セルフでジェルネイルのオフをしてみたけど全然落ちない!焦ってしまう事ありますよね。でも大丈夫!特に爪先はジェルネイルが落ちにくい場所。でもそれ以上にセルフでオフをきちんとできないと爪を痛めてしまう事にも。今回はプロネイリストがセルフでジェルネイルのオフが落ちない時の原因と対処方法について解説します!ぜひご覧ください。
セルフジェルネイルのオフが落ちない!ってよくあるの?
ジェルネイルが落ちない!というのはよくある
ジェルネイルのオフをセルフでやってみたものの、全然落ちない!
実はこういう事ってよくあります。
私もネイルスクールに入りたての頃、ジェルネイルのオフにはかなりてこずりました。
今ではするっとオフできるようになりましたがコツを抑えるまではセルフでも【落ちない!どうしよう】っていうのは良くあります。
実はジェルネイルをきれいに仕上げる以上に、正しいオフってすごく大事です。
なぜなら【オフしても全然落ちない】と焦って何度もアルミで巻いたり無理やりジェルネイルをはがしたりすることで(セルフネイルでは良くありますけど)
- 爪が必要以上に乾燥したり
- 白くなった部分がなかなか戻らなかったり
- 更には無理やりジェルネイルをはがしてしまって爪を痛めてしまう
といった事にもなりかねません。
実はジェルネイルは通常のオフでしたらセルフでもそれ程爪が傷む、という事はありません。
一方、うまく落ちないからといって無理やりオフすると、爪全体が傷んでしまい早くても3ヵ月、かかる場合は6か月も爪が傷んだ状態になってしまうこともあるんです。
そこで、ジェルネイルのオフをする場合は落ちない!と焦る前にセルフで出来る対処方法や原因をしっかり押さえておくことが大切です。
指先のジェルネイルは落ちにくく、残りやすい
特にセルフジェルネイルのオフで落ちない!とお問合せが多いのが【爪先】です。
セルフでやる場合に爪先にジェルネイルが残ってしまい、どうしよう??
と頭を抱えてしまう事ってよくあります。
でも、焦る必要はありません!!
実は爪先のジェルネイルが落ちない、というのはセルフだけでなくネイルサロンでも非常によくあります。
爪先はもともとお肌から遠いため、温度が下がりやすい場所でもあります。
そのため、ジェルネイルをオフする際に使うアセトンとの反応が遅く、硬いまま残ってしまうことも良くあるからです。
そこで、今回は爪先のジェルネイルが落ちない時の対処方法についてもご紹介します。
セルフジェルネイルのオフが落ちない!3つの原因
それではセルフのジェルネイルのオフの落ちない原因についてご紹介します。
原因1:表面削りが不十分
セルフジェルネイルのオフで落ちない理由のほとんどはこれです。
【アルミを巻く前の表面削りが不十分】という理由です。
実は私もネイルスクール時代は本当にジェルネイルのオフで苦労しましたが、表面削りを徹底するようにしたらするっと取れるようになった一人です。
これはセルフジェルネイルでも同じだと思います。
ジェルネイルのオフの前の表面削りはアセトンをしみこませる大事な工程です。
しかし、多くのネイル関連のサイトでは【表面に傷をつける程度でOK】と書いてありますよね。
あれ、正しいですけど、あれだとセルフでも落ちない場合が結構多いです。
ちなみに【じゃあ、どれくらい削ればいいの?】についてはこちらで紹介しています。
というのも、今はジェルネイルのもちをUPするために、カラージェルもアセトンがしみ込みにくくなっているものが結構多いからです。
そのため、表面に傷をつけるぐらいでは落ちないことが多いんです。
セルフでもオフの際には表面削りを十分に行う、という事が大切です。
原因2 指が冷たいから(爪先にジェルが残る)
私のネイルサロンでは冬の時期のジェルネイルのオフはアルミを巻いたら手をミトンなどに入れて温めるようにしています。
実は指が冷たかったり、気温が低いとジェルネイルをオフしても落ちないことがあるからです。これはセルフでも同じ。
冬の時期や指先が冷たかったりするとアセトンとジェルネイルの反応が悪くなり、セルフの場合もなかなか落ちないことに。
特に爪先はお肌から離れているので、冷たくジェルネイルが残りやすいのです。
なので落ちなかったとしても焦る必要はありません。
次に紹介する方法を試してみてくださいね!
原因3 アルミホイルの巻き方が間違っている
実はジェルネイルのオフ時に行うアルミホイルの巻き方が間違っているとそこからアセトンが揮発してしまい落ちない、という事が良くあります。
実はネイリストではアルミの巻き方を練習してからジェルネイルのオフを行います。
これはセルフでもおなじ。
正しいアルミの巻き方をしっかり押さえておくというのも大切ですし、簡単にできる指サック(私はセルフでやる時はこれを使ってジェルネイルのオフをしています)を使うのなど
揮発しにくいやり方でオフするという方法もあります。
ジェルネイルが落ちなかった時の対処方法
セルフ行ったジェルネイルのオフが落ちない!としても焦る必要はありません。
ここではその場で出来る対処方法についてご紹介します。
対処1:反対方向からこそぐとぽろっと取れることがある
対処方法1つ目として【反対側から軽くこする】という方法です。
写真にあるようにジェルネイルが残ってしまっても、逆方向からやさしくこするとポロっと取れることがあるからです。
但し、いくら落ちないからといっても【ぐっと力を入れて押す】というのはNGです。
私もセルフ時代、ぐっと力を入れてジェルネイルをはがしてしまって随分爪を傷めた経験があります。
軽くこすってみるのがベスト。
たまにきれいにポロっと落ちてくれるものも結構あります。
それでも落ちない!という場合は、次にご紹介する方法を試してみてくださいね!
対処2:それでも取れなければ表面を軽く削りもう一度アルミを巻く
先程ご紹介した方法でも落ちない場合は、一度ファイル(やすり)でジェルネイルの表面を削り、再度アルミを巻きましょう。
もう一度アルミを巻いて柔らかくするのが一番です。
セルフの場合は、ファイルでジェルネイルの表面を削ることがほとんどと思うので、削りが不十分な可能性があります。
特にセルフの場合にお勧めなのが削る前に一度アルミで巻く、という方法。
アセトンを含んだジェルネイルはかなり柔らかくなっていますので、サクサク削ることができます。
セルフジェルネイルのオフで表面削りが苦手、という方はぜひお試しください。
対処3:爪先に残ったジェルネイルはオフせず爪先をカットする方法も
セルフでも爪先のジェルネイルが落ちないことがありますよね。
そういう場合はもちろんもう一度アルミを巻いて柔らかくするのもいいですが、
もし爪を短くする場合は【爪きりでカットする】という方法もあります。
ネイルサロンではあらかじめ爪を短くすることがわかっている場合はジェルネイルのオフの際もカットします。
こうすることでセルフでも無駄なジェルネイルのオフの時間が短縮することができます。
落ちないジェルネイルをファイルで削り取るってどうなの?
ジェルネイルをオフしても落ちない!という箇所についてファイルで削り取る、という方法が紹介されていることがあります。
これってセルフではどうなんでしょうか??
正直、私はオススメしません。
理由としてはセルフネイルの場合【爪が薄くなってしまう可能性が非常に高い】からです。
ネイルサロンでも削り取ることはありますが、その際は慎重に【ジェルと自爪の境目を見ながら】削っていきます。
同業者の中には【粉の臭い】でわかる、という人もいました。
ジェルを削った時の粉と自爪を削った時の粉の臭いってちょっと違うんです。
なのでジェルネイルと自爪の境目を粉の感じとか臭いで判別することが多いです。
だからセルフでやる場合も注意が必要です。
いくら落ちないからといってざっとファイルをかけちゃうとあっという間に爪が薄くなってしまうんです(本当に良くない)
なのであまりお勧めはしないです。
もしやるのであればピンポイントで様子を見ながらちょっとずつ削る、というのがベストです。
ピールオフジェルを使うことでオフの手間をなくす
ジェルのオフがどうしても面倒!という場合はピールオフジェルを使う、という方法もあります。
ピールオフジェルとは【はがせるジェルネイル】のこと。
ペリッとはがせるのでオフが簡単で、手軽にジェルを楽しめるとしてセルフネイラーの間で人気のジェルです。
デメリットは【長持ちしない】という事。
は通常のジェルネイルが1か月程度の持ちですが、ピールオフジェルはオフが手軽な反面、1か月といった長期のネイルには不向きです。
しかし【週末だけジェルをしたい】といったような数日楽しみたい!という場合には非常に便利です。
ジェルしたいけど、オフが面倒!なかなか落ちない!という人はこういった方法を試すやり方もあります。
ちなみに私もピールオフジェルをすることもたまにあります。
例えば【フットネイル】
フットネイルはハンドに比べて持ちがいいのでマニキュアでも数週間は持ちます。
しかし、乾かす時間がやだな~!ということもあってピールオフジェルを使い始めました。
とにかくよかったのは【オフが超楽!】という事
通常、セルフジェルネイルでもオフするとなると30分はかかりますよね。
それがほんの一瞬でオフ出来るので非常に便利です。
とはいえ長持ちさせるのは難しいので、そのままにしておくと自然とはがれてしまうこともあります。
気になる方は是非試してみてくださいね!
ジェルネイルのオフがしやすくなる3つのポイント
セルフジェルネイルのオフがしやすくなる3つのポイントについてご紹介します。
1:表面削りをしっかりやる
まずは表面削りをしっかりやることです。
落ちない、というばあはこれがほとんど原因です。
セルフでもジェルネイルのオフが成功するかどうかは表面の削りにかかっています。
トップジェルはもちろん削りますがカラージェルの厚みをしっかり削ってできるだけ1回でジェルネイルが落ちるようにしたいものです。
2:アルミを巻いた後、ビニール手袋をする
2つ目はセルフジェルネイルをオフする際にビニール手袋をする、という方法。
これは私もセルフの時にやっていますし、サロンでもやっていますが非常におススメです。効果としては
1.アセトンの揮発を防ぐことができる
2.指先を温めることができる
3.指先が使える
といった効果があります。一石三鳥ですよね!
今は100均などで使い捨てのビニール袋が安く手に入りますのでセルフでジェルネイルのオフをする際は是非活用してみてはどうでしょうか?
3:正しいアルミホイルの巻き方をマスターする
ネイルサロンでもお客さんにジェルネイルのオフをする前にアルミの巻き方を練習します。もちろんセルフでもこのやり方はおすすめです。
写真のように、アセトンを浸したコットンの上に指を置いたら
動かないように固定しながら
1.左側を折る
2.上側を折る(揮発防止のために大切)
3.最後に右側を折る
という順番でおります。左右は違っていても大丈夫ですが、必ず上側を挟みます。
こうすることでセルフでも揮発しにくくジェルネイルのオフをすることができます。
サロンでもやってますので是非試してみてください♪
コラム:爪が傷むとジェルネイルのオフが取れない?
ジェルネイルのオフがしづらいことも
ジェルネイルのオフが取れない原因として【爪が傷んでいるから】と言われることがあります。
実際セルフジェルネイルをする場合どうなのでしょうか?
確かにジェル1回目の爪をオフするときは比較的するっと落ちますが痛んでしまった爪はなかなか落ちにくいです。
特に爪先は傷んでいると爪がしなりやすいのでジェルネイルが落ちない!と焦ってしまうことも良くあります。
私の場合、セルフでもサロンでも傷んでしまっている際は慎重にジェルネイルをオフしていきます。
これ以上傷まないように、慎重にオフすることが大切です。
おまけ:気にせずそのままジェルネイルをするってどうなの?
セルフジェルネイルのオフをして落ちなかった場合、気にせずそのまま続行するってどうなんでしょうか?
結論から言えば基本的にOKですけど、【仕上がりが凹凸しちゃいます】
ネイルサロンでもそうですし、セルフでも凹凸しちゃうと思います。
なので仕上がりがデコボコのジェルネイルに仕上がってしまうので落ちない場合はきちんと落としてから実行するのがいいです。
但し、ベースジェルのかけらみたいなのがちょっと残っているぐらいだったら、上からスポンジファイルなどで滑らかにしてから、ベースジェルを塗ります。
落ちない場合は、予め爪の表面を滑らかにしておくことでセルフでもきれいなジェルネイルに仕上げることができます。
ジェルネイルオフに関する関連動画
動画1
プロが教えるジェルネイルオフの仕方を紹介する動画です。セルフの場合やファイル使い方,アルミの巻き方などネイリストが解説しています。落ちない!と悩む方にお勧めです。是非ご覧ください↓
動画2
セルフジェルネイルオフする動画です。ふわっと1回で落ちるのが理想なのですが、この動画では1回で落とす方法について紹介されています。落ちないとお悩みの方、是非ご覧ください↓
最後に
まとめ
今回はセルフジェルネイルをオフしても落ちない原因と対処方法についてご紹介しました。
落ちない原因の多くは【表面削りが不十分】なことが多いです。
セルフジェルネイルのオフの際の表面削りはサンディングとは違ってカラージェルの厚みをとるぐらいまで削るのがベストです。
さらに落ちない原因としてアセトンが揮発してしまっていたり、指先が冷たかったりなどがあります。
実際に残ってしまったジェル煮るは基本的にもう一度アルミを巻きなおす、のがベストです。
残ったジェルネイルをファイルで削る場合は、自爪を削らないように注意しながら行いましょう。
ジェルネイルのオフは実はネイリストでも最初は戸惑ってしまうのでセルフならなおさらです。
正しいオフのやり方を身に付けてきれいな爪をキープしちゃいましょう♪