ネイルサロン エクラーラ品川・大井町店 公式ブログ

ネイルサロン エクラーラ品川・大井町店の公式ブログ。ネイルサロンが初めてでもわかる記事。マニキュア・ジェル・ケア・フットの情報を初めてでもわかりやすく解説。

ジェルネイルをアセトンでオフすると爪がボロボロになったり持っていかれたりしますか?

こんにちは!マンガの描けるネイルの先生「うつみさや」です。ネイルに関する質問にネイリストの視点からお答えします。今回は「ジェルネイルをアセトンでオフすると爪がボロボロになるか?」についてです。

質問:ジェルネイルをアセトンでオフすると爪がボロボロになったり持っていかれたりしますか?

今回はジェルオフについてですね。

 

よく聞くのが「ジェルをオフしたら爪がボロボロになった」という話。

ネイリストからすれば「月1回オフしたぐらいじゃボロボロにならない」というのが本音です。

 

ちなみに日本で人気のジェルはアセトンで落とせるソフトタイプが人気。

100均などで売られているジェルのほぼ99%がソフト(アセトンで柔らかくなる)です。

 

この時に行うアセトンオフですが、正しくすればボロボロにならないです。

ちなみにアセトンは爪やお肌が乾燥してしまうので不慣れなうちは、アセトン100%のプロ用リムーバーよりも市販されているジェルリムーバー(アセトン比率低め)を使いましょう。

 

ジェルネイルのオフやり方を簡単に説明すると

1.トップ層とカラー層はファイルで削り落とす(自爪削らないように注意)

2.ベースジェルのみになったところでアセトン(ジェルリムーバー)を巻きます。

3.15分ほど時間を置くと浮いてくるのでそれをウッドスティックやステンレスプッシャーで優しくこそぎ落とします(力を入れずに落とすのがコツ)

この時に爪ヤスリやネイルマシンを使用する場合は自爪を削ってしまわないように気をつけてください。

 

所要時間は最初だったら1時間ぐらいかかります。

慣れてきたり、ネイルマシンを使うと30分位で出来る場合も(サロンではそれぐらいです)

 

じゃあ、ボロボロになるのってなんで?よく聞くけど?

って思うかもしれないです。ボロボロになるケースについて次にご紹介します。

 

ジェルネイルのアセトンを使ったオフで爪がボロボロになるケース

私の経験上、ジェルオフで爪が傷んだりボロボロになるのは次のようなケースです

 

1.短期間にジェルネイルのオフを繰り返している(月1回程度が理想です)

2.ジェルネイルが浮いてしまっている(ジェル浮きは爪が薄くなる原因に)

3.ジェルオフ時、まだ柔らかくなってないジェルを無理やりはがしてしまっている

 

主にこの3つが原因です。この中で一番よくあるのが「1.短期間にジェルネイルのオフを繰り返している」です。

 

短期間のジェルオフがなぜNGなの?

短期間のジェルオフがなぜNGか?それは短期間にジェルオフを繰り返すと爪がボロボロになるからです。

 

爪がボロボロになる原因の大半はこれです(経験上)。よくあるケースとして

ジェルネイルする

3日~1週間ぐらいで剥がれる

オフする

すぐにジェルする

爪が薄いからすぐに剥がれる

オフしてまたジェルする

・・・(繰り返す)

 

といった感じで、こんな風に短期間でジェルネイルとオフを繰り返す爪がボロボロになってしまいます。

 

実はジェルは多くのメーカーで「2週間~1か月程度」で付け替えるように設計されています。

 

これは気まぐれやノリで言ってる訳ではなく、2週間~1か月ぐらいすると「新しい爪」が生えてくるのでその性質を利用して期間に設定されています。

 

しかし3日とか1週間だとまだ新しい爪が生えてこないので、同じ場所に何度もジェルネイルを塗ってしまうことに。

 

こうなると爪がどんどん乾燥したり削られたりしてボロボロになってしまうのです。

 

土台の爪がボロボロになるとさらにジェルネイルの持ちが悪くなるので悪循環になる、というわけです。

ジェルネイルで爪をボロボロにしないために

ではジェルネイルで爪をボロボロにしないためにどうすればいいでしょうか?

対策としては

ジェルネイルを長持ちさせる

これが一番です。

 

私のネイルサロンで気を付けていることは

・爪の上の角質はしっかり取る(特に爪周り)

・サンディングでは爪に傷をしっかり入れる(こうするとはがれにくくなる)

・爪上の油分はしっかり除去する

 

こうやって書くと「なんだ、そんなことか」と思うかもしれないです。

しかし、一つ一つの工程を丁寧にする、というのは難しいもの。

 

特に最近は「自爪育成ブーム」で爪を傷めないジェルネイルが人気になっています。

そのためサンディングなどは「爪を傷めるから」という理由で敬遠されている節もあります。

 

ただし、サンディングをしっかりしないとジェルの剥がれの原因となり、結局は爪を傷めることに。ジェルを長持ちさせることが実は一番の近道なんです。

 

ジェルネイルのオフの期限をちゃんと守るのも大事

とはいえどんなに長くても1か月をめどにオフするように、私のサロンではお客さんに伝えています。

 

というのも1か月を過ぎると塗ったジェルネイル自体も劣化して浮いてきてしまうことがあるからです。

 

中浮きと言って一見、浮いているようには見えなくても、はがれていることがあります。

こうなると爪が一緒にもっていかれてしまうことが多く、爪がボロボロになる原因になります。

 

このように一見「ああ、知ってる」と思うことばかりかもですが、ネイルサロンではどこでも必ずやっているコツです。

 

セルフネイルで爪が傷んでしまった、という人に是非参考になると嬉しいです。

 

まとめ

質問:ジェルネイルをアセトンでオフすると爪がボロボロになったり持っていかれたりしますか?

答え:1回のジェルオフでボロボロになったりしません。短期間でオフを繰り返さない、ジェルネイルを長持ちさせる、というのが爪をボロボロにしないために大切です。

 

というわけで今回は以上です。ここまで読んでいただきましてありがとうございました!