こんにちは、ネイルサロン・エクラーラの山崎です。ネイルサロンで働くネイリストです。今回は「よくあるネイルのお悩みベスト36とおススメの解決方法」をランキング形式で紹介します。
さて、ネイルのお悩みランキングをご紹介する前に、この記事を書くことになった経緯についてすこしお話させてください。
あなたはネイルというと「ネイルアート」を連想しがちではないでしょうか?(私は「ネイルを仕事にしてます」というと「ああ、爪を長くする、アレね」みたいな感じで受け取られることが多いです。)
しかし、爪を長くしたり、爪にゴテゴテした(とよく言われる)ネイルアートをするのはネイルサロンの仕事の中では、ほんの数%にしかすぎません。
特に私のいるネイルサロンでは、部分エステといって手や足をキレイにお手入れするメニューを扱っているせいもあり、ネイルサロンでのお仕事のほとんどは「爪に関するお悩み」「ネイルに関するお悩み」を聞いて、そのお悩みを解決できるメニューを取り入れた施術をすることなのです。
ネイルのお悩みを打ち明ける多くのお客様は、「自分だけが爪で悩んでいる」「こんな爪の悩みは自分だけ」「自分の爪だけが見た目が変」という考えを持っています。そのためか、多くの場合、爪や指先の悩みは、恋愛相談のように他人に相談したり、ということもなく何年も当人を悩ませ続ける、という場面をよく見てきました。
実際に、爪を拝見してみると、爪の形をちょっと変えたり、ネイルの仕方を工夫することで見た目を意外と簡単に変えられることが多くあります。しかし、まだネイルサロンが浸透していない、あるいは「ネイルサロン=ネイルアート」、爪を派手に装飾するところ、というイメージがあるために、そのような爪の悩みをネイルサロンで解決する、という方法がなかなか浸透していないようです。
そこで今回、ネイルサロンで私が今まで受けてきたネイルや爪のお悩み相談の中で、たくさん寄せられたものを中心にランキングにしてご紹介させていただこうと決意しました。
ネイルのお悩みの中には自分で解決できるものもあれば、ネイルサロンでなければ解決できないもの、皮膚科などの医療機関に相談したほうがいいもの、などなどいろいろあります。このランキングを見てもらうことで、ありがちな(でもよく知られていない)爪のお悩みを知ってもらい、自分の爪や指先をキレイにする手助けにしてもらえると嬉しいです。
ランキングを発表するにあたってルールは以下の2つ。
・よくある爪やネイルについてのお悩みを私の主観で順位をつける
・おススメの解決方法も一緒に紹介する。
では早速始めていきます。
第36位 縦筋・凸凹した爪にマニキュアをキレイに塗りたい
爪に縦の溝があり、ネイルカラーが綺麗に塗れません。
このお悩みはネイルカラーを塗る前に塗る、ベースコートで解決することができます。
おススメはベースコートを2度塗りすることです。
お化粧の例を考えると分かりやすいです。お化粧の場合、キレイに仕上げるために、最初に下地を塗ってから、ファンデーションを塗り、最後にパウダーなどで仕上げますよね。この下地は毛穴などの肌の凹凸を隠したりする働きがあるわけですが、ネイルの場合、これが「ベースコート」になります。
ちなみにネイルサロンではベースコートのほかに「リッジフィラー」といって白色のついた下地材を使う場合があるんですけど、意外に使いづらかったり、乾くのに時間がかかる場合もあります。ベースコート二度塗りが簡単でいいですね。
それから、トップコートの選び方でも工夫できます。さらっとしたテクスチャーのトップコートよりも、粘土の高い速乾タイプのトップコートのほうが、ぷっくりした仕上がりになりますので、凹凸が目立たなくなります。
・ベースコートを2度塗りする
・ネイルサロンではリッジフィラーを使うことも
・粘度のあるトップコートを使うと凹凸が目立たなくなる効果も。
おまけ
縦筋は基本的に「上から何か塗る」という方法が一般的です。マニキュアでもいいのですが、こんな時は「ジェルネイル」もおススメ。ジェルネイルは厚みを出しているものもありますので、縦筋が完全に隠すことができます。
第35位 ネイルをすると爪が呼吸できないのではないか?
ネイルをしたいのですが、爪の呼吸が止まりそうです。
私の小さいころから(?)都市伝説のようにささやかれていた「ネイルをすると爪が呼吸でいないのではないか?」という疑問。
爪が呼吸するかどうか、についてですが、爪は呼吸をしていません。爪はお肌の一部が角化したものです。皮膚が呼吸していないのと同様、爪も皮膚呼吸している、ということはないです。
ですのでネイルをしても爪が呼吸できないわけではありませんのでご安心ください。
ネイルをすると【爪の呼吸が止まる】と感じるのは、指先の感覚が変わってしまうことに違和感を感じるためなのではないか、というのが私の見解です。また、マニキュアやジェルネイルをすると爪が押さえつけられるように感じる人もいるようです。
ですので呼吸できない、というのはその辺から来ているのではないでしょうか?
プロの視点から言うと、ネイルはマニキュアなどベースコートであればした方がいいです。お肌にファンデーションやクリームを塗るのと同じように、爪にもベースコートを塗っておいた方がいいです。
特に女性の場合には、もともと爪が薄い方や割れやすかったり、裂けやすかったりする方がいます。このような場合、爪の保護のためにもおススメです。
・爪は皮膚の一部が角化したもの。
・皮膚が呼吸していないのと同様、爪も呼吸はしていない。
・ネイルで爪の呼吸が止まると感じる原因は、もしかしたら指先の感覚が変わってしまうからかも。また押さえつけられるように感じる人もいるのでその辺から来ているのではないか?
おまけ
爪は呼吸していませんが、水分の出入りはあるようです。「じゃあ、ネイルをしたら、ネイルの下に水滴がたまっちゃう??」と思ってしまいますが、マニキュアやジェルネエルも水分の蒸発を多少は妨げることはできても100%ブロックするわけではないようです。
第34位 爪の横幅が広い
爪の横幅があり、気になります。すらっとした爪にするにはどうしたらいいでしょうか?
特に親指に多いお悩みです。爪の横幅が縦の幅よりも長かったりするケースもあります。一番簡単に解決する方法が「爪を伸ばす」という方法です。幅広の爪でお悩みの方の多くが、同時に深爪をしている傾向があります。ですので爪を伸ばすだけでも印象はずいぶん違います。
このとき、一緒にやってほしいのが「爪のピンクの面積を広げる」ということ。わかりやすくいうと、深爪の状態から、爪の白い部分(フリーエッジ)の位置を上側にもっていく、という方法です。こうすることで、爪を意識して伸ばさなくても爪が長く、ほっそり見える効果があります。
では具体的な方法ですが、それが【爪の両端を削りすぎない】という事。 爪の両端、ささくれができやすい部分のことをサイドといいますが、爪を尖らせたりする場合に、この部分をぎりぎりまで削るケースを見かけます。
爪はほっそりして見えますが、爪の白い部分は上まで上がってくれません。 ですので爪の形を自分で整える際には、爪の両端部分を程よく残すことが大切です。
おまけ
深爪を改善する爪の形について質問をよくいただくのですが、おススメは「ラウンド」がいいと思っています。
ラウンドは厳密に作るとなるとすごく難しい形ですのでご自分で整えるさいには、爪の両端を削って、最後に滑らかにする、という程度でもOKです。逆に爪先が三角形の「ポイント」「オーバル」はあまりお勧めしません。
・爪を伸ばすことが一番簡単な方法
・横幅の広い爪は深爪していることが多いので、深爪を改善するのも一つの解決となる
・深爪を改善し、フリーエッジの位置を爪先にもっていくことで爪をそれほど伸ばさなくてもすらっとした爪に見える。・それには爪の両サイドを残すラウンドの形に爪を整えるといい
第33位 甘皮のお手入れをしたい・甘皮が伸びている
どうしたらきれいに甘皮をケアできるでしょうか?私は、ササクレや甘皮が気になります。先日100均で購入した爪切りなどにセットで付いている甘皮切りで切っていたら皮膚を傷つけてしまい、9本の指から血を出してしまいました。
実は邪険にされがちな(?)甘皮ですが、甘皮がないと爪が凹凸して生えてきてしまう、と言われています。実際に手荒れなどで甘皮がなくなってしまう場合がありますが、そのような場合には爪が凹凸しているケースが多いです。
ネイルサロンでは「キューティクルニッパー」で甘皮のお手入れをしますので、カッタータイプの甘皮切りの使い方はよくわかりませんが・・・ 甘皮のケアはネイルサロンでするのが一番いいです。ネイルケアというメニューで受けることができます。
確かに甘皮はネイルをする上では「ないほうが爪が大きく見える」というメリットもありますが、ないと爪に支障をきたす部分でもあります。ネイルサロンで施術を受けみてキューティクルケアを体験してみてはどうでしょうか?角質もなくなるとささくれもできにくくなりますのでおススメですよ。
おまけ
「セルフでネイルのお手入してます」というお客様も多くいらっしゃいます。そういう方は美意識の高い方がおおく、キレイな方ばかりです。ネイルもきっちりお手入されているのですが、意外と多いのが「痛くないの?」というぐらいぎりぎりまで甘皮をカットしているケース。
ネイルサロンでもお店によっては甘皮をぎりぎりまでカットするところもあり、観ていて「おお、攻めてるな」と思ってしまう事もあります。しかし自分で切っている場合、そんなお店よりもさらに深くカットしている甘皮をよく見ます。また自分でお手入れして出血してしまった、という方も多いです。確かにマニキュアはお店でも売っていますが、ネイルケアだけはプロに任せてほしい・・・こういうケースを見るたびに思ってしまいます。
・甘皮はネイルサロンでお手入れするのが一番いい
・ネイルケアというメニューで受けることができる
・甘皮は爪にとっては大切な器官
・甘皮がないと爪が凹凸して生えてくる
第32位 ネイルをしたら爪が黄色くなってしまう。
常に爪にマニキュアを塗っています。先日マニキュアをとってみたところ爪の表面が薄く黄色く変色していました。どうしたらなおりますか?これから黄色く変色しないためにはどうしたらいいですか?
ネイルをしたら爪が黄色くなる、というお悩みはよくいただきます。もともと黄色い場合には、これは別の原因(病気など)です。ネイルの場合、これはマニキュアの色素沈着で爪が黄色くなります。
色素沈着してしまった場合には、バッフィングといってスポンジバッファー(240グリッド以上がベスト)で爪表面を少し削ると色が薄くなります。とはいってもこれは爪を薄くしてしまう方法ですのであまりお勧めはしないです。
以外に知られていないのが「マニキュアが爪の上に残っている」というケース。落したようでもしっかり落ちていない場合、その色が爪に残って黄色くなってしまう事も。ですので除光液で落とす際にはコットンを使って、きちんと落とす事も大事だったりします。
色素沈着は予防することもできます。【ベースコート】をしっかり塗るだけでもかなり違いますので是非実践してみてください。
またマニアックな方法としては【黄色を含んだ色】を避けるという方法もあります。というのも、爪に色が移りやすい色が「黄色」であるといわれているからです。爪が黄色くなるのは黄色の色が爪に移ってしまったからなんですね?
これを防ぐ方法として、黄色を含んでいない色を爪に塗る、という方法も。黄色が入っていない色とは、例えば、
・白
・黒
・ラメのみの色
・透明
などなど。
逆に黄色が多い色として挙げられるのが
・ベージュ系
・赤系
・黄緑など・・・
おまけ
色素沈着はマニキュアだけと言われていますが以外にもジェルネイルも爪の色素沈着が発生するといわれています。色素新着自体は爪が薄くなって、痛くて・・・なんてことにくらべるとそれ程問題ないのかな・・・・とは思いますが見た目がアレなので、出来たら避けたいところです。
・予防が一番。マニキュアを塗る際にはベースコートを。
・マニキュアを落す際には、除光液とコットンを使ってしっかり落とす。
・黄色を含んでいない色を塗る、という方法も。
・爪の表面を削ることで黄色は薄くなるが、爪が薄くなるのでお勧めしない。
第31位 爪が薄い、くにゃっとする
爪が短く、また薄いのが悩みです。長く伸ばした爪にあこがれます。
爪の補強としてジェルネイルが使われることがあります。実際に爪が薄いのでジェルで補強、という方もいますのでこのように爪に何かをのせ、補強する、という方法もあります。しかし、ジェルの場合には少しずつ爪の表面が持っていかれてしまうので、上手に伸ばしながらジェルの付け替えをする、というのがベストです。
ジェルネイルでなくても、マニキュアやベースコートを何層か塗っておくと、補強になります。特に透明のベースコートははがれてもわかりづらいのでおススメです。もし使うのであれば「ベースコート・トップコート兼用になっているもの」が長持ちするのでおススメです。
1層だけ塗ってもいいのですが、2?3層重ね塗りをすると爪がしっかりしてきます。
・爪が薄い場合、ジェルネイルで補強する、という方法もあるがかえって爪を薄くすることもあるので様子をみながら付け替えをする必要がある。
・マニキュアや透明ベースコートを塗っておくだけでも爪の補強になる。
・透明ベースコートを塗る場合には、ベース・トップ兼用になっているものがベスト。
・2-3回重ね塗りをすると爪がしっかりしてくる
おまけ
ジェルネイル自体は爪の補強にはなりません、という人もいますが、やはり塗っていると爪が「補強されてる!」と感じてしまうことは否定できません。
特にジェルネイルを外した後は、指の感覚がまだ「ジェルネイルをしている」状態であるためか、爪先を強く使いすぎることがあります。
ジェルネイルを外したら爪が弱くなった、と感じるのもその辺にあるのかも。そんなときには爪の保護も兼ねて、ベースコートの重ね塗りがおススメです。
第30位 爪が短くてもネイルサロンに行って大丈夫か?
仕事柄長い爪だと邪魔になってしまい伸ばすことができません。短い爪でネイルをするとおかしいかな?とかネイリストさんに嫌がられるかな?とか気になってしまってサロンに行けずにいます。
結論から言って、「短いままでも大丈夫ですが、伸ばしていった方が同じ料金で仕上がりがキレイ」ですので、お得です。
というのも、以下の二つのケースは同じように見えても仕上がりが全く違ってきます。
1.自分で爪をぎりぎりまで切ってからネイルサロンでネイルしてもらう
2.ネイリストに爪をぎりぎりまで短くしてもらってからネイルしてもらう。
どちらが仕上がりがキレイになるでしょうか?当然2です。同じ短い爪でも、長くしてから形をととのえた方が爪の形はキレイになります。
ではどれぐらい伸ばしていけばいいか、ということですが、出来たら指より3ミリ-5ミリ程度伸ばすのがベストです。とはいってもお仕事もあると思いますので、お仕事にあわせて伸ばせるところまででもいいと思います。
おまけ
ネイルサロンにはスカルプチュアという爪を延長させる技術があります。こちらはお店によりますが1本1000円以上の価格です。つまり10本スカルプチュアをすると1万円以上・・・結構いいお値段になります。つまり爪を伸ばす、という事は料金に換算するとそれだけの価値がある、と私は思っています。
・短い爪のままでも大丈夫。
・しかし伸ばしていった方が同じ料金で仕上がりがキレイになるのでお得。
・自分で爪を短く切るよりも、ネイルサロンで爪を短く整えたほうが見た目はキレイに仕上がる。
・爪の白い部分を3?5ミリ程度伸ばして行くのがベスト
第29位 爪が汚くてもネイルサロンにいっても大丈夫?
現在はお世辞にも綺麗な爪とはいえません。そこで、ネイルサロンに行ってみたいと思っています。ただ、爪の形がきれいではないのにネイルサロンに行ってもよいものでしょうか?ネイルサロンで爪の形を整えてもらうこともできますか?
ネイルサロンとは、いってみれば「爪の美容室」みたいなものです。
美容室、今で言うヘアサロンは髪の毛がキレイな人ばかりが行くわけではなく、髪の毛が傷んでしまった、という人も多くいく場所です。つまり「髪の毛をキレイにしたい」もっといと「キレイになりたい!」という人が行く場所です。
ネイルサロンも同じく「キレイになりたい!」という人が集まる場所ですので、安心してネイルサロンに遊びに来てください。
お爪の形は【ファイリング】で解決するケースが多いです。ファイリングとは爪の形をととのえるメニューなんです。
行く際に気を付けたいのが【直前に爪を切らずにおく】という事。ネイルサロンに行くから、という理由で爪の白い部分を全て切ってしまう人がいますが、これでは爪のかたちをととのえることがで出来ずもったいないです。
できたら爪は指から2?3ミリ程度伸ばしていくのがベスト。また甘皮周りのケア(キューティクルクリーン)も一緒にうけていただくとさらに爪はキレイになります。
おまけ
意外と隠れたお悩みの多い「爪や指先のトラブル」。でも多くの場合、ネイルサロンでは「あ、これだったら●●したら解決するんじゃないかな」というケースがほとんどです。ですので深刻にならず、一度ネイルサロンにご相談する、というのが意外と近道だったりします。
・ネイルサロンは爪の美容室。
・ネイルサロンで爪の形を整え、指先をキレイにするところです。
・特に爪の形をキレイにしたい場合には爪を切らずに行くのが大切。
第28位 爪のピンクの面積を大きくする方法
爪を伸ばしていますが、爪の白い部分が増えるのみで、見た目もよくありません。自分としては、指先まで白い部分が指の肉とくっついて欲しいのですが、何とかならないものでしょうか?
白い部部(フリーエッジといいます)の位置は実は変えることができます。フリーエッジの位置が上(指先の方)へ上がっていくと、必然的に爪のピンクの部分の面積が増え、爪を伸ばさなくても爪が長く見える、というウレシイ効果も。
やり方は、「地道に爪のお手入れをしながらゆっくり育てていく」というのが王道。というのも、爪自体それほど伸びるのが早いわけではないので(1日約0.1ミリ)、1か月単位で様子を見ていくことになります。
爪をキレイに伸ばして行く際のコツが「爪のサイド(両横)を削りすぎないこと」です。爪の両横の部分をできるだけ残すことが大切です。
おススメは四角く整え角を丸く落とすぐらいの形です。ラウンドでもいいのですが、こちらは難しいので「四角っぽい丸型」でもいいと思います。
爪の形をととのえることを「ファイリング」と言いますが、時間がかかる技術です。平均的なファイリングの時間はプロですと両手10分?15分、もっと短いこともあります。しかし実際にセルフでやってみると30分以上かかる、というケースも少なくありません。ですので一度ネイルサロンでファイリングを試してみるのもおススメです。
おまけ
時々「私は自分で爪をととのえてます」というお客様の中に、爪のサイド(両端)をきゅうきゅうに削ってしまっている方をよく見かけます。ポイントといって、爪を尖らせる形がありますし、指を長く見せたい、という気持ちもわかるのですが・・・ちょっと痛そうだな。と思う事も。
実は爪の両端をあまりにも削りすぎてしまうと、隠れていた皮膚が当たりその部分の角質が硬くなってしまう事があります。普段は爪で隠れていた部分なんですけどね。爪を削る際にはあまりサイドはきゅうきゅうに削りすぎないよう、気を付けたいところです。
・爪自体の変化は時間がかかるるので、1年単位でゆっくり育てていく。
・爪を削る際は両端を削りすぎないよういする
・理想はラウンド。四角にととのえ最後に角を丸くする、という方法もある
・爪の形整え(ファイリング)は難しい技術。ネイルサロンで爪のお手入れをする、という方法もある。
第27位 深爪を改善したい
深爪を改善してキレイな爪になりたいです。
おススメはフリーエッジ(爪の白い部分)を1?2ミリ残して爪を切る、という方法です。また仕事柄爪を伸ばせない場合にも、ある程度までフリーエッジを切ったらあとは爪やすりで優しく整えるのがベスト。
よく爪の白い部分を市販の爪切りで少しも残さずパチパチ切ってしまうケースがありますが、あまりおすすめしません。どうしても爪を短くしなければならない場合には、ある程度フリーエッジを残して切り、あとはやすりで微調整するのがベストです。
おまけ
指の骨の話・・・指の骨って、実は指先まで来てないんです(当たり前か)。でも指先の細かい作業ができるのは「爪」があるおかげなんですね?爪に感謝。
・フリーエッジを1?2ミリ残して切る。
・ぎりぎりまで爪を短くしたい場合には、ある程度フリーエッジを残して切り、最後はやすりで微調整する。
ネイルサロンって爪がキレイな人が行くところ?手や指が汚くても行っても大丈夫?
第26位 日焼けした肌に似合うネイルの色が知りたい
指のシワが多く日焼けした手が悩みです。綺麗に見えるネイルの方法を知りたいです。
日焼けしたお肌に似合うネイルの色の選び方としては
・明るいお色(明度の高い色、つまり濁りの少ない色)
・少しだけパールの入った色
を中心に選ぶとうまく行きます。
パール感のあるネイルを選ぶ際に大切なことは「パール感がきつすぎない」という事が大切です。パール感がきつすぎると、かえって日焼けを目立たせてしまう事も。
実際にネイルサロンで色を選ぶ際はこの2つを基準に色を選びますが、最後はお客様の手の感じを見て、色を決めていきます。基本は3?5色程度をチョイスし、試し塗りをしながら決めていきます。
もしネイルを購入する際には1本だけ買って帰るよりは、悩んだ色を何本か買って試すと違いがわかりやすいですし、ネイルサロンでご相談してみてもいいかも知れません。
おまけ
この業界に入って意外と知ったのですが、夏の時期のネイルでよく使うのが「白」です。指し色にしたり、マーブルネイルのベースにしたりと、引っ張りだこの色です。もちろん日焼けした肌にも似合う色ですが、個人的には白パールの方が好きだったりします。
白パールは業界では「塗るのがすっごく難しい!」という有名な色。パールの筋を平行に塗らなければならないのですが、何度も練習した記憶があります。白パールはべた塗り(1色塗り)でもいいですが、フレンチネイルで使っても素敵です。
解決まとめ
・明るいお色(明度の高い色、つまり濁りの少ない色)
・少しだけパールの入った色
・逆にパールがきつすぎるのはNG
第25位 短い爪の形をキレイにしたい
仕事柄、爪を伸ばす事が出来ません。短い爪で美しく見せたいです。
特に爪の印象は形×表面で決まります。ご自宅では爪切りで爪の長さを整えた後、爪やすりで10本同じ形になるように爪を整えます。後はベースコートや市販の爪磨きで爪にツヤを出す、これだけでも指先はキレイに見えます。
さらにネイルサロンでは甘皮周りもキレイにします。これを「キューティクルケア」というのですが、これをすると、角質に覆われていた部分がなくなり爪自体が大きく見えます。短い爪でも「お、爪の存在感が増してきたなぁ」という感じに。
おまけ
爪の短い、というお悩みの方に多いのが「深爪」です。白い部分を爪切りでぱちぱち切るのをよく見かけますが、あれはあまりお勧めしません。爪切りで指をぐいっとおす際に爪と指をくっつけている部分に負荷がかかるからです。
実は爪って意外と簡単に指からはがれちゃうんですよ。私も小さいころ父親によく爪を切ってもらいましたが、指先に爪切りを「ぐいっ」と当てるのがめちゃくちゃ痛かった記憶があります。ですので爪を短く、ぎりぎりまで攻めたいときにはやすりで少しずつ削るのがいいと思います。
・爪の印象は爪の形(爪先&甘皮周り)×表面のツヤ・色で決まる
・爪やすりで10本同じ形になるように爪を整える
・爪のツヤを出す
・ネイルケアで甘皮周りのお手入れをする
第24位 水仕事で指が乾燥する
もともとささくれができやすい体質です。主婦業(水仕事)をしながらでも、綺麗な指先をキープする方法はありますでしょうか?
水仕事は指先の潤いまでも奪ってしまいます。よく洗剤が「指先乾燥の原因」と言われていますが、それ以上に「お湯」も指先の潤いを一緒に流してしまいます。
一番確実なのが「洗剤・お湯に出来るだけ触れない」ということ。水仕事の際はてぶくろを着用するのもかなり効果があります。
またささくれ対策ですが、これはネイルオイルがささくれの部分に届いていない事が多いです。漫然とクリームを塗っているだけでは改善しない場合は、ネイルオイルを直接ささくれ発生部分につけてみてはどうでしょうか?
またできてしまったささくれは引っ張らずカットします。角質+乾燥が原因も場合もありますのでネイルサロンでネイルケア+角質ケアを受けていただくのも効果的。
おまけ
私の知り合いで、美容師の方がいるのですが、その方に聞いた話でおどろいたことがあります。それが「手荒れの真実」。その知人はドライカット専門店へ転職したのですが、その理由が「手荒れ」なのだとか。手荒れがあまりにもひどく、悩んでいたそうです。今のお店に転職した決め手が「ドライカット」、つまりシャンプーしなくていい、というのが決めてだったそうです。その知人曰く「洗剤(シャンプー)で手が荒れるのではない。お湯で手荒れが起こる」と力強く断言していました・・・恐るべしお湯の力。
・基本は角質ケア+保湿
・ネイルオイルなどがささくれの部分に届いていないと保湿をしてもささくれが改善しない場合もある。
・指先の角質がたまりすぎている場合、ささくれになりやすい場合もある。ネイルサロンでネイルケアをするとキレイになる
・水仕事の際の手袋も効果的
第23位 指先の乾燥を防ぎたい
仕事で書類を扱うため指先が常に乾燥しています。クリームを塗っても一向に改善せず、困っています。
この場合、保湿のほかに「指先を乾燥させない」という方法も効果的です。というのも書類に触ることで指先の油分がとられてしまい、結果として指先が乾燥してしまう事があるからです。
私のおススメは検品用で使わている、あの白い手袋をはめておく、という方法。
手袋の上から大きめの指サックをはめれば準備完了。直接書類を触ることはありませんので、手を乾燥から守ることができます。
手袋をする際にはあらかじめクリームを塗っておくと、さらにGOOD。クリームを塗ると書類にシミがつく・・・という場合にもおススメです。
おまけ
会社員時代、私も白手袋の愛用者でした・・・毎日山の用や書類をチェックする仕事に加え、一日何度も行う商品検査の仕事。段ボールを開けたり、商品をチェックした後は手が埃っぽくなるので一日に何度も手を洗います。手がどんどん乾燥して「なんだか、切ない、さみしい指先になってしまったわ・・・」と思っていた時に思いついた「白手袋×指サック」。使ってみて笑ってしまったのが、3日も使うと白手袋がいつの間にか真っ黒に。1週間も使っていると穴が開いてくる始末・・・「こんなに指先酷使してたんだ」と思いぞっとしたことがあったのでした。意外と酷使している指先。仕事効率重視もいいですが、たまには慈しんであげたいパーツでもあります。
・白手袋を使う
・指サックをするとすべらない
・手袋をする前にクリームを塗っておくと保湿になる
第22位 ささくれが改善しない
もともとささくれができやすい体質です。主婦業(水仕事)をしながらでも、綺麗な指先をキープする方法はありますでしょうか?
指先のお手入れの基本は角質ケア+保湿。ささくれは爪周りの乾燥が原因ですのでネイルオイルで保湿するだけでもかなり違います。また爪周りのトラブルでよくあるのが「角質が硬くなっているケース」角質がたまり、乾燥すると硬くなったり、ささくれの原因になることもあります。
ささくれはネイルオイルがささくれの部分に届いていない場合があります。フリーエッジ(爪の白い部分)の裏からオイルを垂らすことで爪の両端にオイルが届き、ささくれが改善する場合があります。
このような場合にはクリームを塗ってもしみ込んでいかない場合もあります。ネイルサロンで「ネイルケア」を受けて、このような余分な角質をキレイにするのがおススメです。もちろん水仕事をする際に手袋をするのも効果的です。
おまけ
先日実家に帰ったのですが、運悪く(?)大掃除中でした。茶渋のついた茶碗を洗う仕事を任されたのですが、数年分の茶渋がたまっているのか、なかなかキレイにならない湯のみがありました。その湯飲みを見たウチの母は、湯呑に漂白剤を入れ、薄めず素手で洗っているではないですか!!目を丸くしている私に「これは上級テクニックだからw」と言っていましたが・・・・これもある意味「自然の手袋」なのかもしれません。
・基本は角質ケア+保湿
・ネイルオイルなどがささくれの部分に届いていないと保湿をしてもささくれが改善しない場合もある。
・指先の角質がたまりすぎている場合、ささくれになりやすい場合もある。ネイルサロンでネイルケアをするとキレイになる
・水仕事の際の手袋も効果的
第21位 指先の爪の周りの皮膚が硬くなってしまう
指先の爪の周りの皮膚が硬くなっています。どうやって処理すればいいのですか?
指先は角質がたまりやすい場所でもあり、乾燥すると硬くなります。こうなるとクリームがしみこみにくくなりますので、なかなか改善しない、というお悩みが多いです。
このような場合にはネイルサロンで一度お手入れしてもらう、という方法が個人的におススメしています。甘皮処理の際にニッパーでこのように硬くなった角質も一緒にキレイにするからです。
応急処置的に自分でお手入れするなら、スポンジバッファー(220グリッド以上がおススメ)や爪やすりで硬い角質の部分を優しく撫でる、という方法もあります。硬くてストッキングに引っかかってしまう?なんて時に役に立ちます。
この方法は即効性がありますが、一晩たつとまた元に戻ってしまいますので(経験あり)、ネイルケアをネイルサロンで受けていただくのがベストです。
おまけ
自分で指先をお手入れする方が増えてきているイメージですが、以外によくあるのが「切りすぎ」「削りすぎ」というケース。角質の硬い部分をお手入れする際も「いつも剃刀でそいでます」というような、聞くだけで恐ろしい!お手入れをしている方を見かけます。角質が硬くなってストッキングに引っかかってしまうようなケースは削ったり、切ったりしますが、柔らかい部分は残しておくのが大切です。もし自分でお手入れする場合は、角質の部分を指で押してみて「あ、もう少し削りたいな」ぐらい硬い部分を残しておくと、やりすぎを防げます。
・ネイルサロンでネイルケアを受けると一緒にお手入れしてくれる
・応急処置的にはスポンジバッファーや爪やすりで硬い部分を削る、という方法も
・削りすぎると皮膚を傷つけてしまうので、硬い角質の部分を少し残しておく
第20位 足のかかとが硬い
かかとの角質に悩んでいます。自分で足用のスクラブをつけてケアをしていてもなかなか綺麗になりません。サンダルを履くのが恥ずかしいです。
かかとは角質がもともと厚い部分。余分な角質がたまってしまい、乾燥することで硬くなり、割れてしまうこともあります。こういう状態ではいくらクリームを塗ってもしみ込んで行きません。
相談者さんのおっしゃる通りスクラブも効果的ですが、ど固くなっている場合には、角化している部分をキレイにするのが一番近道です。
ネイルサロンなどで角質をケアしていただくのがベスト。固くなった余分な角質をキレイにすることでクリームのしみこみが良くなりますので、あとはご自宅でお手入していただくだけでキレイなかかとを維持することができます。
逆によくあるのが「軽石でいくらこすっても柔らかくならない」というケース。力が入らなかったり、角度が悪かったりしてしっかり角質が落ちていないことがあります。また、角質を削りすぎてしまい、かえって皮膚を硬くしてしまったり(意外に多い)、保湿を怠りこれまた皮膚を硬くしてしまうケースもあります。
自宅でケアするのは限界がありますが、「削りすぎないこと」「終わった後は保湿」この2点を心がけるだけでかなり違います。
おまけ
一時期流行った、足を赤ちゃんのように柔らかくする、というピーリング剤ってどうなったんでしょうか?ピーリング剤に足を浸して、数日たつと、足の皮がガンガンむけて足がツルツルになる、という夢のような商品でしたね。足って意外とお手入れしない場所なので、たまにはそういうのも楽しいと思います。
・かかとは角質が多い部分。
・乾燥することで硬くなる。
・角化してしまった部分はネイルサロンでお手入れできる。
・自分でケアするばあいいは、削りすぎないことと、保湿を十分に行うことが大切
第19位 足が汚い。サンダルの似合う足にお手入れしたい
足が汚いです。ペディキュアなんて似合わない、サンダルもミュールも似合わない足をしています。どうしたらいいでしょうか?エステか何かに行けば何とかなるでしょうか?
足のお手入れを毎日コツコツするのもいいですが、ネイルサロンで「フットケア」を1度受けるだけでもかなりキレイになります。足爪と爪回りの角質をキレイにするお手入れをします。そのあとにネイルをしますのでネイルがキレイに映えます。
ネイルサロンでも爪だけキレイにするところもあれば、足の甲やかかとまでお肌のお手入れをしてくれるサロンもあるので、そこはメニューを見ながら選んでみるのがいいです。
足は意外に角質に覆われている部分です。足の爪も角質に覆われているケースが多いです。この角質をキレイにするだけでキレイになります。
おまけ
夏の時期にサンダルを出してきて、いざ履いてみたら似合わなかった・・・という話はよく聞きます。確かに冬の間はあんまりケアしていないことも多いですからね。足のキレイな方は大体4月?5月ぐらいからお手入れしているようです。
・足のお手入れはネイルサロンがおススメ
・フットケアを受けると足爪がキレイになる
・足の甲までキレイにしてくれるところもある
第18位 フットとハンドのネイル色の合わせた方について
マニキュアとペディキュアしようと思っています。その際に、両方同じ色、同じデザインで統一したほうがいいですか?仕事中は足の爪は見えませんので、ストーンやラメを使って少し華やかにしてみようかなと思っています。
フットとハンドのネイルを合わせた方がいいか?これは完全にその方の好みによります。合わせても合わせなくてもいいです。海外に行くと、そろえている方が多かったりします。あと海外のネイルサロンで働いた際には、合わせる人が多かったイメージです。あとフレンチなどで統一するのも見たことがありますが素敵でしたよ。
とはいっても日本では殆どが合わせていない、というケースが多い印象です。特に仕事柄、手にネイルは出来ない、派手なネイルはNGのケースも多いようですね。そのような場合には足のネイルを豪華にしてネイルを楽しむ人も多いですので、結果として「手と足のデザインは違う」というケースが多いのかもしれません。
・必ずしも合わせる必要はない。
・職場によっては派手なネイルアートNGのケースもある。そのばあいにはフットネイルを豪華にするというケースも多い
第17位 ジェルをしたまま爪を切っても大丈夫?
初ジェルネイルをしました。爪切りでパチパチと切ってしまい切り口からネイル剥がれてしまいました。やはりこのような私はジェルネイルは諦めるしかないでしょうか?
ジェルをしたまま爪を切ってもいいか、ということですが、これはあまりお勧めしません。ジェルをしたまま爪切りで爪を切ると、ジェルがはがれてしまうからです。自分でネイルすることが多いネイリストもさすがにこれをやる人はいません。
とはいっても爪が伸びてきてしまった・・・という時に応急処置的にやる方法があります。それが「やすりを使って爪を削る」という方法。
やすりを使う際には、優しく一方方向にやすりを引っ張るようにして爪を削ります。無理やり削るとジェルがはがれてしまうこともありますので、優しく削っていきます。
また、ジェルをしていて爪が伸びてきた場合「付け替え周期を早めてネイルサロンに行く」という方法もあります。ジェルネイルの周期は3週間?1か月と言われていますが、メーカーによっては2週間タイプのものもあります。
このようなジェルは頻繁に付け替えることを想定して作られている事が多く、爪にも負担がかからない様な工夫がされています。
・ジェルをしたまま爪を切ると、ジェルネイルがはがれてしまう。
・やるならやすりで爪を削る、という方法がおススメ。
・やすりを使う際には、優しく一方方向にやすりを引っ張るようにして爪を削る。無理やり削るとジェルがはがれてしまうことも。
・ジェルの付け替え周期を早めるのも一つの方法。2週間で付け替えるジェルネイルもある。
第16位 ジェルネイルはどうやってはずすのか?
現在ジェルネイルをして2週間くらい経ちますが、2枚位剥がれてきていたので自分で剥がしてしまいました。 残りのツメも自分で取りたいと思うのですが、何か特別な薬剤などが必要なのでしょうか?自分で剥がすと、つめにダメージが強く残ったりしますか?
実はあまり知られていませんが、ジェルネイルは「除光液」では落とすことができません。ジェルネイル専用の除光液(ジェルリムーバー)で剥がします。(基本はネイルサロンで落とします。)
手順としては小さく切ったコットンにジェルリムーバーを浸し、爪の上に載せます。後はアルミホイルと指に巻きでけ、10分ほど待つ、という手順です(本当はもう少し細かくあるのですが)。
手順自体はシンプルですが、意外と失敗例が多かったりもします。最初に「ジェルネイルの表面を削る)という作業があるんですけど、このときに地爪も一緒に削ってしまうケースが多いです。
また無理やりジェルネイルをとってしまうこともあり、この場合にも爪を傷めてしまいます。あまりよくわからずジェルオフすることで爪を極端に薄くするケースもよくあります。
本来であればネイルサロンでジェルオフをするのが一番いいです。といいますのも、実はジェルネイルはつけることより外すほうがむずかしく、爪をなるべく削らないようにすることはプロのネイリストであってもかなり高度な技術です。ジェルネイルで爪が薄くなる人もいますが、そのほとんどは、ジェルオフで爪を削りすぎているのが原因です。
ジェルネイルを楽しみつつ、自分の爪も大事にしたいなら、ジェルオフは自分でせずにネイルサロンでオフすることをおすすめします。ただしネイルサロンの方針やネイリストの技術力によって、ジェルオフの際の爪の削り具合は変わってきますので、事前にネイルサロンの情報はほしいですね。できればネイルサロンによく通っている知人の方や信頼できるネイリストさんからの紹介はほしいところです。
おまけ
「ジェルネイルをしたら爪が薄くなってしまった」というケースで以外に多いのが「自分でジェルネイルをむしってしまった」というケース。ジェルネイルがはがれてきた部分を思わずシールのように剥がしてしまうという人が意外に多いです。やったことのある人ならわかると思いますが、これをすると「ほぼ100%爪が持っていかれます」。ついむしってしまう、という人はジェルネイルではなく、マニキュアがおススメです・・・
・ジェルネイルは除光液で剥がすことはできない。
・ネイルサロンでジェルオフするのがおススメ
・ジェルリムーバーで落とすが、手順がある。
・ジェルの表面を削る際に地爪まで削ってしまうことも多い。
・ジェルネイルを自分でむしると100%爪は薄くなる
加えて爪自体も伸びていますがら、永遠に薄くなるわけではありません。爪は一日0.1ミリ伸びていると言われていますので、ジェルの付け替え期間である約3週間?4週間ごろには約2?3ミリ弱伸びていることになります。
ですので、簡単に言ってしまうと「ジェルで爪が薄くなるか、爪が伸びるのが早いか」ということになります。
何度もジェルを付け替え、薄くなってしまうまえに爪が伸びてしまえば、それほど気になりません。
問題なのが「一度のジェルの付け替えで、爪が必要以上に薄くなってしまった場合」です。極端に爪が薄くなってしまいますので、この場合は爪の生え変わりを待つ、という事になります。
おまけ
「ジェルのもち」にばかり注目されていますが、実は「もちがいい=爪に良い」ということにはならない場合もあるんです。「ジェルが長持ちする=爪にしっかりくっつく」ということですので、はずす際に爪を傷める場合もあります。またジェルを載せる際にもジェルのもちをよくするために、爪表面を削る場合(サンディング)もありますが、どの程度削るかはそのお店によって違います。私もネイルサロンによく行きますが、その辺のことを知っているので値段で選んだりは怖くて(?)しません。必ず「コンセプト」などを見て、「爪を削りすぎないかどうか」をチェックします。
・ジェルネイルをすると少しずつ爪に表面が持っていかれる
・爪は毎日少しずつ伸びているので永遠に薄くなるわけではない
・1度のジェルの付け替えで爪が必要以上に薄くならない、ということが大切。
・どの程度サンディングするかはお店によって違う
第14位 ジェルネイルで爪が薄くなった時の対策
約一年位はジェルネイルやり続けてましたが、お金もかかるし一旦外しました。そうしたら、更に爪が薄くなった気がします。このような場合にはどうしたらいいでしょうか?
ジェルネイルで薄くなってしまった爪を再び強くすることは難しいです。確かに栄養剤を塗ったりネイルオイルを塗ったりすることで爪がしなりやすくはなりますが・・・しかし物理的に薄くなってしまった爪の厚みを付ける、ということは難しいです。
薄くなってしまった爪を強くするにはある程度の厚みが必要となってきます。この場合には爪に良い成分が入っているものではなく、「弱い爪を補強してくれる」ベースコートを使う、というのがおススメです。
具体的には「ストレンスナー」「ハードナ―」「補強剤入り」などの表記が書かれているベースコートです。1回塗ったぐらいでは補強された、と感じないかもしれません。そのような場合にはこのようなベースコートを2、3回塗る事で爪がかなりしっかりしてきます。
※重ね塗りは3回程度にとどめてください。あまり厚塗りするとネイルが割れてしまうことがあります。
トップコートを塗る手間を省くのであればトップコート・ベースコート兼用となっているものがベスト。
また「ネイルケア」を定期的に続けて、丈夫な爪をそだてる、という方法もあります。ネイルケアは爪の根本や爪周りを刺激する効果があります。ですので定期的にネイルサロンでネイルケアを受けるというのも一つの方法です。
おまけ
ジェルネイルが流行ったと同時に流行ったものとして「ネイルケア」があります。私のお店でも「ジェルネイルで爪を傷めてしまったのでお手入れで爪をキレイにしたい」というお客様が増えてきました。化粧品に学生時代から慣れ親しんできた若い世代の女性にとっては、「ネイルケア」で爪や指先本来の美しさを引き出したり高めたりする、というのもアリなんだそうです・・・エステ感覚でネイルをする、というのも今後広まりつつある新しい分野なのかもしれません。
・薄くなった爪にジェルを塗るとさらに薄くなる場合も
・ジェルをお休みする、という方法もある
・その間は補強材入りのベースコートなどを重ね塗りし、薄くなった爪をカバー
・ベースコートはトップコート兼用となっているものがベスト
第13位 爪の形にコンプレックスがある・爪の形をキレイにしたい
私は爪の形にコンプレックスがあります。そのせいでつい人の爪を見てしまうのですが、逆に言うと自分もみられているのではないかと気になってしまいます。爪を手術なりしてきれいな爪には出来ないのでしょうか?
爪の形についてのご相談は本当に多いです。このようなお悩みでも、ファイリングといって爪の形を整えることでかなりの悩みは解決します。
この場合、その方の爪のお悩みによっておススメする爪の形が違いますので、一概にどのような形がいいかはその人によって違ってきますので一度ネイルサロンでご相談してみてはどうでしょうか?
確かに初対面で相手のどこを見るか、という場合「指」と答える人はいますが、相手の爪ばかりを見て過ごしているわけではありません。とは言っても爪にお悩みのある方にとって、お会計の際などに手元を見られる、ということにかなりのストレスを感じる、というケースもあるようです。
手術については私は医者ではないのでわかりませんが、そこまでしなくても爪のお手入れで十分キレイになるのではないかと思います。特にネイルサロンでは爪のお手入れに特化したメニュー「ネイルケア」があります。
爪の形を整えるだけではなく、甘皮周りのお手入れもいっしょに行いますので指先がキレイになりますし、印象もかわります。
ネイルサロンで爪の形を整える際には爪の長さが必要です。できたら3?5ミリ程度伸ばしていくと、同じ料金でも仕上がりがキレイになりますのでおススメです。
おまけ
爪やすりってありますけど、どんな素材がいいですか?と聞かれることがあります。私自身は、お店でエメリーボードといって、薄い紙やすりを使っています。これって消毒するとすぐにベロベロになってしまい、耐久性には欠けるのであまりお勧めはしないです。耐久性もあって、水洗いできるものというとガラス製の爪やすりなんか、理想的ではないかな、と思います。
・爪の形はファイリングをすることで改善するケースが多い
・爪のお悩みによって合う爪の形は違う
・ネイルケアをネイルサロンで受けることで爪と爪周りをキレイにすることができる
第12位 マニキュアをしたら2枚爪になった
マニキュアをするとすぐ二枚爪になります。ベースコートだけでも二枚爪になってしまいます。また、二枚爪にならないマニキュアとかありますか?
二枚爪の原因はネイル以外の場合もあります。よくある原因としては「貧血」といわれていますが、この場合にはまず医療機関などにご相談するのが一番です。今回は同じ2枚爪でも「マニキュアが原因の2枚爪」についてご紹介します。
マニキュアを塗ると2枚爪になる、というご相談をよくいただきます。二枚爪の原因は「爪の乾燥」が大きいです。マニキュアをして二枚爪になった、という場合、一番考えられるのが「除光液の使い過ぎ」が一番考えられます。
除光液には爪を乾燥させる成分が入っていて、これが爪を乾燥させます。マニキュアを頻繁に塗り替える際に使う除光液が原因で爪が乾燥し、2枚爪になる場合も。
方法としては1つ目は「マニキュアの塗り替え時期を遅くする」という方法があります。頻繁に塗り替えるのではなく、10日ごとに塗り替えるなど、できるだけ除光液を使う機会を先延ばしにして、爪を乾燥させないようにする方法です。
もう一つは「マニキュアをお休みしてネイルオイルで爪を保湿する方法」です。ネイルオイルは爪周りの皮膚だけではなく、爪も保湿することができます。
おまけ
私の経験上、2枚爪の原因のほとんどが「除光液の使い過ぎ」です。後は「そり爪」だとその部分がぶつけやすく、爪が割れてしまい結果として2枚爪になってしまうケースもあります。ベースコートには「トリートメント」効果のあるものがあり、実はオイルとの相性がいいものもあります。私のサロンでは爪の乾燥が激しい場合にはネイルオイルを爪に塗り、その上からトリートメント(ベースコート)+トップコートで仕上げます。こうすることで二枚爪が改善するケースが多かったりします。こう言うのを見るとネイルオイルってすごいなぁ、と思ってしまいます・・・・
・マニキュアの塗り替え周期を長くし、できるだけ除光液を使わないようにする。
・ネイルをお休みし、ネイルオイルを指先に塗るようにする。・
第11位 マニキュアがなかなか乾かない
マニキュアを塗って数時間たってもまだ柔らかいです。どうしたらマニキュアを早く乾かすことができますか?
マニキュアを早く乾かす裏ワザはいくつもありますが・・・ここではプロなら知っている、プロならではの方法をご紹介します。
まずは【薄く塗ること】。何よりもこれが一番大切です!!
というのも、マニキュアは「乾く⇒固まる」という仕組みになっていますが、早く乾かすにはまず「薄く塗る」ということが大前提です。
基本はマニキュアは2回塗ります。1回目はムラになってもいいので、とにかく薄く!というのがコツ。2回目でムラがないよう、ふわっと塗っていきます。
そして大事なことは「ボトルの口でハケを思いっきり広げる、ということ」これはネイルのプロの技なんですけど、これをやらずしてキレイに塗ることは不可能(といってもいいぐらい大事)です。
薄く色を塗ると色が発色しない・ムラになっちゃう・・という場合もありますが、その場合は「薄く×3回」という風に塗るといいです。
あとは「速乾剤」を使う方法もあります。これは速乾スプレーや速乾オイルなどを最後の仕上げに塗る方法です。いくら「速乾」といっても、表面が早くかわく、という程度ですのでやはり、「薄く塗る」ということが大切になってきます。
速乾というと人気なのが「速乾タイプのトップコート」です。こちらもお勧めです。速乾トップコートはツヤも出ますので、ツヤを出したい時にもおススメ!
おまけ
マニキュアがなかなか乾かない、と言われますが、最新のネイル用品を見てみると年々乾かす時間が短くなっているイメージです。今までは「速乾」というと、「速乾トップコート」や「速乾スプレー」「速乾オイル」のように「ネイルの上の部分だけ早く乾かす」というイメージ。ちょっと無茶すると「よれちゃった」というケースが多くありました。その傾向は今でも変わらないのですが、ここ数年は「ベース」「マニキュア」「トップコート」といった風に「セットで使うことで速乾性が高まる」タイプのマニキュアが次々と発売されてますね?
日常紫外線で硬化する、とか、セットで使うと速乾性が高まる、とかいろいろなタイプがあります。トップコートだけではなく「カラーも速乾」というところが私にとっては衝撃的。本国では発売されていても日本では発売されていない速乾マニキュアメーカーもありますので是非取り扱い代理店さんには頑張ってもらって、日本でも発売できるようにしてもらえると、すごくうれしいです。
・とにかく薄く塗る。ボトルの口でハケを広げてから塗るのがコツ
・発色が薄い、ムラが気になる場合には、重ね塗りする回数を増やす
・速乾剤や速乾スプレーを使う
・速乾タイプのトップコートを使う
第10位 マニキュアで爪が乾燥する
マニキュアを愛用していますが、最近マニキュアを落とすと爪が白く乾燥しているような気がします。
実はマニキュア、というよりも除光液で爪が乾燥することの方が多かったりします。というのも除光液自体は爪を乾燥させる働きがあるからです。頻繁に除光液でマニキュアを落としたりすることで、爪が乾燥してしまいます。
毎日塗り替える人もいるようですが、正直それでは爪を乾燥させてしまいます。メイクと同じで1日に何度もメイク落として洗顔したら皮膚が乾燥してしまうのと同じで、爪も乾燥してしまいます。
できたらマニキュアは毎日落とすよりも1週間から10日ほど間を開けて塗り替えるのがベスト。塗ったマニキュアをできるだけ持たせるのが爪をキレイに保つコツです。
おまけ
マニキュアは爪にいいか、というご相談があります。塗っておくと爪の乾燥を防いでくれますが、除光液を使う(使いすぎる)ことで爪は乾燥する・・・果たしてどちらがいいのか、私自身、迷ってしまうことも。
マニキュアって「メイク」に似ています。ファンデーションなどのメイク用品はお肌をキレイに見せてくれたり、乾燥からお肌を守ってくれる、とも言われています。一方で、洗顔することでお肌が乾燥することも・・・毛穴にメイクが詰まったりもしますし(昔のCMを思い出します)。とはいっても多くの女性にとって「メイク」は必要不可欠。マニキュアも爪にいいか、悪いか、といのではなく、メイクと同じで「できるだけ爪を乾燥させないようにしながら楽しむ化粧品」ということで私の中では落ち着いています。
・マニキュアを落とす際の除光液が爪を乾燥させる。
・マニキュアは毎日塗り替えるのではなく、1週間?10日ぐらい持たせてから塗り替える
・塗ったマニキュアはできるだけ持たせる
第9位 マニキュアがうまく塗れない・ムラになる
マニキュアを塗るとすごいムラになって、汚くなってしまいます。どうしたら綺麗に塗ることができますか?.
マニキュアは見た目は同じように見えますが、実は色によってムラになりやすい色があります。基本の塗り方のコツとしては「ハケの使い方」があります。ポイントは、マニキュアを塗る際にボトルの口でハケを思いっきり広げる、という方法。こうすることで一度にたくさんの面積を塗ることができますのでムラになりにくく、キレイに塗ることができます。
ムラになりにくい色を塗る、というのも一つの方法かな、と思います。ムラになりにく色とは、
・透明感の強い色
・ラメが入っている色
・濃い色(赤や黒)
あたりですね。逆にムラになりやすい色としては
・ベージュ系
・乳白色・白っぽい色
・白が混じっている色(パステルカラー)
ムラになってしまうときは、どうしようもないですが、上から色をかさねる、というのが一番簡単な対処方法です。あまり厚塗りすると今度は乾きにくくなるので注意です。重ね塗りする場合には「ハケを広げて薄い色を何度も重ね塗りする」というのがポイントです。
おまけ
ネイリストになる前は「ネイル検定」というものを受けました。その際の色は「赤」。ネイルサロンに勤務してみてから思うと、一番簡単な色だったんだろうな?と思います。最近はネイリスト検定も難しくなって生きているみたいで、色も赤だけではなくピンクなどもあるようです。
ベージュなどは特にハケ跡がわかりやすい色。今でも緊張することもあるぐらいです。「カワイイ色ほど塗りにくい」。でも(だからこそ)塗っちゃいたくなるんですよね?
・マニキュアを塗る際にボトルの口でハケを思いっきり広げてから塗ると薄く均一にキレイに塗れる。
・透明感が強い色やラメが入っている色、濃い色などムラになりにくい色を選ぶ
・ベージュなどの色はムラになりやすい
第8位 マニキュアは毎日塗り替えなければならないか?
マニキュアは、どれくらいの頻度で、落としたらいいですか?
マニキュアは、どれくらいの頻度で、落としたらいいか、ということですが、落とそうと思えば塗ってすぐに落とすことは可能です。とはいっても爪のためには1週間以上あけて塗り替えするのがベスト。
ちなみにフットとハンドでは塗り替え周期が違います。フットの場合には1週間?10日程度(それ以上でもOK)です。フットは1か月程度持たせる人も結構多いです。とはいっても足の爪は伸びすぎると靴を履くときにきつくなってしまいますので、1か月?2か月(個人差あり)ぐらいで塗り替える(と同時に爪を切る)のがいいのではないでしょうか?
毎日塗り替える、というのは正直爪にはよくないです。除光液が爪を乾燥させてしまうからです。できるだけ持たせて塗り変える時期を伸ばすことが綺麗な爪を保つコツです。
・1週間?10日(それより長くてもOK)を目安に塗り替える
・フットの場合は1か月?2か月程度(爪の伸びる速度に合わせて)
・毎日塗り替えるのは爪のためには良くない
第7位 もちのいいマニキュアの塗り方を知りたい
塗ったマニキュアがすぐに剥がれてします。長持ちさせる塗り方を教えてください。
よくあるケースが「爪に油分が残っている」というケース。これは技術的な話になりますが、実は爪の上には油分がついていたりします。油分がのこったままマニキュアを塗ることで爪がマニキュアをはじいてしまい、取れやすくなってしまいます。ですので長持ちさせるにはこの油分をしっかりとっておくことが大切です。
マニキュアをする前に手をよく洗ってもいいですし(タオルで水滴をしっかりふき取ることが大切)、あとはウェットティッシュ(アルコール入りがGOOD)で爪をふいてからマニキュアを塗ると、爪としっかりくっつきます。
ちなみにネイルサロンではエタノールを使ったり、あとは除光液でふき取ったりする場合もありますけど。除光液には油分が入っているのでは?というご質問も先日いただきましたが、確かにそのような場合もあるかと思います。ですので個人的にはアルコール入りのウェットティッシュがおススメです。
あとは「エッジの部分にマニキュアをきちんと塗る」ということ。エッジとは爪の先端の部分です。エッジの部分はあまり見えにくいので塗らなくてもそれほど見た目は変わりません。しかし!実はマニキュアの多くは「爪先」からはがれていきます。ですのでこの部分を塗るか塗らないかはマニキュアのもちに大きく影響されます。
私の経験上、マニキュアが完全に硬化するまで約2日。そしてエッジに塗ったマニキュアが落ちるまで約2?3日。マニキュアが完全に硬化するまでエッジに塗ったマニキュアが爪先を保護する役割(爪先のマニキュアが落ちないように保護する)をになっているのではないか?と思っています。
塗り方は簡単です。マニキュアのハケの角の部分を使って、エッジの部分に色を塗ってきます。爪の裏に塗る、という方法もありますが、これをやるとさらにもちがよくなります。
ちなみにベースコートやトップコートも塗っていきます。マニキュアで爪全体をくるむイメージです。
・爪に油分が残っている場合も。アルコール入りのウェットティッシュで爪の表面をふき取ってからマニキュアを塗る
・エッジの部分にマニキュアを塗っておく
第6位 マニキュアがすぐにはがれてしまう
ネイルがいつもすぐに爪先から剥がれます。ネイルが剥がれない塗り方はありますか?
ネイルが爪先からはがれてしまう原因は実は1つではなくて、いくつかあるのでそれをご紹介していきます。
まず、よくあるのが「実はまだ乾いていない」というケース。マニキュアは乾くと固まります。最初の20分で表面が固まります。2時間で中まで固まります。そして完全に硬化して爪としっかりくっつくまで2日ほどかかります。この状態でマニキュアを触るとジェルのような硬さとなります。
ですので3日程度ではがれてしまうケースの多くが「完全にマニキュアが硬化する前によれるか、はがれてしまっている」ということです。
特に最初の20分はとても大切です。私のネイルサロンでもマニキュアを塗ったあと約30分はお店で乾かしてもらっています。その間はできるだけ爪を触らないように、お茶を飲むときもティーカップではなく湯のみ茶碗で飲んでもらいます。
ご自宅では、塗ってから約2日はできるだけ爪先を使わないように気を付けていただくとマニキュアのもちがよくなります。具体的には
・お風呂に入る際は手袋を(お湯+洗髪がマニキュアを柔らかくし、落としてしまうため)
・缶詰などを爪先を使って開けない(100%はがれます)
・爪をできるだけぶつけないように気を付ける(よれる可能性大。そこからはがれていく)
最初の2日を無事に過ごすことができればあとは1週間程度は意外と簡単に過ごせたりします。
おまけ
一時はネイルサロンの花形メニューでもあったマニキュア。しかしはがれやすい・乾かすのに時間がかかる、とうことから隅へ追いやられる存在でもあります。しかしマニキュアは自分で落とせる、というメリットもあるのも事実。しかし実はマニキュアは年々乾かす時間が短くなってる!!というのも海外メーカーの中ではここ数年、速乾タイプのマニキュア発売ラッシュ。次々と速乾タイプのマニキュアを発売しています。というのもマニキュアの需要は世界的に見るとまだまだ大きいんですね?。ですのでそのうちジェル用にすぐに硬化するマニキュアが発売されるのも夢ではないと信じています。
・はがれやすい=まだ乾いていない、ということがほとんど。ジェルのように完全硬化するまで約2日かかるので、それまではできるだけ爪先を酷使しないようにする。
・お湯を使う際には手袋を
・爪先をできるだけ使わないようにする(缶詰やビール缶を開けるときは爪先を使わない)
・ぶつけないようにする
第5位 爪の凹凸・横溝が気になる
私は、肌が弱く、特に手が荒れやすい体質です。それで爪が横に波を打ったように生えてきて困っています。
爪が凹凸している、というお悩みは結構多くいただきます。凹凸の方向によって原因が違います。縦線になっている場合には、これは「爪のシワ」ですので、原因は老化ということになります。
横に凹凸している場合、これは何らかの原因があります。
まず、爪周りの皮膚にヒントがあります。爪周りの皮膚がカブレていたり、腫れていたり、炎症を起こしている、なんていう場合にはこれが原因のことが多いです。ですのでこの場合は薬局の薬剤師さんや皮膚科の専門家にアドバイスを求めるのが一番いいです。
皮膚がカブレていると、甘皮が後退していて、全くないケースもあります。私の経験では甘皮がなくなると爪が凹凸するケースをよく見てますので、これが関係しているのではないかと思っています。
次に、甘皮周りの皮膚が腫れてはないけれど、皮がベロンと向けている場合。甘皮周りをいじってしまう癖のある方によく見られます。このような場合、甘皮をいじる際に爪の根元を押してしまっていることが多く、結果として爪が凹凸してしまいます。
またそのほか原因がわからない・体調が悪かった時などに爪が凹凸する場合があります。すべての指に同じような症状が出ている場合には、体調が原因のことがありますので、心配な場合には医療機関にご相談するという方法もおススメです。
・爪周りの皮膚やカブレなどが原因で凹凸することがある。この場合には皮膚のトラブルをまず治すことが大切。
・甘皮周りの皮がベロンと向けている場合には、爪の根元を押してしまう癖が原因。
・爪の根元を押すと凹凸した爪が生えてくる
・そのほか体調が原因で爪が凹凸するケースも
第4位 爪が割れる(先端・2枚爪)
爪が伸びるといつも二枚爪になってしまって自分は爪が弱いのかと思っています。爪が丈夫になりたいです
二枚爪の主な原因は爪の乾燥と言われてます。特に水仕事などを多くしている女性に多いといわれています。
水仕事の際に洗剤をつかったり、お湯を使ったりします。この時に指先や爪から一緒に潤いが流されてしまい、結果として指先が乾燥してしまいます。さらにまた漂白剤などを素手で触ることで、指先の乾燥はさらに進みます。
もちろんクリームなどで保湿をすることが大切ですが、それでも改善しない、というご相談を多くいただきます。
私がおススメしているのが「お湯や洗剤に触れない」というやりかた。具体的に何をするか、というと「手袋」をするという方法です。私自身、実践していますのでかなりおススメです。うっかり手袋をせずに洗い物をすると、次の日手がガサガサするだけではなく、指先の角質までも硬くなってしまうのを見ると・・・お湯の洗剤の威力というのはすごいです。
また爪を保護するためにベースコートを塗っておくのおおススメです。マニキュアの頻繁な塗り替えは爪を乾燥させますが、塗っておくと爪を乾燥から守ってくれる効果もあります。
さらに二枚爪の原因としてもう一つあります。それが【低色素貧血】です。この場合ネイルでは解決できませんので心あたりのある方は、専門機関へご相談ください。
おまけ
私自身、食洗器を買ってからというもの洗い物はあまりしなくなりましたが、それでも気を付けていることがあります。それが「調理する際の手の乾燥」です。もともと食中毒予防のために料理を作る際はできるだけ調理用の使い捨て手袋をしていましたが、このおかげで指先の乾燥が劇的に改善したため、今では年中手袋を愛用しています。まあ、人によっては「手袋をしてたら料理に集中できない!」という人もいますので、人それぞれだとは思いますが・・・
・二枚爪の主な原因は爪の乾燥
・水仕事している女性に多いといわれている。
・水仕事をする際は手袋をして、お湯や洗剤に直接触れないようにする
・水仕事の後は保湿を心がける
・体調が原因で二枚爪になることも
第3位 爪が割れる(縦に割れる)
爪に縦の溝があり、ネイルカラーが綺麗に塗れません。また、爪の先端が乾燥しているようで白くヒビが入ったりします。
まずは爪先端が引っかかって痛い場合には、爪やすりなどで引っかかる部分を滑らかにし、これ以上割れ目が広がらないようにします。
縦に割れ目が入る原因はいくつかありますが、一つは【除光液の使い過ぎ】による爪の乾燥があります。マニキュアは塗ったら1週間?10日を目安に塗り替えをおススメしています。毎日塗り替えたり、一日何度の塗り替えをすることで爪が乾燥し、割れる原因になることも。
また除光液以外にも爪が縦に割れてしまうことがあります。それが甘皮に異常がある場合といわれています。また皮膚疾患・体内部の病気などでもなる場合があるそうです。この場合にはネイルでは対処できません。心当たりがある方は皮膚科などの専門機関にご相談するのがおススメです。この場合にはもちろんマニキュアはお休みし、爪の保湿を行います。また除光液でなくても、有機溶剤を仕事で使ったりする場合にも起こる場合があるそうです。
・爪先端が引っかかる場合には、爪やすりなどで引っかかる部分を滑らかにする
・除光液の過度の使用が爪を乾燥させ、縦割れの原因になることも
・また甘皮や皮膚疾患・体内部の病気の原因の場合もある。病気の場合にはネイルでは解決できない。専門機関へ相談するのがベスト。
第2位 爪が割れる(横ヒビ)
爪を伸ばすと横から割れてしまいます。
横ヒビで多い原因の一つが「誤った爪やすりの使い方」にあります。よくあるのが、爪やすりで爪の両端(サイド)の部分を削る際に、「け爪表面を削ってしまっている」というケース。爪表面を削ると爪が薄くなり、ちょっとした衝撃でも割れてしまいます。
爪やすりを使っていて頻繁に横ヒビが入る場合、爪やすりの使い方をチェックしてみるといいと思います。
爪近くの皮膚をしっかり押し下げ(スキンダウン)、爪の一番端に爪やすりが当たっているか、確認しながら削っていきます。
そのほかにも爪に潤いがなく、硬くなっている際に折れてしまうことことがあります。ネイルオイルなどを使って爪を保湿することで割れにくい爪にすることができます。
おまけ
爪が割れやすい、というお悩みは多くいただきます。特に女性は水仕事をすることもあり、爪が割れやすい、乾燥する、というお悩みは多いです。爪が割れやすい、といっても実は「縦に割れる」「横にひびが入る」「爪先端が割れるor2枚爪」など実にいろいろな割れ方があります。爪が乾燥して割れることには変わりはないのですが、直接的な原因が違っていたリしますので、爪の割れ方のタイプによって原因を探ってみるといいと思います。
・爪の横ヒビの原因の一つが「誤った爪やすりの使い方」にある
・爪の両端を削る際に誤って爪表面を削っていることが多い
・爪の両端を削る際には、周りの皮膚を押し下げ、爪の端に爪やすりを当てる
・爪を保湿することで弾力のあるしなやかで折れにくい爪にすることができる
第1位 爪の縦筋を何とかしたい
ここ数年、爪の縦筋が気になるようになりました。
爪に縦筋が現れるのは年齢の変化によるものが大きいです。
縦筋ができると、つい爪表面を削りたくなってしまいます。縦筋を「なかったこと」にするかのように、ゴリゴリ削ってしまう方もいるようです。しかし、爪表面を削って爪の縦筋を消すと、今度は爪が薄くなり割れやすくなってしまうこともあります。ですので爪表面を削って爪の縦筋を消すというこの方法は、正直私はあまりお勧めしません。
爪の縦筋対策で、私のおススメの方法は、爪を削るのではなく、「爪の上に何かを塗る」という方法。
爪の縦筋は「皮膚のしわ」と考えるとわかりやすいです。しわも上からオイルを塗ったりして保湿することで目立たなくなります。またファンデーションを塗ったりすることで、見た目をキレイにすることもできます。
爪や爪周りをネイルオイルで保湿を入念に行うことで爪の縦筋が目立たなくなる効果もあるんです。
またマニキュアやジェルネイル、透明なベースコートを塗っておくのもおススメです。。透明なマニキュアでも何層か塗ると目立たなくなりますし、爪にツヤも出て見た目をキレイにすることができます。
おまけ
爪の縦筋は40歳ごろから出現し、60代以上になると目立ち始めるのだそうです。しかし、10代でも縦筋ができる場合もあるようです。これは「老化」ではない、「成長過程」のしわであり、20歳ごろになると消えてしまうケースもあるようです。成長過程の時期はまだ爪が薄く柔らかいため、縦筋が出る場合があるのだとか。この時期は爪が薄いので爪表面を削る際には特に注意を払って行う必要があります。
・爪の縦筋は年齢の変化とともに現れる
・爪や爪周りをネイルオイルで保湿することで目立たなくすることも
・マニキュアやジェルネイルなど、上から塗るネイルもおススメ
・縦筋を目立たなくするために、爪表面を削ることで、爪が薄くなってしまうので削りすぎには注意する
おまけのおまけ
私が今までネイルサロンでネイリストとして受けてきたお悩み相談やその解決方法をランキング形式で紹介してきました。指先・爪先は顔以上に一日に何度も見る場所。ですのでやはり気になる場所です。「こんなネイルの悩みがあるんだ」と驚かれたのではないでしょうか?あるいは「私も同じ悩みをもっている」と共感されることもあったかと思います。ぜひ参考にしてください。
さて今回、ネイルのお悩みの解決方法としては、できるだけ簡単に、お金がかからず、自分でできる方法を中心に書きました。とはいっても、ネイルのお悩みの中ではさすがに「自分で解決するのはちょっと・・・」というものもありましたので、そのような場合にはネイルサロンでの解決をおすすめしており、場合によっては医療機関にご相談することも記載させていただいています。
そして私が考える、「これはネイリストではない人がしないほうがいいこと」の一つが「キューティクルケア」つまり「甘皮ケア」です。
職業柄、「甘皮をキレイに切りたくて、自分でハサミで切ってみたら血が出た」というように、我流でお手入れしてケガをした、というお悩みはよく聞きます。
実はここでも書きましたが甘皮自体はとても大切な部分ですので、切る際はある程度残して切る必要があります。「どの程度残すか」「どこを切るか」「なぜ残さないといけないか」といことを知らずにお手入れするのは正直私でも怖いぐらいです。
しかし、実際に多くのネイル本では、ネイリスト向けではない、一般の人向けに、甘皮ケアのやり方が紹介されています。そのような本を見るたびに、「ネイルスクールで苦労して習得するような専門技術を、どうしてこの本ではさも簡単にできるように紹介するのだろう?」「本をみて経験不足の人がケガしてもいいのだろうか?」と疑問を感じてしまいます。
私個人としては、このような状況を見るたびに、ネイルの技術を「誰でも簡単にできる」という位置づけで紹介されていることにとても悲しく感じています。
そして、このように、ネイリストが本来何年もかけて習得するような技術を、さもだれでもできるように書籍やWEBサイトで紹介されている原因の一つは、「ネイル技術=国家資格ではない」というところにあるのではないか、と個人的には思っています。
ですので私は、将来的に「ネイリストになること=国家資格」となることが、ネイル業界を大きくしたり、また世界一といわれる日本のネイル技術水準を保っていくためには必須なのではないかと考えています。
甘皮処理やジェルオフのように、ネイルは、プロに任せるべき技術というのは確かにあります。多くの方にネイルを安心しておしゃれに楽しんでいただくことをかんがえれば、ネイリストに任せるべき技術に関してだけでも国家資格にすることはネイル業界全体を考えても良策ではと思っています。
最近はネイル用品が一般的に広く小売りされています。しかしプロ仕様のネイル用品をネットや小売りの店で買えたとしても、爪やネイルの悩みに対しての解決方法になるわけではありません。(たとえば「商品が多すぎて何を買ったらいいかわからない。」「ジェルと書いてあったのに、買ってみたら普通のトップコートだった」というのはよくあるお悩みです。)まだまだネイルや爪の問題というのは、世間にでておらず、グレーゾーンの状態かなぁと思っています。
ということで、私は1ネイリストとして、またネイルサロンのオーナーとして、これからも「ネイルサロンでしか受けられないネイル技術がある」また「ネイルサロンで解決できるネイルの問題が多くある」、そして「爪のお悩みの多くは解決もしくは改善できる」「ネイルは誰でも楽しむことができる」ということを伝えていきたいと思っています。今後ともいろいろネイルの情報発信していきたいと思いますので、ご参考にしていただいて、なにかお役立ていただければ幸いです。
長くなってしまいましたがここまで読んでいただきありがとうございました。
ネイルサロンエクラーラ 代表 山崎さやか