ネイルリムーバーとはネイルを落とす溶剤のことです。素早くネイルを落とすことができるのでネイルサロンでは必ず使うアイテム。一方で多くのリムーバーは爪を乾燥させる成分が入っています。今回はネイルリムーバーや爪をできるだけ傷めず使う方法についてプロネイリストがまとめました!
ネイルリムーバーとは?
ネイルリムーバーとはネイルを落す溶剤の事ネイルリムーバーとは?
ネイルリムーバーとはその名の通り【ネイルを落すアイテム】のことです。
日本語で言えば【除光液】や【ジェルオフリムーバー】です。
多くは液体タイプが主流ですが、あらかじめコットンに溶剤がしみこませてあるものも。
ネイルリムーバーを使う事でマニキュアをキレイに落とす事が出来ます。
ネイルリムーバーについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓
アセトンリムーバーのメリット&デメリットとは?
多くのネイルリムーバーにはアセトンが入っている
ほとんどのネイルリムーバーには“アセトン”という成分が含まれています。
アセトン (acetone) は有機溶媒として広く用いられる有機化合物で、もっとも単純な構造のケトンである。・・・両親媒性の無色の液体で、水、アルコール類、クロロホルム、エーテル類、ほとんどの油脂をよく溶かす。参照:wikipedia
このようにアセトンは、多くの溶剤をよく溶かす便利な液体。
反面、アセトンは脱脂力が強くネイルと一緒に爪や指先の肌の油分・水分まで取ってしまいます。
頻繁に使用することで爪が乾燥して割れやすくなったり、指先がガサガサになってしまう事も。
マニキュアはジェルネイルよりも爪を痛めにくいですがリムーバーを毎日のように使うのは控えたいものです。
ノンアセトンタイプのリムーバーも売られている
最近はアセトンが入っていないノンアセトンタイプのリムーバーも入ってきています。
ノンアセトンタイプのリムーバーについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓
ノンアセトンリムーバーの特長&使い分け方法まとめ
正しいネイルリムーバーの使い方とは?
ネイルリムーバー(除光液)を使ってマニキュアを落とす放生法をご紹介します。
用意するもの:コットン、除光液
使い方
1.コットンに除光液を付ける(500円玉ぐらいがベスト)
2.コットンの4つの角の一つを爪の上に置き、上から指で押さえる
3.10秒ぐらいするとマニキュアがなじむので、すっと滑らせるように落とす。
4.コットンの別の角で別の指を落とす
5.最後に新しいコットンに除光液を再度付け、もう一度すべての指を軽くなでる(残っているマニキュアを完全に落とす)
詳しはこちらでご紹介していますので是非ご覧ください↓
爪を痛めない上手なマニキュアの落とし方まとめ
ネイルはアセトン入りリムーバーで
アセトン=悪いというイメージを持っている方が多くいますが実際はアセトン入りのリムーバーの方が良い場合もあります。
それが【ラメ入りマニキュア】を落とす場合です。
ラメ入りは通常のネイルよりも粘着力が強くノンアセトンリムーバーやマイルドリムーバーでは時間がかかってしまいます。
落ちないからと何度も爪をこすっているうちに【結局爪が乾燥してしまう】という事も。
ネイルサロンでは【マイルド系で時間をかけて落とすよりも、強力なアセトンで短時間で落とす】という方が主流です。
筆者のネイルサロンでもラメネイルは通常の除光液よりもアセトン成分強めのネイルリムーバーで落とします。
もし爪を痛めたくない!という場合には通常のマニキュアは【マイルド系】リムーバーでラメネイルは【ラメ用除光液】で落とすのがベストです。
ジェルネイルには専用リムーバーを使う
ネイルリムーバーには、マニキュアが落とせるものとジェルネイル向けに作られたものがあります。
両者はアセトンが入っていますが、併用することは出来ません。
なのでマニキュア用のネイルリムーバーでは、ジェルネイルを落とすことは難しいです。
ジェルネイルを落とす場合はジェルネイル専用リムーバーを使います。
ちなみにジェルネイル用リムーバーは「ジェルリムーバー」などの名称で販売されています。
またジェルオフはマニキュアと違い必要なアイテムが多いので一度確認してから行いましょう。
ジェルオフで必要なアイテム一覧はこちらから確認できます↓
ジェルオフで必要なアイテム一覧まとめ
ネイルリムーバー使用時の注意点!
ケチらずたっぷりつける
ネイルリムーバーは多めに使うのがネイルを素早く落とすコツです。
少量だけつけるとマニキュアとリムーバーがしっかりなじまず結局爪を強くこってしまいます。
こうなるとかえって爪が傷みやすくなるので避けましょう。
コットンに浸して使う場合は500円玉ぐらいが目安。
ジェルの場合には小さく切ったコットンがすべて浸るぐらいリムーバーを染み込ませます。
こうすることでネイルとリムーバーがしっかりなじんで短時間でキレイに落とす事が出来ます。
換気をしっかりする
ネイルリムーバーは揮発性の溶剤を含んでいます。
そのためネイルリムーバーを使用する際は窓を開けるなど必ず換気をしましょう。
窓がない場合には換気扇を回すなどの工夫が必要です。
特にアセトンは揮発すると足元にたまる性質があるので小さい子どもがいる場合には注意しましょう。
さらにノンアセトンタイプのリムーバーの場合も必ず換気は行います。
特に除光液をたくさん使うラメネイルを落とす際は換気をしっかりしましょう。
ラメネイルの簡単な落とし方3選まとめ
オフ後は指先を保湿する
ネイルリムーバーは爪の油分を奪ってしまいます。
マニキュアやジェルをオフした後は必ず保湿ケアを行いましょう。
筆者のネイルサロンではキューティクルオイルを垂らして保湿を行います。
クリームでもいいのですがオイルの方が即効性があるからです。
さらに乾燥を防ぐためにジェルオフ時に指先にあらかじめオイルを垂らしておくという方法もあります。
リムーバーは週に1度の使用が目
ネイルリムーバーは簡単にネイルを落してくれる便利な反面、爪を乾燥させてしまうデメリットもあります。
そのため出来るだけ使わないようにするのが爪をキレイに保つコツです。
マニキュア用のリムーバ―だったら週に1回程度。
ジェルネイル用のリムーバーであれば3~4週間に1回程度。
筆者のネイルサロンではこの周期でネイルを塗りかえることをお勧めしています。
ネイルリムーバーを上手に使って指先美人!
ネイルリムーバーは簡単にネイルを落してくれる便利な反面、爪を乾燥させてしまうデメリットもあります。
ジェルと違ってポリッシュは爪の表面を削りませんが、その分リムーバーで爪が乾燥し、結果として
爪が白くなる
爪が折れやすくなる
爪が欠けやすくなる
といったことになる場合もあります。
そのため使いすぎには十分気を付けるように私のサロンでお客様身はお願いしています。
ネイルリムーバーに関する関連動画
動画1
ラメ用除光液がない場合にはしつこいラメもするっと落ちそうです!是非チェックしてみてください↓
動画2
100均ダイソー除光液でマニキュアラメの超簡単な落とし方 を紹介した動画です。しつこいラメを落とす方法が紹介されていますので是非ご覧ください↓
まとめ
今回はマニキュアを早く乾かす方法をご紹介しました。参考にしていただけると嬉しいです。
ほかにもネイルに関する記事を書いていますのでもしよければお読みください。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました!是非ネイルを楽しんでいただけると嬉しいです。