって塗らないことも。
そういう時は必ず塗って1日ぐらいでマニキュアが次々と剥がれてしまってました
トップコートってやっぱり大切な意味があるんですね。
マニキュアを塗るなら必ずトップコートを。
マニキュアトップコートを塗ることでいつものマニキュアもワンランクアップの仕上がりになります。
ネイルサロンには超人気の超速乾マニキュアがある。
ネイルサロンには実は超速乾マニキュアがあります。
ここでは通常のマニキュアよりもはるかに早く乾く速乾マニキュアをご紹介します。
それがCNDから発売されているバイナラクスです。
OPIのインフィニットシャインが発売される前から発売していた速乾マニキュアの先駆者。
以前はCNDマニキュアというのが売られていたんですけど。
数年前に潮が引くようにCNDマニキュアのお店の在庫が激減。
あれ?と思っていたら次の年ぐらいの発売されたのがこのCNDバイナラクスなんです。
早く乾く一方で普通のマニキュアに比べてすごく持つ!という感じは個人的にはありませんでした。
正直日本のマニキュアって遅れていると思います。
もちろん巷にはいろいろなタイプのマニキュアが売られていますけどね。
マニキュア自体が速乾でジェルのように長持ちする。
そんなマニキュアを日本でも手に入ったらなぁ。
ジェルに頼らずもっと気軽にネイルを楽しめるのになぁと感じています。
今回ご紹介した速乾マニキュアはどれもカラーとトップを組み合わせて使うもの。
だから普通の速乾トップコートを塗った時よりも早く乾くし長持ちする。
日本ではこう言った速乾タイプのマニキュア自体が少ないですけど
実は海外では大手ネイルメーカーからいろいろなマニキュアが出てます。
例えばネイル界の重鎮essieだと2週間長持ちするマニキュアが発売されているようです。
JESSICAからも速乾&10日持つマニキュアが発売されてます。
こうやって見るとマニキュア=速乾がスタンダードになりつつあると感じてます。
トップコートを塗るとマニキュアがよれるのはなぜ?
マニキュアの後にトップコートを塗ったところマニキュアがよれてしまった。というもの。
これはマニキュアが乾いていないうちにトップコートを塗ることでマニキュアと混ざってしまいます。
その結果【よれてしまった】ようにに見えることも。
ちなみにネイルサロンではマニキュアを10本すべて塗り終わった後にトップコートを塗ります。
最初のマニキュアを塗ってマニキュアを塗り終わるまで約5分から10分。
つまりマニキュアを塗ってから5分程度放置して乾かしていることになります。
こうすることでマニキュアの表面が乾き被膜が出来るのでトップコートを塗ってもマニキュアがよれたりしません。
一方でアクリル絵の具を使った場合も要注意です。
アクリル絵の具は乾くとカチカチになりますが乾く前だとトップコートで引きずってしまいます。
これもく単純にアクリル絵の具がしっかり乾いていないから。表面がしっかり乾くと曇った感じになります。
その時間およそ5分程度。
表面が乾いた感じになったら力を入れずふわっとトップコートを塗ります。
ちなみにアクリル絵の具は水性ですが、乾くとカチカチになるのが特徴です。
そのためネイルサロンでも【フラットアート】と言ってネイルに絵を描くのに使うこともよくあります。
水と混ぜると水彩画のような透明感のあるアートも書けますのでジェルネイルの上からも描く、というテクニックもあるぐらいです。
アクリルでアートをした後にトップコートを塗る際は、力を入れずに塗るのがコツ。
ふわっと塗ることできれいなネイルに仕上がります。
トップコートと爪のケア
爪にトップコートは塗っておくほうがメリットが多い。
良く「トップコートを塗っておくのって爪に悪いんでしょうか?」とよく聞かれます
結論から言うと「爪に悪いわけではない」です。
でも「100%良い!」とも言えません。
デメリットもありますから。
でもトップコートを自爪に塗っておくとメリットの方がはるかに多いんです。
だから私がどんなに時間がなくてもトップコートだけでも爪に塗っておくのはこのわけなんです。
ではトップコートを自爪に塗っておくメリットをご紹介します。
- 爪が折れにくくなる
- 清潔感のある爪になる
- 爪がキレイになる
- 爪にツヤが出る
- ネイルが落ちにくくなる
- 逆にデメリットというと
- 除光液を使う事で爪が乾燥する
- 塗るのがめんどくさい
除光液はトップコートの直接のデメリットじゃないので「塗るのがめんどくさい」これぐらいですね。
ベースコート&トップコート兼用になっているものを使うという方法もあります。
これだったらアイテムそろえる手間がないからいいかもしれないです。
ぜひ気になる方はお試しください♪
マニキュアに関する関連動画
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トップコートの関連動画をご紹介します。トップコートの気泡が出来る原因をサクッとまとめました↓
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マニキュアをきれいに塗るやり方を紹介する関連動画です。マニキュアで有名なDiorを使ったネイルです。見ているだけでもうっとりしますので是非ご覧ください↓
マニキュアのトップコートのコラム
マニキュアを早く落とす方法をマスターすれば爪は乾燥させずに済む。
マニキュアを落とした際に爪が白くなるのはなぜでしょうか?
マニキュアを落とす際の除光液が爪を乾燥させてしまうからです。
とはいえ除光液がなくてはマニキュアを落とすことが出来ません。
よく【爪に負担がないマイルドタイプの除光液を使ってます】という人がいます。
もちろん爪にはいいんでしょけどマニキュアが落とし切れていないケースも。
マニキュアをきちんと落とさず放置しとくと色素沈着といって爪が黄色くなってしまうこともあるんです。
実はネイルサロンでマニキュアを落としても爪が白くなったなぁ・・・という事は少ないです。
理由は除光液に爪が触れる時間を出来るだけ短くしているから。
爪に除光液が触れている時間が長ければ長いほど爪の潤いは奪われてしまいます。
慣れてくると両手で5分もかからずに落とします。
なので除光液で爪を乾燥させたくない!
という方はマニキュアを早く落とす方法をマスターするというやり方もおススメです。