ネイルサロン エクラーラ品川・大井町店 公式ブログ

ネイルサロン エクラーラ品川・大井町店の公式ブログ。ネイルサロンが初めてでもわかる記事。マニキュア・ジェル・ケア・フットの情報を初めてでもわかりやすく解説。

ノンワイプトップジェルとは?使い方やお勧め商品をプロが解説

「ノンワイプトップジェル」とはなんでしょうか?ちょっと考えてしまいますね。ポイントは【未硬化ジェルの拭き取りが不要】という点です。今回はプロネイリストがわりやすく解説しました。ぜひ参考にしてください。

 


ノンワイプトップジェルとは?特徴1

【ふき取り不要のトップジェル】

ノンワイプトップジェルとは「未硬化ジェル拭き取り不要」のネイルのことです。

 

ジェルをライトで固めると必ず固まらない部分が生じます。

 

これを「未硬化」と呼びますが、これが発生しないタイプのものをノンワイプトップジェルと呼びます。

 

「拭き取る」を英語で言うと「wipe out 」。ワイプですね。

拭き取りがいらないので、ノンワイプというわけです。

 

コンテナタイプと違って多くは「ボトルタイプ」が多いです。

つまり、がっつり塗って造形する、というよりも仕上げに薄くサラッと塗る、というジェルです。

 

拭き取り不要のトップコートジェル。優れた透明感で、カラーの発色を妨げず、ツヤも長時間持続します。 引用:pregel より

 

 

ノンワイプトップジェルとは?特徴2(メリット)

1.拭き取り不要なので手間や道具が少なくて済む

特徴の一つとして手間や時間の節約になるという点が挙げられます。

 

最後の「拭き取り」は非常に面倒な作業で、コットンにエタノールを付け、1本1本丁寧に爪の上の未硬化ジェルを拭き取っていきます。

 

拭き取りをしっかりしないと「曇り」の原因になるほか「ジェルアレルギー」「皮膚についてかゆい」といったこともあるのでしっかり拭き取るようにします。

 

私のネイルサロンではエタノールでのふき取りは「2回」行っています。

結構時間がかかりますよね

 

ノンワイプトップジェルならこういった手間がなくなるので非常に便利です。

 

手間や時間の節約となるのでプロネイリストの間でもネイルサロンでは使わないけど、自分のネイルをする場合には使うというケースもあるぐらいです。

 

特に急いでいるときは、ささっと塗れてあっという間に固まる→終了という流れなので非常にスピーディーな施術が可能になります。

 

2.拭き取り不足による曇りを防げる

ノンワイプトップジェルを使うことで「未硬化ジェル拭き取り失敗」を防ぐことができます。

 

実はネイルサロンでも「拭き取り」にはこだわりのあるネイリストが多いです。

 

拭きとりに失敗すると、ネイル表面が曇ってしまったりベタベタするなどしてお客さんからクレームを受けることがあるからです。

 

そのため2回に分けてしっかり拭き取る、というネイリストも少なくありません。

 

ちなみにほかのサイトでよくある「未硬化ジェル拭き取りに失敗すると色がにじむ」というケースが書かれていましたがあれは単に「カラージェルのライト照射時間不足」です。

 

ノンワイプトップジェルでもそうですが、仕上げのネイルを固めるするときは所定の時間、しっかりライトを爪に当てることが大切です。

 

そうしないとライトで固めた後、曇ってしまったり表面がベタベタしてしまうからです。

 

もし表面がベタベタするなぁ。

 

拭き取りしてもうまくいかないなぁ、というときはもう一度ライトに規定時間あてると、しっかり固まります。

 

ノンワイプトップジェルでアレルギー予防に

ノンワイプトップジェルの隠れた人気の理由として「アレルギー」対策があります。

 

実はネイリストの頭を悩ます症状の一つにこういった「ジェルアレルギー」があるからです。

 

実際、私の周りでもネイリストとして活躍していたのにアレルギーになってしまったせいで泣く泣くネイルをやめた、という人もいます。

 

また、ジェルの扱いをやめてしまった、というネイリストも。

 

もちろん、セルフでジェルネイルをする人も例外ではありません。

 

特に最後の未硬化ジェルのふき取りは直接指に触れてしまう工程でもあります。

 

お客さんはいいのですが、不織布などを使ってふき取るネイリストは必ずと言っていいほど未硬化ジェルに触ってしまうことになります。

 

これが1日に何回も・・・となると、どうでしょうか?人によってはアレルギーを発症する人もいます。ネイリストとしては、正直致命的です。

 

実は私のネイルの同業者の中にもジェルアレルギーにならないために「ゴム手袋」をして施術をする人もいるぐらいです。

 

ふき取り不要タイプを使うことでこういったアレルギーの原因となる未硬化に触れてしまう機会がぐっと減るのでネイリストやお客さんいとっても嬉しいことですよね。

 

もし「トップはハード仕上げにしたいんだけど・・・」という場合でも最後の仕上げとしてノンワイプトップジェルをつかう、という方法もあります。

 

固める前や未硬化ジェルにできるだけ触らない、心配ならふき取り不要タイプを使う、これがポイントです。

 

ノンワイプトップジェルとは?特徴3(デメリット)

硬化熱が発しやすいのがデメリット

このタイプのネイルのデメリットとして挙げるのであればまずは「硬化熱」があります。

 

硬化熱とはジェルを塗ってライトに入れると固まりますがこの時に発する熱のことを言います。

 

ノンワイプトップジェルは通常のネイルよりも硬化熱が高いのが特徴です。

 

なのでライトにそのまま手を入れると、お肌が敏感な人なら「熱い!」となってしまうかもしれません。

 

そのため、私の周りのネイルの同業者の中にも「お客さんに熱い思いをさせたくないのでふき取り不要タイプは使わない」と言うオーナーネイリストもいるぐらいです。

 

ちなみに、私のネイルサロンでは場合によってはノンワイプトップジェルを使ってます。

特に急いでいるお客さんの場合には非常に有効です。

 

熱を感じないためのコツとして「ライトに入れて熱を感じたら、ライトから手を一度出す」これがポイントです。

 

そして再度ライトに手を入れ、既定の時間しっかり照射します。

2回目にライトに入れると不思議と熱さはほとんど感じません。

 

熱を散らす効果のある未硬化が出ずに100%固まるタイプなのでどうしても普通のジェルよりも熱が出て「熱い!」となってしまうのです。

 

こういった熱さは我慢せず、ライトから一度手を出せば反応が止まり、熱は収まります。

 

ノンワイプトップジェルを上手に使うことでお客さんも熱い思いをせずにネイルを楽しんでもらえます。

 

ノンワイプトップジェルは厚みを出すのには不向き


デメリットの2つ目として「厚みを出すのには不向き」という点があります。

 

最近のネイルアートの流行りとして厚みを出すデザインが非常に人気ですよね。

 

赤血球ネイルなんかがその代表ではないでしょうか?

 

また、大きなストーンやパーツを載せる場合にもパーツをしっかり固定してくれる「厚みを出すジェル」は重宝します。

 

一方で多くはさらっとしていることが多いので、こういった

厚みを出すデザイン

大きなパーツ

大きなストーン


というデザインには正直不向きです。

 

私のネイルサロンでは大きなパーツやストーンを固定する場合にはビジュー用のジェルを使います。

 

びっくりするぐらい硬いジェルなのですが、流れることなくしっかりパーツを固定してくれます。

 

そして、最後の仕上げやツヤ出しとしてふき取り不要タイプを使います。

 

特にパーツやストーンなどは薄いジェルのほうがパーツの形もしっかり出るのでさらっとしたタイプのほうが向いている場合が多いです。

 

まとめると

  • ノンワイプトップジェルは厚みを出すのには不向き
  • さらっとしているので流れやすいから
  • 大きいパーツやストーンを固定するのにも向かない
  • アートの仕上げやツヤ出しで使うのにはお勧め!

 

ノンワイプトップジェルのおすすめ商品

1.プロの間で人気のpregel

ノンワイプトップジェルの草分け的存在といえばpregelではないでしょうか?

 

私自身、一番初めにふき取り不要タイプの存在を知ったのもこちらのブランドでした。

 

pregelは人気ネイルアーティスト【なかやまちえこ】先生がやっているyoutubeチャンネルでも多く使われています。

 

ボトルタイプのジェルとなっているので非常に使いやすいです。

 

実際私もネイルサロンで使っていますが、実際使ってみた感想としては以下の通り。

 

ハケが柔らかい

ジェル自体はどちらかといえばこってりした質感

⇒なのでハケ跡が残りやすい

 

そのため塗る場合はハケ圧をできるだけ軽くふわっと塗ることが大切です。仕上がりは艶々です♪

 

但し、ネイリストの同業者の間ではどうしても傷がつきやすい、という声もあります。

 

プロのネイリストの場合、ハードトップジェルを使うこともあるのでハードタイプと比べると傷はつきやすいかもしれません。

 

とはいっても、仕上げた直後、というわけではなく数週間~1か月以上たってからです。

 

特にネイルサロンではフィルイン一層残しが流行っていることもあり1ヵ月以上もジェルを持たせるように施術する場合もあります。

 

そういう場合には傷がちょっと気になる場合もあります。基本的にプロの間でも非常に評価の高い人気のブランドです。

 

2.圧倒的な安さが人気のirogel

2つ目に私がご紹介したいノンワイプトップジェルがirogelです。

 

irogelの魅力は何といってもその安さ。

私は楽天で購入しましたが、600円ほどで購入できました!

 

場合によっては送料がかからないので非常にお得です。

 

安いといってもツヤも非常にきれいに出るのがうれしいです。

 

容器はPregelに比べると全体的にチープな感じは否めませんが中身は非常に優秀なネイルアイテムです。

 

私の場合、さすがにサロンワークとして使用する、ということはありませんが使用用途としては「サンプルチップの仕上げ」に使っています。

サンプルチップは未硬化ジェルをふき取るのが非常に面倒ですよね。

 

一方で硬化熱の心配は全くないのでこういった場合には非常に重宝します。

 

同業者の間でも「サロンワークではノンワイプトップジェルは使わないけど、サンプルチップを作る際には使う」というネイリストもいるぐらいです。

 

以前は小さいボトルで300円ほどで購入できましたが現在はパッケージが大きくンり、600円ほどになっています。

 

非常に使いやすいので100均ジェルを卒業したい方やサンプルチップにかける経費を安くしたい方などにお勧めです。

 

3.口コミでも評価の高いgrace gel

そして3つ目にご紹介したいノンワイプトップジェルがグレースジェルです。

 

グレースジェルはネイルの卸ショップでは取り扱いのないブランドですが

商品開発力の高さ

低価格

品質の良さ

カラーの種類の豊富さ


が充実しておりプロのネイリストの間でも評判の高いジェルとなっています。

 

こちらもボトルタイプなので仕上げとして使っていただけます。

 

私自身は、こちらのブランドのノンワイプトップジェルはまだ未使用ですが口コミなどは非常に人気です。

 

こちらのブランドは特に「ノーサンディングで持ちがよいクリアジェル」が非常に有名です。

楽天などの大手ECサイトで購入できますので気になるかたは是非ご覧ください。

ノンワイプトップジェルの関連動画紹介

ノンワイプトップジェルに関する関連動画をご紹介します。

どれもプロネイリストだけでなく、セルフでネイルを楽しむ方に役に立つ情報となっていますのでぜひご覧ください↓

動画1

様々なメーカーから発売されているノンワイプトップジェルを比較した動画です。

実際に私も使っているジェルもいくつかあって非常にわかりやすかったです!ぜひご覧ください↓

youtu.be

動画2

ノンワイプトップジェルについてプロのネイリストが解説しています。

未硬化について普通のトップとの違いについてわかりやすく説明しています!ぜひご覧ください↓

youtu.be

 

お役立ちコラム

ノンワイプトップジェルは「ボトルタイプ」がほとんど


現在発売されているノンワイプトップジェルの特徴としてボトルタイプがほとんどという点が挙げられます。

 

ボトルタイプとはつまり「マニキュア」のような形ということです。

 

ジェルには基本的に2タイプあるのですが具体的には以下の通り。

コンテナタイプ(蓋つきの入れ物)
ボトルタイプ(蓋にハケがついているタイプ)


コンテナタイプの場合には別売りの「ジェルブラシ」が必要となりますがボトルタイプの場合にはそういったハケを買う必要がないのでお金がかからず手軽で便利です。

 

一方でコンテナタイプの場合には硬さがそれぞれ違っていることが多く「いろいろなアートに対応するジェルを使い分けることができる」というメリットもあります。

 

逆にボトルタイプの場合は「さらっとタイプ」がほとんどで

薄い仕上がり

厚みが出ない

凝ったネイルアートには不向き

 

といった特徴があります。

 

ボトルなのでサラサラじゃないと付属のハケで塗ることができない、というのが理由ではないかと思いますが・・・

 

そのためサラサラタイプが多く凝ったネイルアートというよりも「仕上げ」的な場合に使われることが多いです。

 

私のネイルサロンでもふき取り不要タイプは仕上げに非常に便利です。

 

特に急いでいるお客さんの場合はふき取りの時間が不要ですので、時短」を求めるサロンやセルフネイラーさんには

ノンワイプトップジェルがお勧めです!

 

普通のトップジェルは最後に拭き取りが必要

ノンワイプジェルとは【未硬化の拭き取りが不要】と聞くと

なんでそんなことが重要なの?別に水やせっけんで洗えばいいじゃん!と思うかもしれません。

 

私も実はネイリストになる前はそう思ってました

しかし未硬化をふき取らないと後々トラブルになることが多いです。

 

本来は最後に「拭き取り」が必要だからです。

 

ジェルネイルはライトで照射すると固まりますが、実は一部固まらず残る部分があります。

 

これを「未硬化ジェル」と呼びます。

 

未硬化ジェルのそもそもの役割として

  • 熱を逃がす
  • 次に塗るネイルとの接着をよくする
  • 次に塗るネイルが綺麗に塗れる、塗りやすい

といった役割があり非常に大切なもの。

 

ベタベタのネイルの上に再度ネイルを塗ると滑りが良く、非常に塗りやすいですが完全に固まったネイルをいざ塗ろうとしてもうまく塗れません。

 

未硬化があることで、ネイルの仕上がりもぐっと良くなります。

 

だからこそ、最後にしっかり拭き取る必要があってこれがネイルサロンでも結構面倒でした。

 

ノンワイプトップジェルは発売と同時に人気となり今ではネイルサロンやセルフネイラーなど多くのネイル愛好家やプロから支持されているアイテムです。

 

もちろん、私も使っています!ぜひ気になる方は使ってみてはいかがでしょうか?

77777777777

発売と同時にネイリストやセルフネイラーの間で人気に

ノンワイプトップジェルは数年前に発売されましたが瞬く間にプロネイリストやセルフネイラーの間で人気となりました。

 

私の記憶では、一番最初に日本で見たのはPREGELというブランドでした。

 

そのあと、2020年初頭に新型コロナウィルスが問題になりマスクやエタノールが一気に店頭から消えたことは記憶に新しいと思います。

 

その際にネイル業界で問題になったことが未硬化ジェル拭き取りに使うエタノールが品薄になってしまったこと。

 

私も覚えていますが、どこに行ってもエタノールを使ったネイル商品が売り切れになってしまい、非常に苦労したことがありました。

 

そんな時に「拭き取りが不要のノンワイプトップジェル」がものすごく人気になったのを覚えています。

 

そういったきっかけでノンワイプトップジェルは徐々にネイルサロンやセルフネイラーに普及していきました。

 

後でも説明しますが、人気の秘密は「手軽」「時短」そして「未硬化が皮膚につかない」ということ。

 

お客さんだけでなく、施術するネイリストにとってもジェルは皮膚につかないほうが良いのは言うまでもありません。

 

時代とともにふき取り不要タイプを扱うメーカーも増えてきました。

今ではネイリストやセルフネイラーになくてはならないアイテムとなっています。

 

まとめ

今回はノンワイプトップジェルとは?についてメリット&デメリットや使い方、注意点についてご紹介しました。

まとめると

1.ノンワイプトップジェルとはふき取り不要

2.未硬化ジェルが出ないのでふき取りが不要

3.手間や時間の短縮になる

4.未硬化ジェルに触れないのでアレルギー予防に

5.熱が出やすいので使い方に工夫が必要

6.厚みを出すには不向き。艶出しや仕上げに。

 

ふき取り不要タイプを使ってネイルをさらに楽しめると嬉しいですね!

今回は以上です。

 

ここまで読んでいただきましてありがとうございました!