ジェルネイルとマニキュアの違いって何でしょうか?いざネイルサロンに行こうとしても、どちらを選んでいいかわからないことも。
そこでジェルネイルとマニキュアのメリットとデメリットについてまとめました!サロンに行く前に参考にしていただければと思います。
ジェルネイルとマニキュアのわかりやすい違いとは?
マニキュアは「爪に塗るペンキ」。ジェルネイルは「プラスチック」。
私がいつもネイルサロンのお客様に例えとして説明しているのが
マニキュアは【爪に塗るペンキ】
ジェルは【爪に塗るプラスチック】
マニキュアは持ったとして1週間から10日程度。
塗った直後から数日はキレイですが次第にツヤツヤはなくなってきます。
爪を補強するというのは難しいです
一方でジェルネイルはライトで硬化した直後から
1か月後のオフする直前までツヤツヤが持続します。
その秘密はジェルの成分です。
プラスチックのようなカチカチのネイルは衝撃にも強くニキュアのようにはがれる、ということはありません。
以下ではジェルネイルとマニキュアのメリットデメリットを分かりやすくご紹介します。
ジェルネイルの4つのメリット
ジェルネイルのメリットは【ライトに入れると瞬く間に硬化する】という点です。
つまり【乾くのが早い】という事。
専用ライトに入れることで30秒程度で固まります。
なのでマニキュアのようにヨレる心配がありません。
私のネイルサロンでは冬の時期のフットネイルなどではジェルネイルを選ぶ人も多いです。
このように【乾かす時間が非常に速い】というのがジェルネイルの最大のメリットです。
ネイルサロンでは専用ライトを使って短時間で固めることが出来ます。
以前はUVライトを使っていましたが最近ではLEDライトが主流です。
そのため2分程度かかっていた硬化時間が30秒程度に。
さらに最近では数秒でカチカチになるタイプもあります。
短時間で固まるので指先をすぐに使うことが出来ます。
ジェルネイルのメリット2:持ちがいい
ジェルネイルのメリットは【モチがいい】という事。
マニキュアの場合は持ってせいぜい1週間程度ですがジェルネイルの場合は1か月程度持ちます。
もちろん普通の日常生活を送ってもOK。
ネイルの持ちは非常に大切です。
例えば赤いネイルをした場合。爪先の剥がれは非常にわかりやすいです。
ちょっと爪先をきつく使ったっだけでネイルはすぐに剥がれてしまいます。
特に赤いネイルとかだと目立ってしまって正直恥ずかしいですよね。
でもジェルネイルだったら爪先でもはがれにくくそれが1か月続くとしたらどうですか?
マニキュアのように塗りなおす手間も省けるのでとても便利。
そんな忙しい女性のニーズに答えるかのようにネイルサロンでも人気のメニューとなっています。
爪先のネイルの欠けが気になる・・・
そんな人でもジェルネイルなら3~4週間はキレイなネイルを楽しめます。
ジェルネイルのメリット3:爪の強度はUPする。
ジェルネイルをすることで爪の強度をUPすることができます。
ぐにゃっとなる爪でもジェルを塗るを爪がカチカチに。
ただし間違ったジェルネイルの使い方でかえって爪が薄くなることもあるので注意が必要です。
ネイルサロンではセミハードやハードを使って爪を補強することが出来ます。
普通のジェルネイルでも補強は出来ますが弱った爪にこのようなハードタイプを使って補強することがあります。
最近ではジェルをしていても水仕事が多い方などは爪先からはがれやすくなってしまう事が良くあります。
その場合はハードタイプを使って補強しますがやはり爪が薄くなった場合は、はがれやすいのでしばらくジェルをお休みするようにサロンではお勧めしています。
もちろん厚塗りしすぎることで爪に負担がかかることもあるのでやりすぎは良くありません。
しかし途中で剥がれてしまいかえって、爪が傷むことを思えばある程度の補強は大切です。
もちろんマニキュアでも塗っておけばある程度補強にはなりますが、ジェルネイルの方が補強効果は高いです。
ジェルネイルのメリット4:「デザイン」のバリエーションが多い。
ジェルネイルは【デザインのバリエーション】がすごく多いのが特徴です。
ネイルサロンで人気があるデザインが
フレンチ
マーブル
チェック柄
などなど。
最近では10本同じネイルアートというよりも【派手なネイルアートを数本取り入れあとは地味な1色塗り】といったように派手×地味といったアートを組み合わせる人が多いです。
さらに夏だったらシェル(貝殻)ネイル、冬だったらブランケットネイルなど、その季節を楽しむネイルアートが人気です。
最近では【ニュアンスネイル】と言って凹凸や質感を生かしたデザインが若い世代を中心に人気があります。
【私は色じゃなくてネイルのデザインを極めたいの!】という方はジェルネイルの方がおススメです。
なぜマニキュアに比べてデザインが豊富なのかといえば【ライトに入れるまで固まらない】という特性があるからです。
そのため色同士を混ぜて作るマーブルなど、独特な質感のネイルアートを作り出すことが可能なのです。
これがマニキュアだとすぐに乾いてしまうので難しい理由です。
せっかくジェルネイルをするんだったらネイルアートを試してみてもいいんじゃないでしょうか?
ジェルネイルの3つのデメリット
ジェルネイルのデメリット1:爪は多少薄くなる。
では以下でジェルネイルのデメリットについてご紹介します。
1つ目はジェルをすることで爪は多少薄くなります。
ジェルネイルを塗る前のサンディング(爪の表面を削る)とオフにより爪が少しずつ薄くなっていきます。
とはいえ、無限に薄くなるわけではないです。
なぜならジェルの付け替え周期が1か月なのでその間に爪は少しずつ伸びるからです。
なので1回のネイルで極端に薄くなるわけじゃないですけど、オフして地爪になった時に【薄くなったかな?】と感じる人が多いようです。
もちろん爪先が生え変わればもとに戻ります。
さらにネイルで爪が薄くなる原因が【雑なオフ】。
ご自身でジェルネイルをする際も慎重に行う必要があります。
ジェルネイルのデメリット2:落とす時はネイルサロンに行く必要がある。
ジェルネイルのデメリット2つ目は落とす際にネイルサロンに行く必要があるといういうことです。
というのもジェルネイルはマニキュアのように除光液で落とすことが出来ません。
ネイルサロンでオフする場合のやり方はこんな感じです。
ネイル表面を削る(最近は厚めのネイルアートが流行っているのでネイルマシーンで削ることが多いです)
コットンに専用リムーバーを浸し爪に置く
アルミホイルで爪全体をくるむ
10分ほど置く
柔らかくなったネイルを落とす
爪を磨く
所要時間は約30分。
ネイリストでもこれぐらいの時間がかかるので、ネイルサロンでやってもらったジェルネイルを自分で落とすのは難しいです。
もちろん同じ工程をセルフでやることも出来ます。
しかし最初はネイルサロンでやってもらうのがお勧め。
大体1本300円ほどで落としてもらえます。
特に最近のネイルは溶剤がしみ込みにくくなっています。
そのためネイルサロンでもジェルネイルを落とす際は爪ぎりぎりまで削ります。
こうやって溶剤をしみこみやすくするなどのテクニックが必要です。
もしオフをしたのであれば最初はネイルサロンでやってもらうのがお勧めです。
ジェルネイルのデメリット3:アレルギーになる可能性がある
ジェルネイルのデメリット3つ目はジェルアレルギーについてです。
ジェルアレルギーになると皮膚がかゆくなってしまったりしてネイルが出来なくなるといわれています。
しかしジェルアレルギーはどちらかといえばお客さんよりもネイリストの間で主に言われている問題です。
ジェルアレルギーは主に2つあり、
ジェルオフの際にネイル表面を削ったダストで皮膚が赤くなってしまう症状
ジェルが皮膚につくことにより発生するアレルギー
主にこの2つです。
多少アレルギーがあっても出来るだけダストを吸わない、ジェルネイルを皮膚につけない(手袋をする)など気を付けていれば大丈夫です。
しかしひどくなってしまう【ジェルの蓋を開けただけでかゆくなる・・・】という症状になることもあります。
ちなみに私の場合もダストアレルギーです。
オフするたびに目の周りが赤くなってしまい【アレ?おかしいな】と思ったらどうやらダストアレルギーだったようでした。
私の場合はジェルオフする際に
1.布巾をかぶり髪の毛をガード
2.花粉症用の眼鏡をかけて目の周りをガード
3.タオルを首に巻いてガード
4.マスク
といった様な対策をとっています。
このおかげでアレルギーの症状はほぼ出ていません。
こんな風に予防をするだけで症状が大分軽減されることは結構あります。
アレルギーが発症するのは個人差があり、いつ発症するかは誰にもわかりません。
そのため【出来るだけジェルネイルを皮膚につけないようにする】これが大切です。
マニキュアの3つのメリット
マニキュアメリット1:除光液で手軽に落とせる
マニキュアマニキュアのメリットは【除光液で手軽に落とせる】ということです。
実はオフが最大のメリットです。
ネイルサロンでもジェルネイルを落とす際は30分以上かけてやりますがマニキュアの場合はほんの10分程度。
これだけ見てもどれぐらいオフが楽かわかると思います。
ちなみに除光液で落とす場合にはコットンを使って落とします。
なかなか落ちない場合には、コットンにしみこませた除光液をしばらく爪に置くと(10秒ぐらい)マニキュアが柔らかくなります。
マニキュアを柔らかくしてから落とす方が爪に負担がかからずキレイなネイルを楽しむことが出来ます。
マニキュアメリット2:「色」のバリエーションが多い。
マニキュアのメリット2つ目は色のバリエーションが多い点があります。
ジェルネイルは色は沢山たくさんありますが【今シーズン流行の色】というような売り出し方はあんまり見ません。
ネイル業界でジェルネイルを売りだすなら「世界大会でも優勝したあの有名な●●先生監修の限定色発売!」という感じ。
流行とかほとんど無視で発売してるケースがほとんど。
マニキュアほうが色のバリエーションが多いです。
今は雑誌の付録とかでもマニキュアついてくるぐらいですし。
どこの化粧品ブランドも必ず【今シーズンの色】とかを発売してますよね。
それぐらい季節感や流行に敏感なアイテム。
同じ色でも微妙に違ったりラメが入っていたりパール感が強かったり。
とにかく色とテクスチャーのバリエーションが多い!
高級ブランドも必ずと新しい色のマニキュア発売します。
マニキュアのメリット3:施術時間が短い。
ジェルネイルとマニキュアの所要時間ってどれぐらいかかるでしょうか?
結論から言えば
マニキュアの方がかかる時間は少ないです。
なので手っ取り早く爪に色を塗りたければ【マニキュア】のほうがお勧めです。
ネイルサロンだとワンカラーで両手で20分程度。
カウンセリングや支払いなどあるので
大体30分から40分ぐらいをみれば確実です。
しかしマニキュアを塗った後指を使えるようになるまで1時間以上かかるのがデメリット。
硬化するのに時間がかかるのでその分も考慮する必要があります。
一方でジェルネイルの所要時間は約1~2時間程度。
ジェルオフ(ジェルを落とす施術)があればさらに30分~40分ほどかかります。
なぜこれほどまでにジェルはがかかるかと言えば【UVライトで固める】ため。
ジェルを塗ってはライトに入れる・・・これを繰り返すのでは時間がかかってしまいます。
さらには人気なのが【ネイルアート】です。
実はネイルアートってただ塗るんじゃないのでものすごく手間がかかります。
なので早く終わらせたい場合は【ワンカラー】がお勧め。
ジワンカラーであれば早ければ1時間程度で終了(オフがあればもう少しかかります)。
もしお急ぎの場合はネイルサロンに●●時までに帰りたい旨を伝えておくとスムーズです。
マニキュアの2つのデメリット
マニキュアデメリット1:乾かすのに時間がかかる。
マニキュアのデメリット1つ目は乾かすのに時間がかかる、という点です。
ジェルネイルが1分程度で乾くのに比べマニキュアは最低でも1時間程度かかります。
なぜこんなに時間がかかるかといえば
ジェルネイルは光に反応して固まる
のに対してマニキュアは
揮発することで固まる
ということに特徴があるからです。
そのため揮発をじっと待たなくてはならずその間に爪をぶつけてしまうと【ヨレ】てしまいます。
しかし最近では速乾トップコートなどが売られていてマニキュアの速乾性は年々高まっています。
正直ネイルサロンでも驚くほどです。
もし1分でも早く指先をつかいたい!という場合はジェルネイルをすることをお勧めします。
マニキュアデメリット:剥がれやすい
デメリット2つ目は【剥がれやすい】という点が挙げられます。
これは持ちが悪い、という言い方も出来ます。
ジェルネイルが1か月ぐらいキレイに持つのに対しマニキュアの場合1週間程度しか持たない。
という場合がほとんどです。
一部のマニキュア信奉者の中には【指先を品よく使えば10日以上持つ】という人もいます。
しかし家事や仕事をこなす忙しい現代女性にとって【指先を品よく使う】というのは現実的ではないかと思われます。
私のネイルサロンでも大体1週間~10日ぐらいで皆さん塗り替えをします。
もし少しで持たせたかったら【しっかり乾かす】これがとても大切です。
特に塗ったその日にお湯を使ってしまうとネイルが再度柔らかくなってしまうので注意が必要です。
ジェルネイルとマニキュアの違いに関する関連動画
ジェルとマニキュアの違いに関する関連動画をご紹介します。
動画1
ジェルネイルとマニキュアの違いをネイリストの観点から説明しています。
分かりやすい動画ですので是非ご覧ください↓
動画2
初めてのジェルネイルと必要な道具と下処理のやり方についてご紹介しています
通しで見たい方にお勧めの動画となっていますので是非ご覧ください↓
マニキュアとジェルネイルのメリット&デメリットまとめ
今回はマニキュアとジェルネイルのメリット&デメリットについてご紹介しました。
まとめると
- マニキュアは【爪に塗るペンキ】ジェルは【プラスチック】と考えるとわかりやすい。
- ジェルは持ちがいい分、爪が傷む可能性がある。
- ジェルのほうがマニキュアに比べて施術時間やオフに時間がかかる
- マニキュアは手軽に落とせるのが最大のメリット
- マニキュアはすぐに剥がれるので付け替えを頻繁に行う必要がある
どちらがいい!というワケではなく両者のメリット&デメリットを知ってその人の生活に合ったネイルをするのが大切だと思います。
というワケで今回は以上です。
両者の特性を上手に生かしてキレイなネイルを楽しんじゃいましょう♪