ソフトジェルってなんでしょうか?ネイルをいざやってみようと思っても種類が色々あって迷ってしまうことも。今回はネイリストがソフトジェルについて解説します。
ソフトジェルネイルとは?
ソフトジェルって何?
ソフトジェルって何でしょうか?
ものすごく簡単に言うと【ソフトジェルネイルとはアセトンで落とすことの出来るジェルネイル】の事です。
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柔軟性があり、専用の溶剤でオフすることができるジェル。【ソフトジェル】とも呼ぶ。 引用:JNAテクニカルシステム ジェルネイル
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しかし、ジェルネイルの中でもアセトン入りのリムーバーを使っても
落とせないものもあります(ハードジェル)。
一方でリムーバーを使って落とせるものを【ソフトジェル】と呼んでいます。
ソフトジェルのメリット:ネイルアートが充実している
このようにジェルネイルは【すぐ乾く】【耐久性がある】【アセトンで落ちる】というメリットがあります。
でもこれだけだったらここまで人気になった理由はもう一つあります。
それがジェルネイルは【ネイルアートが充実してる】という点。
ジェルネイルはマニキュアのようにすぐに乾くものではないのでジェルネイルアートの幅が非常に幅広いです。
私がやっているサロンのお客さんでも【ネイルアートを毎回されていく】方も少なくないです。
すぐに乾いてしまうマニキュアと違って、ソフトジェルは硬化するまで乾かないのでアートの幅がものすごく広いです。
私も最初はアートそんなに興味なかったのですが、今はジェルの時は必ずアートをしています。
ネイルアートをしないと物足りないって感じがするんです・・・
もちろんストーンを付けるなどのちょっとしたネイルアートをもいいですけど、ネイルサロンに行くと本格的にソフトジェルのアートを楽しむことができます。
興味のある方は是非一度ネイルサロンに行かれてみてはいかがでしょうか?
ソフトジェルとハードジェルの違いって?
ソフトジェルとハードジェルの違いって何でしょうか?簡単に言うと
アセトンで落とせるかどうか?
ソフトジェルはアセトンで落とすことが出来ますがハードジェルはアセトンで落とすことが出来ません。
ネイルサロンではソフトジェルを落とす際にアセトン入りの溶剤を使って落とします。
ソフトジェルの表面を軽く削り専用溶剤を使ってゆっくり落としていきます。
一方でハードジェルを落とす場合は専用のネイルマシンで爪ギリギリまで削って落とします。
ソフトジェルのオフも難しいですが、こちらは正直プロのネイリストでも緊張する施術です。
余談ですが実はネイルの世界はソフトジェルに限らず【塗る】よりも【取る】方が難しいです。
とはいえ今ハードジェルを扱っているネイルサロンは少数派。
殆どのネイルサロンは【ソフトジェル】がメインです。
すぐに落としたい!好きな時に落としたい!
という今の時代に女性にマッチしているのがソフトジェルなんです。
ソフトジェルとマニキュアの違いは?
ソフトジェルとマニキュアの違いとは何でしょうか?
ネイリストの私が考える一番の違いは
・ソフトジェルはライトで固まる一方でマニキュアは揮発して固まる(乾くまで時間がかかる)
・ソフトジェルは専用の溶剤で落とす一方でマニキュアは手軽に除光液で落とせる
・ソフトジェルの持ちは3週間ぐらいの一方でマニキュアは長くて10日程度
つまりマニキュアは乾くまで時間がかかるけど落としやすい。
ソフトジェルはすぐ乾くけど落としにくい。
さらに耐久性もソフトジェルの方が長いです。
ジェルネイルはマニキュアのようにすぐに乾くものではないのでジェルネイルアートの幅が非常に幅広いです。
ジェルネイルはマニキュアの様に除光液でスルっと落とすことができません。
アセトンが入った溶剤(リムーバー)を使って時間をかけて落としていきます。
現在では100円ショップなどでもソフトジェルネイルが販売されるようになり
マニキュアに代わるネイルとして日本では認知されつつあります。
ソフトジェルのデメリット:付け替えすぎると爪が傷むという問題も
一方でソフトジェルネイルを塗ったりはがしたりを短期的に繰り返すと爪が傷んでしまうという問題も起きています。
付け替え期間は約3~4週間。
キチンとお手入すればソフトジェルネイルは約1か月程度持つように設計されています。
しかしお手入不足で爪の上に角質が残っていると1週間程度でソフトジェルが剥がれてしまう事がよくあります。
ネイルサロンでは実はソフトジェルを塗る以上に爪の【お手入れ】に力を入れています。
ソフトジェルは便利なネイルですが使い方を間違えると爪が傷んでしまうこともあります。
取り扱いには十分気を付けたいものです。
ちなみに現在ではソフトジェル自体も進化し爪を痛めにくいタイプも出てきています。
9ネイルサロンで使うソフトジェルの種類って?
ネイルサロンで扱うソフトジェルの種類ってなんでしょうか?
ネイルサロンで扱われている3大ブランドは
カルジェル
バイオジェル
パラジェル
と言われています。
こう聞くと【じゃあ、私はカルジェルを扱っているネイルサロンに行こうかな?】と思うかもしれません。
もちろんいいと思います。
ただし爪の状態によってベースジェルを使い分けている場合も結構あります。
私のサロンでも【水仕事多いお客様】の場合はベースを接着力の強いものに変えたり、さらにはハードコーティングをして強度をUPすることもあります。
なので●●ブランドだから!というよりも爪の状態をしっかりネイリストに伝えて
爪の状態にあったソフトジェルを使う、というのが一番良いと思います。
さらにこの3つはどれも一流ブランド。
ソフトジェルの持ちに違いはないといってもいいです。
ソフトジェルネイルのオフのやり方とは?
ソフトジェルネイルのオフってどうやってやるんでしょうか?
オフは【アセトン】を使います。
ソフトジェルネイルはアセトン入りの溶剤を使うと柔らかくなるからです。
【なんだオフって簡単じゃん】と思うかもしれません。
しかし実は塗るよりもオフの方が実は技術や経験が問われるもの。
私のネイルサロンではジェルネイル一層残しをやっているためソフトジェルネイルのオフは今ではほとんどやることはありませんが、それでもオフする際は非常に緊張します。
いくらソフトジェルでもネイルサロンでオフする際はカラーの部分をところどころベースが見えるぐらいに削っておくのがコツです。
ネイルサロンでやっているソフトジェルネイルのオフの方法は以下の通り。
1.ソフトジェルネイルの表面を削る(表面のトップコートはアセトンで溶けないため表面をファイルなどで削ります。ちなみにネイルサロンでは表面は専用ネイルマシーンで削っちゃいますけどね。このほうが断然早い。)
2.小さいコットンに専用リムーバーをしみこませソフトジェルネイルの上に置く
3.アルミホイルをコットンがずれないように巻く
4.10分ほど待つ
5.ソフトジェルネイルがやわらかくなっていたらウッドスティックなどで優しくこそげ落とす
以上です。
ジェルオフで大切なのが【ソフトジェルネイルが柔らかくなっていなかったらもう一度アルミで巻く】という事。
もうちょっと力を入れればソフトジェルが取れるんだけど・・・という事結構ありますけど、ここは我慢。
えいや!っとソフトジェルをはがすと爪までごっそり持っていかれます。
そして爪は悲しいほど薄くなります(涙)。
ソフトジェルが剥がれに良くいな、と思ったらもう一度アルミでまいて柔らかくしてからオフします。
ソフトジェルネイルに関する関連動画
ジェルネイルに関する関連動画をご紹介します。
動画1
ジェルネイルをするならコ最低限揃えたい道具をご紹介しています。安くてもちが良くなるサロンテクニックなどもありますので是非ご覧ください↓
動画2
ジェルネイルアレルギーについての動画です。ネイリストを悩ませるアレルギー。出たときの対策などについてネイリストが解説しています。詳しくは↓
ソフトジェルとハードジェルは用途で使い分けるのがベスト
ではソフトジェルとハードジェルはどんな風に使分けたらいいでしょうか?
まずジェルネイルを始めよう、という初心者は断然ソフトジェルネイルがおススメです。
実はソフトジェルネイルの方が、種類が多く、色のバリエーションも多いからです。
それだけではなくジェルネイルの方が断然塗るのも楽です。
その理由はソフトジェルは専用リムーバーで気軽に落とせるから。
ハードジェルネイルだと爪ギリギリまで削り落とすしかないので落とす際に非常に苦労します。
ソフトジェルだとその心配がなく比較的難易度は低いです。
【ハードジェル】を使った方が良い場合として【爪の長さ出し】があります。
爪の長さ出しとは爪の長さの延長のこと。
この場合ソフトジェルだと強度不足になるので多くはハードジェルを使う事が多いです。
しかし最近では【ビルダージェル】と言ってジェルの特性がありながら長さ出しが出来るというタイプもあります。
ソフトジェルなのでアセトンで落とすことが出来るのがウレシイ。
この場合必ずベースジェルを爪に塗ってからビルダージェルを塗ります。
まとめると
· 初心者はジェルオフしやすいソフトジェルが良い
· ハードジェルは爪の長さ出しなど強度が必要な場合に使う事が多い。逆にソフトジェルでは強度不足。
· アセトンで落とせる強度の高いジェル(ビルダージェルなど)が最近は発売されているのでどうしても長さ出しをしたい場合こちらを使うという方法があります。
ソフトジェルに関するコラム1
ソフトジェルの種類って?
色々なメーカーから発売されています。
ネイルサロンで扱うプロ用ソフトジェルの種類だけでもおそらく100種類以上。
毎年春と秋に行われるネイルエキスポ(ネイル業界の展示会)でも毎年新しいメーカーから新しいブランドのソフトジェルが発売されています。
そんな中でもソフトジェル業界をけん引していると言って過言ではない有名ブランドや老舗メーカーもあります。ネイルサロンで使われている有名な種類は以下の通り。
●バイオジェル・・・ソフトジェルの中でも老舗のメーカー。多くのネイルサロンで使われている。
●カルジェル・・・こちらももかなり以前からあるブランド。バイオジェルに比べて柔らかい(しなりやすい)ソフトジェルと言われています。
バイオジェルとカルジェルはネイルサロンでも人気の2大ジェルブランド。
【バイオで浮いちゃうお客さんならダメならカルジェルで】(その逆もある)と言われているぐらい人気です。
●パラジェル・・・このブランドの加えて今急激に人気を伸ばしているソフトジェルの種類がパラジェルです。
パラジェルも20年ぐらい前からあったようですがここ数年のソフトジェルによる爪の痛みを改善するとして人気になっています。
その秘密は【サンディング不要】という点。
ソフトジェルを塗る前のサンディング(爪に傷をつける作業)が不要なので爪が傷みにくい、というのが人気の秘密です。
これら以上はどれもプロ用に作られたソフトジェルブランド。
実はどの種類がいいという訳ではなく実はネイルサロンでは【お客さんの爪の状態に合わせてソフトジェルの種類を使い分けている】というのが実情です。
ハードジェルネイルが廃れたのは【オフしにくい】から
以前はハードジェルネイルを扱っていることが多かった
ネイルサロン業界も今ではほとんどソフトジェルネイルを扱っています。
そもそもジェルネイルにはハードジェルネイルとソフトジェルネイルがあります。
どちらもジェルネイル専用ライトで硬化するタイプのネイルです。
以前はハードジェルネイルを扱っていることが多かったネイルサロン業界も今ではほとんどソフトジェルネイルを扱っています。
ジェルネイル自体は元々海外のネイルサロンで扱っていたもの。
特に欧米では爪が弱いために補強効果の高いハードジェルネイルが主流。
最近パラジェルが人気ですよね。
ジェルネイル自体は元々海外のネイルサロンで扱っていたもの。
特に欧米では爪が弱いために補強効果の高いハードジェルネイルが主流。
しかしハードジェルネイルは補強効果がある反面、アセトンを使っても取ることが出来ませんでした。
ソフトジェルと違って完全に落とす際には爪の上のジェルをすべて削り取るしかありませんでした。
そういう意味でハードジェルは不便と言えます。
一方でソフトジェルネイルはアセトンを使って落とすことが出来るジェル。
そういう意味では非常に便利で付け替えが楽です。
日本のネイルサロンではこの付替えが楽なソフトジェルが人気となり主力のメニューになってきています。
今では【ソフトジェル】はジェルネイルの意味で使われています。
ハードジェルネイルが廃れたのは【オフしにくい】から
以前はハードジェルネイルを扱っていることが多かった
ネイルサロン業界も今ではほとんどソフトジェルネイルを扱っています。
そもそもジェルネイルにはハードジェルネイルとソフトジェルネイルがあります。
どちらもジェルネイル専用ライトで硬化するタイプのネイルです。
以前はハードジェルネイルを扱っていることが多かったネイルサロン業界も今ではほとんどソフトジェルネイルを扱っています。
ジェルネイル自体は元々海外のネイルサロンで扱っていたもの。
特に欧米では爪が弱いために補強効果の高いハードジェルネイルが主流。
最近パラジェルが人気ですよね。
ジェルネイル自体は元々海外のネイルサロンで扱っていたもの。
特に欧米では爪が弱いために補強効果の高いハードジェルネイルが主流。
しかしハードジェルネイルは補強効果がある反面、アセトンを使っても取ることが出来ませんでした。
ソフトジェルと違って完全に落とす際には爪の上のジェルをすべて削り取るしかありませんでした。
そういう意味でハードジェルは不便と言えます。
一方でソフトジェルネイルはアセトンを使って落とすことが出来るジェル。
そういう意味では非常に便利で付け替えが楽です。
日本のネイルサロンではこの付替えが楽なソフトジェルが人気となり主力のメニューになってきています。
今では【ソフトジェル】はジェルネイルの意味で使われています。
ソフトジェルとハードジェルのプロの使い分けとは?
今回ご紹介する使い分け方法は私のネイルサロンでやっている方法です。
ソフトジェルを使う際に是非参考にしていただければと思います。
まず【ベースジェル】【カラージェル】はほぼ100%ソフトジェルネイルを使います。
ベースにソフトジェルを使うと溶簡単に剤で落ちるというメリットがあるからです。
またカラージェルもソフトジェルをほぼ100%使います。
しかし最近はカラージェルであってもハードタイプが多くソフトジェルであっても
アセトンがなかなか染み込まないこともあります。
さらにハードジェルですがこれは【長さ出し】【仕上げ】など強度を出したいときに使います。
長さ出しでハードを使う場合は爪にソフトジェルのベースを塗っておくのがポイント。
こうすることでベースがソフトジェルなので表面を削れば溶剤でオフできます。
さらに仕上げの際もハードジェルを使う場合もあります。
また容器についての使い分けですがベースの場合は【ジャータイプ】を使う事が多いです。
というのもボトルタイプの筆は細かいところまで塗りにくいため。
甘皮ギリギリまで塗れるジェル筆を使って塗ることが多いです。
逆に仕上げのトップベースジェルはボトルタイプを使うネイリストも少なくありません。
特にフットジェルを仕上げる際はボトルタイプの方が時短となり便利です。
さらにノンワイプのトップソフトジェルをそろえておくと、シールを貼ったりミラーネイルをしたりするときに便利です。
以上のようにネイルサロンではハードジェルは【ソフトジェルのサポート】として使う事が多いです。
強度が必要なお客様にも使いますので是非ハードジェルをそろえてくとサロンでは安心です。
9私のネイルサロンで使っているソフトジェルネイル
ちなみに私のネイルサロンで使っているソフトジェルの種類は【プレスト】です。
こちらもネイル業界では最も古い【ネイルラボ】という老舗が独自に開発したジェル。
業界で知らない人はいないと言っていいほど有名なブランド(しかし一般にはあまり知られていません)。
私がこのブランドが好きな理由は【ソフトジェルネイルのオフがしやすい】という点。
実はソフトジェルで一番爪が傷んでしまうのが【ネイルのオフ】だからです。
爪を出来るだけ痛めないためにあえてこのブランドのソフトジェルネイルをベースジェルに使っています。
もしネイルサロンを選ぶのであればジェルのブランドにこだわるよりも、爪が最も傷む【オフ】にこだわっているサロンを選ぶのがいいと思います。
実は【塗る】よりも【取る】方が難しいもの。
キレイな指先をキープするにはソフトジェルネイルオフの方が大切なんです。
ソフトジェルとハードジェル剥がれやすいのは?
ソフトとハード、剥がれやすいのはどちらでしょうか?
結論から言えばソフトジェルの方が剥がれやすいです。
基本的にはソフトジェルの方がハードジェルよりも強度が弱いと言われています。
しかし1か月をめどに付け替えするのであればキレイに長持ちするというのが実際のところです。
もし水仕事が多いなどの理由で強度が欲しい、という場合にはソフトジェルにハードジェルコーティングするという方法があります。
これはネイルサロンで主にやられている方法。
ベースやカラーはソフトジェルにしてトップコートのみハードジェルにするという方法です。
ベースがソフトジェルなので落とす際にも溶剤で落とす事が出来便利です。
ちなみに私のネイルサロンで扱っているのはプレストです。
溶剤で落ちるソフトジェルですがトップコートはハードタイプ。
そのため水仕事が多くても比較的はがれにくいと好評です。
同じジェルでもこういったジェルネイルを使うという方法もあります。
一方でソフトジェルやハードジェルに限らず甘皮周りかが剥がれてしまう場合は他に原因があります。
それが【プレパレーション不足】です。
ジェルを塗る際に爪の上についた角質をキレイにしますが、この角質が残っているとネイルが剥がれてしまいます。
実はネイルサロンではこの【プレパレーション】にものすごい時間と手間をかけます。
下手をするとジェルを塗る時間よりも多いぐらいです。
特に甘皮周りは角質が多いので、すべてキレイにしてからを塗ります。
逆に甘皮周りの角質をキレイにすることでジェルが長持ちすると言えます。
こんな風にソフトジェルとハードジェルでは強度の違いがありますが
1週間程度で頻繁に剥がれるようであれば【プレパレーション不足】を疑った方がイイです。
ソフトジェルを長持ちさせてキレイな指先をキープしましょう。
ソフトジェルに関するコラム2
ソフトジェルとパラジェルの違いとは?
ソフトジェルネイルとパラジェルの違いって何でしょうか?
結論から言えばソフトジェルはジェルの分類上の名前。パラジェルはブランド名です。
ソフトジェルであるパラジェルの一番の違いは【ジェルネイル塗布の前のサンディングが不要】という点です。
今までのソフトジェルネイルでは塗布する前に爪にサンディングといってファイルで爪に細かい傷をつける必要がありました。
サンディングはネイルサロンにとって必要悪。
細かい傷をつけることで爪とソフトジェルがしっかりくっつくからです。
しかし爪は傷んでしまいます。
パラジェルはサンディングが不要。
なので通常のソフトジェルネイルに比べて爪が傷みにくいと言われています。
私がネイルスクールに通っているころには見向きもされず、スクールの先生は【パラジェルなんて】と鼻で笑っておりました。
しかしあれよあれよという間に多くのサロンで使われるようになりました。
確かにパラジェルはソフトジェルネイルの中でも使い勝手が良いですが爪に優しいからかどうかは私は分かりません。
実はソフトジェルで爪が傷む原因はサンディングよりもソフトジェルネイルのオフだったりするからです
とはいえパラジェルはソフトジェルの中でも人気のブランドです。
もしソフトジェルネイルを使うのであればパラジェルを使うというのも一つの選択肢です。
ただし非常にオフしづらいと言われていますのでセルフの方にはお勧めしません。
最後にパラジェルのデメリットについて書いてみようと思います。
それはソフトジェル特有の【臭い】ではないでしょうか?
私のネイルサロンでも使うことがありますが正直あのソフトジェルネイル独特のにおいが苦手です。
これはある程度仕方のないことですがソフトジェルネイルによっては、臭いがきついものもありますので苦手な方は換気しながら行うことをお勧めします。
ソフトジェルで長さ出しって出来る?
結論から言えばソフトジェルを使って長さ出しは出来なくはないです。
とはいえ通常ネイルサロンでは長さ出しといえばアクリル樹脂かハードジェルを使うのが一般的です。
なぜソフトジェルを使わないのでしょうか?
それは強度が弱いからです。
1ミリ程度の長さ出しでしたらソフトジェルでもいいですが爪が折れてしまう事があるからです。
ネイルサロンで長さ出しをする際はソフトジェル他色々なジェルを組み合わせてやることが多いです。
具体的には
ソフトジェル(ベースジェル)
スカルプティングジェル(長さ出し専用ジェル)
ハードジェルトップコート(ハードジェル)
を使います。やり方は以下の通り。
1.爪のプレパレーションをした後、フォームを付ける
2.ベースジェル(ソフトジェル)を爪に塗る→硬化
3.スカルプティングジェルを使って爪の長さを延長する→硬化
4.ハードトップジェルを使って仕上げる→硬化
5.未硬化ジェルふき取って形を整える。
詳しいやり方はYOUTUBEに出てますのでそちらを参照ください。
ここでソフトジェルといえば単なる爪とスカルプチュアジェルの接着剤として使われています。
爪にソフトジェルを塗ることで1か月後オフする際に簡単に溶剤で落とすことが出来るから便利です。
とはいえ実はネイルサロンによってはソフトジェルネイルを使って爪を長くする場合もあります。
ソフトジェルネイルに色々なものを組み合わせて強度を出して長くしていきます。
さらに今ではチップにジェルネイルを塗り爪にくっつけて硬化し長さ出しをする方法もあります。
このようにフォームを使った長さ出しは時間がかかるためネイルサロンでは(やってはいますが)もっと時短の方法も開発されています。
ソフトジェルが熱い理由はジェルの塗りすぎ
ライトで硬化する際に出る熱のことを【硬化熱】と言います。
この硬化熱はある程度は仕方ありませんが【熱い!】となるほどだとこれは問題です。
ここではソフトジェルを塗ると爪が熱いと感じる原因についてご紹介します。
1つ目は爪にジェルを塗りすぎている、という場合があります。
ソフトジェルを爪に塗る量は適量と言われています。
たっぷり塗るとぷっくりして可愛いですが塗りすぎは要注意です。
もしぷっくりさせたい場合には複数回に分けてソフトジェルを塗ることがお勧めです。
ソフトジェルの量が少ないとその分硬化熱もすく無くなるので熱さも減ります。
2つ目はライトのワット数が大きい、ということが挙げられます。
今はLEDライトがネイルサロンでは主流です。
LEDライトを使うことでソフトジェルネイルが30秒ほどの短時間で固まります。
しかし短時間で固まるためその分熱いと感じてしまいます。
ちなみにLEDライトが出現する前にはUVライト主流でした。
こちらは2分といった長時間かけて硬化するので硬化熱も緩やかでそれほど熱いと感じませんでした。
もしソフトジェルネイルを塗って厚いと感じる場合はUVライトにするか5ワット程度のワット数が小さいライトを使うことをお勧めします(その代わり硬化するまでに時間はかかります)
ソフトジェルでアレルギーになる可能性があるってホント?
残念ながらアレルギーになることがあるのは本当です。
ジェルでアレルギーになってしまうと指先が赤くなったりかゆくなったりなど施術が困難になるほどの症状が出ると言われています。
ネイリストの中でもソフトジェルアレルギーになってしまったためにネイルの仕事を諦めざるを得ない人がいます。
またネイリストの中にはジェルの蓋を開けるだけでお肌がかゆくなる、という人も。
もしソフトジェルネイルでアレルギーになってしまったら・・・残念ながらジェルはあきらめるしかありません。
今のネイル業界では【ジェルのアレルギーを治す】というよりも【出来るだけソフトジェルによる病気にならないようにする】というアレルギー予防に力を置いています。
実はこの症状はネイル全般に言えることです。
ハードジェルネイルもそうですしひと昔前は【スカルプチュア】でもあったようです。
さらにマニキュアでも【トルエン中毒】という症状で苦しむネイリストもいます。
現在ではマニキュアにトルエンは使われなくなりましたのであまりこの症状で苦しむ人の話は聞かなくなりました。
もう一つソフトジェルでコワイことと言えば【ダストによるアレルギー】です。
ソでなぜダスト?と思うかもしれません。
ソフトジェルネイルをオフをする前の表面けずりの粉でアレルギーになってしまうネイリストが多いです。
実は私もその一人。
ソフトジェルの表面削りをするたびに目の周りやフェイスランが赤く腫れあがり、化粧も出来ないほどでした。
今ではソフトジェルの表面けずりの際は花粉症用の眼鏡をかけたりして予防していますのでこの症状は治まっていています。
このようにネイル施術はアレルギーと背中合わせです。
薬はありますが一度発症してしまうと完治はしません。
予防しながらソフトジェルネイルを楽しむ、というのがおススメです。
ソフトジェルでアレルギーにならない対策とは
まず一番大切なことが
未硬化ソフトジェルは出来るだけ触らないという事です。
硬化前のソフトジェルは刺激が強く触るだけでも皮膚がピリピリすることもあります。
というのもアレルギーになるかどうかは人によって様々。
ソフトジェルネイルもそうです。
ネイル業界ではよく【アレルゲンのバケツ】と言いますが人によってどの程度ソフトジェルと触れたらアレルギー反応が出るか様々です。
ソフトジェルを3日やって反応が出る人もいれば、一生出ない人もいます。アレルギーがいつ出るか、それは誰にも分りません。
だからこそ【出来るだけ未硬化のジェルには触らないようにする】ことでアレルギーの発生を予防しようという訳です。
特に気を付けたいのが【容器】【筆】です。
この2つにはソフトジェルでべたべたしやすくお肌についてしまう事が多いからです。実は私もそんな1人でした。
もともとずぼらな性格なので(汗)
ソフトジェルの容器は常にべたべた、筆もそうでした。
しかしお肌がピリピリするようになり、慌てて容器をキレイにしました。
今のところはネイルによるアレルギー反応はないです。
ソフトジェルの容器をキレイにする際は【エタノール】がおススメです。
エタノールをティッシュなどにつけてソフトジェルをキレイに拭きとります。
さらに手についたジェルネイルもすぐにキレイに拭きとるのが大切です。
私の場合はウェットティッシュを常に手元に置いてこまめに手を拭きながらジェルを塗っています。
ソフトジェルによるアレルギーはいつ起こるかわかりません。
出来るだけその機会を減らすために【できるだけ未硬化ジェルには触らない】事が大切です。
まとめ
ソフトジェルについてまとめると
- ソフトジェルネイルとはジェルネイルの一種。
- 現在日本のネイルサロンはほとんどがソフトジェルネイル
- ソフトジェルネイルとは剥がれにくい反面アセトンで落とすことが出来る。
- 一方で同じジェルネイルでもハードジェルはアセトンで落とすことは出来ない。
- そのため簡単に塗ったりはがしたりすることが出来るソフトジェルネイルはネイルサロンで人気のメニューとなっている。
- ジェルネイルは専用のライトで硬化して固まる。そのためジェルネイルは乾かす時間がほとんどかからないので忙しい女性に人気。
- ジェルネイルは以前人気だったスカルプチュアのようにキツイ臭いがない。
- 以上の理由よりネイルサロンではスカルプに代わってジェルネイルが主力メニューとなっている。
- ちなみにソフトジェルには専用の落とし方があります。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました!是非ネイルを楽しんでいただけると嬉しいです。