ウッドスティックとは何でしょうか?ウッドスティックとはネイルをする際に使う木の棒です。ウッド=木なのでそのまんまの名前ですよね。ネイルサロンではオレンジスティックとも言います。ウッドスティックはネイルサロンではなくてはならないアイテム。ここではウッドスティックについてご紹介します。
ウッドスティックについてまとめました
ウッドスティックとは?
ウッドスティックは一言で言えば【木の棒】です。
なんだ、木の棒か?と思うかもですけどネイルサロンではなくてはならないアイテムです。
先端にコットンを巻いて使用したりするのですが
それ以外にもマニキュアやジェルの修正に使ったりすることが多いです。
さらに私の場合はウッドスティックをネイルアートをする際にも使います。
でもなぜウッドスティックなんでしょうか?
プラスチックの棒のほうが使いやすい!って思っちゃいますよね。
私にもなぜこれほどネイル業界にウッドスティックが広がっているのかは分かりませんが、おそらくその理由の一つは
【自分で形を調節できる】ということだと思われます。
通常ウッドスティックを買うと形は四角になっています。このまま使うと痛いです。
なのでネイルサロンでは使わなくなったファイルでウッドスティックの先を滑らかに削ってきます。
ネイリストで好まれるのが【薄い】形。
先端がナイフの先端のようになっていて薄さがある、この形が好まれます。
このように自分好みに形を変えられるのがウッドスティックの人気の秘密なのではないかと思います。
以下ではウッドスティックの使い方や選び方などを説明していきます。もしよければ参考にしてもらえると嬉しいです。
ウッドスティックの下準備:準備するもの
実はウッドスティックを買ってきてもたいていの場合はそのままでは使えません。
ネイルサロンではウッドスティックを買ってきたらまず下準備をします。ここでは下準備についてご紹介します。
■準備するもの
- ウッドスティック
- やすり(ファイル/使い古したものでOK)・・・80~100グリッドぐらいがベスト
- スポンジバッファー・・・使い古したもの
ウッドスティック下準備やり方
1.先端を削ります
ファイルでウッドスティックを削ります。
ファイルにウッドスティックの先端をあて、こすりながら削っていきます。
形は好みのよりますがネイルサロンでは以下の2種類に削ります。
・へら型
・刀型
へら型は甘皮周りの修正に、刀型は皮膚についたネイルの修正やパーツを付けるときに使います。
どちらも先端に行くにつれて薄くなればなるほど使いやすいです。
2.スポンジバッファーで軽く削る
最後にスポンジバッファーで軽く削ります。
ネイルサロンで施術する場合や検定を受ける場合にはこの作業は必須。
なぜなら粗いファイルで削るとウッドスティックにコットンを巻いた後取れなくなってしまうからです。
スポンジバッファーで削ることでウッドスティックの表面がツルツルになり、巻き付けたコットンがするっとキレイに取れます。
ウッドスティックにコットンを巻く方法
ウッドスティックにコットンを巻く方法をご紹介します。やり方は以下の通りです。
1.コットンを開きます(面取りしていなコットンなら表面を使ってもOK)
2.コットンにウッドスティックを軽く押し当てます
3.そのままウッドスティックをクルクル回すとコットンが巻き込まれていきます。
薄くする場合は少なく、厚くする場合はウッドスティックに多くコットンをまきこむのがコツです。
マニキュアをふき取る場合は除光液を先端に少量つけると落としやすいです。
さらに甘皮周りの修正でしたらウッドスティックのみでもうまくいく場合もあります。
ウッドスティックにコットンを巻く際に注意したいことは【先端のみに巻く】ということです。
ウッドスティックの先端にコットンを巻く、というのは鉛筆だったら黒い芯の部分にのみコットンを巻くイメージ。
持ち手の方までコットンを巻いてしまうと除光液がしみてしまい、指のネイルが取れてしまう事があるからです。
施術を早くするためにもコットンはウッドスティックのした数ミリの部分にのみ巻き付けるのが正解です。
ウッドスティックの便利な使い方
ウッドスティックの使い方についてご紹介します。ネイルサロンではウッドスティックを主に以下のような用途で使うことが多いです。
1.パーツ乗せに使う
2.薄くコットンを巻いて、はみだしたカラーの修正に使う
3.ジェルオフの際に柔らかくなったジェルをこそげ落とす際に使う
では詳細をいかに説明します。
1.【ウッドスティックをパーツ乗せに使う】という方法
【ウッドスティックをパーツ乗せに使う】という方法についてご紹介します。
ウッドスティックの先端にジェルネイルを少量つけるとストーンやブリオンなど細かいパーツがくっつきます。
これはネイルアートをする際に非常に便利なアイテムとなります。
ピンセットではつまみにくいパーツでもウッドスティックなら早くキレイに載せられます。
2. ウッドスティックに薄くコットンを巻いて、はみだしたカラーの修正に使う
2つ目のウッドスティックに薄くコットンを巻いて、はみだしたカラーの修正に使うという方法についてご紹介します。
コットンのやわらかい部分を割いて出して、ウッドスティックの先端にクルクルと薄巻きにします。
この部分に除光液をつけると、爪からはみだしてしまったカラーの修正に使える棒に。
特にポリッシュの修正をする際にこの方法はすごく便利。
ただしゴシゴシこすると痛みが出るので優しくおさえるように、はみだした部分をふき取ります。
さらにジェルネイルの修正の場合はウッドスティックにコットンを巻かずにそのまま修正します。
ウッドスティックが1本あれば、修正がぐんと楽になるのでネイルの時間の短縮になります。
ウッドスティックでジェルをしっかり修正出来れば浮きも少なくジェルが長持ちします。
【3】ジェルオフの際に柔らかくなったジェルをこそげ落とす際に使う
3つ目のジェルオフの際に柔らかくなったジェルをこそげ落とす際に使う、というウッドスティックの使い方についてご紹介します。
ジェルネイルは専用リムーバーをコットンにしみこませアルミで巻くと、ジェルが柔らかくなります。
この柔らかくなったジェルネイルをこそげ落とす際にウッドスティックを使うという方法があります。
もちろんメタルプッシャーを使う、という方法もありますが私は断然ウッドスティック派です。
というのもウッドスティックのほうが爪への当りもいいですしメタルプッシャーの場合は無理やりジェルネイルを剥がしてしまい爪を痛めてしまう事があるからです。
以上になりますがウッドスティックはネイル施術にはなくてはならないアイテムであることがわかります。
是非ウッドスティックを上手に使いこなしてきれいなネイルを仕上げてくださいね!
ウッドスティックの代用って出来る?
ウッドスティックの代用って出来るでしょうか?
基本的に代用できるものとして以下のものが挙げられます。
楊枝
割りばし
基本的に木の棒であれば代用できます。
代用する際のコツは【ファイルで形を整える】ということ。
ヘラの様な形に整えてから使います。
特に割りばしは鋭利な部分もありますのでそのままウッドスティックとしてネイルで使うのはお勧めしません。
楊枝の場合も同様に、少し先端を薄く削ってから使わないと甘皮周りの修正などは汚く仕上がってしまいます。
ウッドスティックの選び方
ウッドスティックの選び方について最後ご紹介します。
ネイルサロンでは同じウッドスティックでも長さ別に使い分けるということをします。
長い方が施術がしやすい反面、フットやパーツを乗せるような細かい作業の場合には長さが邪魔になります。
具体的には以下のようにウッドスティックを使い分けています。
長いウッドスティック・・・マニキュアやジェルの修正に使う
短いウッドスティック・・・フットネイルをする際に使う。パーツを乗せる際に使う
ネイルサロンの場合にはウッドスティックを買うとたいてい20センチぐらいですので最初はマニキュアやジェルの修正に使います。
ネイルサロンではウッドスティックを使うたびに先端を削りますので次第に短くなってきます。
ウッドスティックが短くなってきたらフットやパーツを乗せる際につかう、というようにウッドスティックを場面で使い分けることが多いいです。
なのでネイルの施術で使う場合には断然20センチ程度の長いウッドスティックがお勧めです。
20センチあればファイルたてに入れても取り出しやすいですし、使いやすいです。
逆にウッドスティックが短くなってきたらフットネイルをする際に使うと使いやすいです。
以上、ウッドスティックの選び方についてご紹介しました。
ウッドスティックを購入する際の参考にしていただければと思います。
ウッドスティックに関する関連動画
ウッドスティックの関連動画をご紹介します。
動画1
ウッドスティック関連動画をご紹介します。ウッドスティックは買ったらそのまま使わずまずは仕込みをします。仕込みを上手にするといつものネイルがキレイに。簡単にできますので是非ご覧ください↓
動画2
ウッドスティックの使い方についての動画です。わかりやすいのでぜひご覧ください↓
まとめ
今回はウッドスティックについて紹介しました。参考にしていただけると嬉しいです。ほかにもネイルに関する記事を書いていますのでもしよければお読みください。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました!是非ネイルを楽しんでいただけると嬉しいです。