未硬化ジェルとは爪の上に残ったジェルのことです。これをきちんと拭きとらないとトラブルのもとになることもあります。今回は未硬化ジェルや正しい拭き取り方、注意点についてプロネイリストがお答えします。
未硬化ジェルってそもそも何?
未硬化ジェルとは?
未硬化ジェルは【ライトでジェルネイルを固めた後に表面に残るジェル】のことです。
硬化せず、べたべたしているのが【未硬化ジェル】
ジェルネイルは元々水あめのようにドロドロしています。
そこにジェルライトを当てると固まるのですが一部硬化せずに残ってしまいます。
そのままジェルが余ってしまって、水あめ状のまま残ってしまう、というわけなのです。
硬化したジェルはカチカチですが、未硬化なのでベタベタしています。
当然皮膚についてそのままにしておくとアレルギーの原因になることもありますのでお肌に触れないように注意しましょう。
未硬化ジェルの役割とは?
未硬化ジェルは
ベース
カラージェル
トップジェル(未硬化でないタイプもある)
などジェルと名のつくものにはたいていあります。なぜでしょうか?
それは未硬化ジェルがあることで
次に塗るジェルとの接着が良くなる
硬化熱を抑える効果がある
といったようにジェルネイルを施術するうえでのメリットがあるからです。
未硬化ジェルのべたべたがあることで次に塗る(カラージェルとかトップジェルとか)ジェルとのなじみが良くなります。
実際ツルツルの面に塗るよりもベタベタした面に塗る方がジェルが塗りやすいですしね。
さらに反応を一部抑えて硬化熱を軽減させる効果もあるといわれています。
このように未硬化ジェルは施術するうえで便利な存在でもあるんです。
こちらもどうぞ→未硬化ジェルがうまくふき取れない原因とは?
未硬化ジェルの拭き取りに関する疑問
未硬化ジェルって拭き取るの?
未硬化ジェルって拭き取るものなのでしょうか?
結論から言えば【最後だけふき取る】これが正解です。つまり流れで言えば
ベースジェル後→拭き取らない
カラージェル後→拭き取らない
トップジェル後→拭き取る
こんな感じになっています。
先ほどお話したように、次にジェルを塗る場合、ジェルとのなじみが良くなるので未硬化ジェルはそのままにしておきます。
仕上げのトップジェルを塗った後、未硬化ジェルを拭きとります。
未硬化ジェルってどうやって拭き取るの?
未硬化ジェルってどうやって拭き取るものなのでしょうか?
未硬化ジェルは専用のジェルクリーナーを使ってふき取ります。
ワイプやコットンにジェルクリーナーをしみこませ1本一本丁寧にふき取ります。
この時未硬化が残っているとジェルが曇ってしまったり、皮膚についたジェルでお肌がかゆくなってしまう事も。
しっかりふき取ることが大切です。
未硬化ジェル拭き取り方はこちら→未硬化ジェルの正しいふき取り方
未硬化ジェルを拭きとっても曇ってしまうのはなぜ?
未硬化ジェルをしっかりふき取ってしまってもジェルネイルが曇ってしまう事があります。
もちろん未硬化ジェルがしっかりふき取れていないことが原因の場合もありますがそれ以外の理由の場合も。
もしいくら未硬化ジェルを拭きとっても
ジェルが曇ってしまう
ジェルが柔らかい
といった場合には、他の原因を当たってみましょう。
関連動画
未硬化ジェルに関する動画を紹介します。
動画1
未硬化ジェルとノンワイプジェルの違いについて解説した動画です。
分かりやすく説明していますので是非ご覧ください↓
動画2
ジェルネイルが固まらない原因と対処法を紹介した動画です。
硬化してもベタベタが残る解決法を開設していますので是非ご覧ください!
未硬化ジェル不要のトップコートを使って時短!
未硬化ジェル拭き取り不要のジェルもある!
未硬化ジェルがうまくふき取れない・・・そんな時は【未硬化が出ないジェル】を使ういう方法もあります。
ネイルサロンではノンワイプトップジェルと言って未硬化ジェルが出ないトップジェルを使うネイリストも結構います。
ベースジェル+カラージェル+ノンワイプトップジェルといった組み合わせで使うとネイルをする時間も短縮できます。
未硬化ジェルまとめ
未硬化ジェルについてまとめました。未硬化ジェルはジェルをスムーズに施術するには欠かせないものです。
しかし、手についたりするとジェルアレルギーの原因になることもあるのでトップジェルの後はしっかりふき取ることが大切。
さらに現在では未硬化ジェルの出ない【ノンワイプ】タイプのトップジェルもあるのでそちらを使うと時間短縮になります。
未硬化ジェルを使いこなして指先美人!ネイルライフを楽しんじゃいましょう♪