今日は「ジェルネイルをしたら爪がボロボロになって困っている」というお悩みの解決法をお教えします。
一時期は「マニキュアは爪が痛むのでジェルネイルのほうが爪に良い」というセールストークでジェルネイルをお客様に勧めるお店もありました。私自身も実際にそのような説明を受けたこともあります。
しかし最近ではそのような勧め方をするサロンはさすがになくなりました。逆に「ジェルネイルを繰り返すことで爪が薄くなる」という認識はネイル業界でも広く共有されるようになりました。
実際にそのようなお悩みもおおく、私のお店にも相談に来られる方が多くいらっしゃいます。
ジェルネイルで爪が痛む原因はいくつかあるのですが、その原因の一つが「サンディング」。サンディングとは爪表面を削る作業のことなのですが、この作業をすることで爪とジェルがしっかりくっつくというウレシイ役割があるのです。
ところが、この「サンディング」ですが、実はどれぐらい削るのか、という決まりがなく、お店によって結構ばらつきがあるのが現状です。
私も経験あるのですが、「こんなに削って大丈夫?」というぐらいがっつり削るお店もありますし、逆にスポンジで軽く撫でるなどのサンディングをほとんどしないお店もあったりします。
初めて行ったお店で爪表面をがっつり削られたらちょっと怖いですよね。とはいっても、どの程度サンディングするのか、お店で施術をしてみないとわからないのが現状です。
とはいっても爪表面の処理をせずにジェルネイルをするとはがれやすくなることもありますので、これはプロに任せるしかないのが現状です。ではどうしたいいでしょうか?
その解決法は「2週間タイプのジェルネイル」なのです。
現在、通常のジェルネイルよりもつけかえ期間が少し短い、2週間タイプのジェルネイルが発売されています。
このタイプの特徴は「爪表面をあまり削る必要がない」ということ。
その分、爪との接着が弱くなります。
2週間ぐらいが付け替えの目安で、3週間以上はつけっぱなしにしないでください、と私のお店では伝えています。
これでしたら爪表面をがっつり削る必要はありません。付け替え時もそれほど爪に負担がかかりませんので、初めてジェルネイルをする人や初めて行くお店でもちょっと安心ですよね。
ただし、すでに痛んでしまった爪にはこの2週間タイプのジェルネイルはおすすめしません。
というのも、すでに薄くなってしまっていたり痛んでしまっている爪にジェルネイルをすることでさらに爪を痛めてしまうことがあるからです。
とはいっても、すでにジェルネイルで爪がボロボロになってしまっている場合、どのようなお手入れをしたらいいでしょうか?
そこで私は「ジェルネイルを乗せるのではなく、爪のお手入れをしてくれる」ネイルサロンに行かれることをお薦めします。
爪が痛んでしまった場合、しばらくはジェルをお休みすることが大切です。とはいってもジェルネイルのほうが料金が高いですし、簡単なことも。逆にお店にとってはオイシイ客なのです・・・。
しかし、それでもあえて「お手入れ」をおすすめしてくれるネイルサロンを選ぶことが大切です。
ジェルネイルをお休みすると、爪が弱くなったような気がします。ジェルネイルの代わりにストレンスナー(塗ると爪が補強される)ベースコートがありますので、ネイルサロンでお手入れする際に爪のストレンスナーを一緒に買われるといいと思いますよ。