こんにちは!マンガの描けるネイルの先生「うつみさや」です。ネイルに関する質問にネイリストの視点からお答えします。今回は「ジェルアレルギー」についてです。
質問:ジェルアレルギーになったらネイルできませんか?
今回のご質問は「ジェルアレルギーになったらネイルできませんか?」というものですね。
結論から言えば「できる場合もあるし、できない場合もあります」
こんな事を言うと「良く分からないよー」と思うかもしれないです。
これには理由があります。
動画で見たい方はこちら↓
実はジェルアレルギーの原因はジェルに含まれている
HEMAやベンゾフェノン、アクリル酸といった成分が原因になる(可能性がある)と言われています。
さらにアセトンやエタノールでもアレルギー(かぶれる)を起こす人もいます。
実は私はジェルアレルギーはないのですがダストアレルギーによくなるんです・・・
ジェルオフ前の表面削りの粉が顔につくと目の周りやあごのラインが赤くなったりかゆくなったりすることが良くあります。
こういうのも一種のアレルギーだと思います。
しかしどの成分でアレルギーを起こすかは人それぞれ。
またどの程度でアレルギーを発症するかも人それぞれ
さらにどの程度のアレルギーになるかも人それぞれ
だからこそ「できる場合もあるし、できない場合もある」というわけなんです。
私の周りにいる「アレルギー持ちのネイリスト」
実はネイリストの中でもジェルアレルギーは大きな問題です。
アレルギーを発症してしまった人の中には大好きなネイルの仕事をやめなければならない、なんて人もいるからです。
以前勤めていたネイルサロンにもジェルアレルギーがある、と言っていた同僚ネイリストも。
結局アレルギーがあるジェルは断念し、「ネイルケア&マニキュア」をメインで扱うサロンへ転職。
こんな風にジェルアレルギーがあるからと言ってもネイル自体を断念する必要はない場合もあります。
ジェルアレルギーは予防がベスト
最後にジェルアレルギーについて私の経験をもとにお話しすると何はともあれ「予防がベスト」です。
私がやっている予防方法をお話すると
・硬化前のジェルを皮膚に出来るだけつけない
・道具(筆や容器)をこまめにエタノールでふき取る
・手についた未硬化ジェルはすぐに拭き取る
・ゴム手袋をする
・未硬化ジェルに出来るだけ触らない(ノンワイプを使うとか)
とまあ沢山ありますが、基本は「未硬化のジェルには極力触らない」「触ったらすぐに落とす」この2つが大事です。
余談:ノンワイプでクレーム
最後のノンワイプを使う、という方法ですが、これは「未硬化ジェルに出来るだけ触らない」というための方法です。
ノンワイプは元々「未硬化ジェルが出ない」ジェルのこと。
未硬化ジェルに触る回数を減らすことで、アレルギーを予防する、というものです。
これは以前ネイルを教わっていた先生からヒントを得ました。
「ジェルの拭き取りは素手でやらないほうがいい」と、その先生は器用にピンセットを使ってふき取りをしていました。
実は未硬化ジェルのふき取りの際も手にジェルがついてしまうので
一日何人もお客さんにジェルするネイリストさんは注意が必要です。
ノンワイプは強度や相性があるのでサロンでは必ずしも使えるアイテムではないからです。
一方でセルフであればそもそも未硬化ジェルが出ない「ノンワイプタイプ」を使う、という方法もあります。
これを書いて以前「ノンワイプがアレルギー予防になるわけがない!いい加減な事を言うな!」ととあるネイリストからクレームが入りましたが
未硬化ジェルに触らなくて済む
という意味で効果的だということです。ちょっと考えてみればすぐにわかりますよね!
というわけで今回はジェルアレルギーについて解説してみました。
まとめ
質問:ジェルアレルギーになったらネイルできませんか?
答え:出来る場合もあるし、できない場合もある。アレルギーを発症しないように注意するのがベスト
というわけで今回は以上です。
読んでいただきましてありがとうございました!