かかとひび割れやかかとのガサガサ気になりませんか?かかとはケアを怠りがちですが、放置しておくとかかとがひび割れてしまい、場合によっては痛みが出ることも。今回はかかとひび割れの原因や原因別ケア方法についてご紹介します。
かかとのひび割れの原因は5つある!
かかとひび割れの原因1.【角質】
足の裏は古い角質がたまりやすく、これがかかとひび割れの原因の一つとなっています。
足は心臓から遠く、新陳代謝が滞りがちです。
そのためお肌の再生力が衰えると古い角質がそのまま残ってしまい、分厚くなってしまいいます。
さらに足裏というのは身体の中でも一番力がかかるところ。
そのため角質が厚くなりやすい部分でもあります。
手のひら、足底の皮膚は他の部分に比べ、角化が進んでいます。
生まれたばかりお赤ちゃんの手のひらや足底を見ますと、顔と変わらないほど柔らかい滑らかな皮膚をしています。
それが物に触れたり、歩いているうちに次第に当たる部分の角化が進んで滑らかさを失います。
参照:山崎比紗子【爪美人】
こんな風に、足裏は元々新陳代謝が滞り安く、さらに体の機能として角質が固くなりやすい場所でありそれがかかとひび割れの原因となることがわかると思います。
かかとひび割れの原因2:乾燥
かかとがひび割れてしまう原因のひとつは、乾燥があります。
かかとひび割れのご相談が多いのも夏より圧倒的に冬の時期。
足の裏「皮脂腺」がないためお肌が乾燥しやすい部分。
そのため保湿をこまめにしないとかかとは乾燥しやすくひび割れの原因胃なることも。
一度かかとがカチカチになってしまうと、クリームをいくら塗ってもしみこみません。
かかとひび割れの予防としてお風呂に入った後などに保湿クリームで保湿するとかかとひび割れを防ぐことができます。
かかとひび割れの原因3.お肌のターンオーバーが滞っている
肌のターンオーバーが正常に機能していれば、かかとの古い角質は垢として剥がれ落ちていきます。
しかしと足は血液やリンパの流れが滞りやすく新陳代謝が悪くなりがちです。
これは足や手が心臓から遠いというのが原因と言われています。
そのため年齢と共に古い角質がそのまま蓄積され分厚くなっていきます。
厚くなったかかとの角質層では水分が行き渡りにくく乾燥が進み、ひび割れに…という悪循環になります。
かかとひび割れの原因4.靴などの外部からの刺激
サイズがあっていない靴を履いていたり、ヒールの高い靴を履いたりするなどが原因で角質が固くなることがあります。
私もヒールが大好きなのですが、こういう場合は【ヒールだこ】と言って足の裏(中指の付け根あたり)の角質が固くなります。
外部の刺激から皮膚を保護しようとどんどん角質が厚くなり、乾燥が加わるとひび割れになっていくのです。
かかとひび割れの原因5.水虫などの雑菌
また、かかとの角質や乾燥による角化が原因でない場合もあります。
その一つが【水虫などの雑菌】です。
水虫が原因でかかとは硬くなり白く粉を吹いたりします。
実際夏になると、白く粉を吹ているかかとの人を時々見かけます(職業柄、チェックする習慣があります汗)。
ひび割れの改善には角質ケアをするよりも水虫を治療する事が大切です。
硬くなったかかとに体重がかかるとひび割れる
以上のように、足裏は
- 古い角質がたまりやすい
- 乾燥しやすい
- ターンオーバーが滞りやすい→かかとが固くなりやすい
という場所であるということがわかります。
この状態で体重がかかることでかかとがひび割れてしまうと言われています。
歩くときに足底に受ける重量は体重の1.25倍と言われています。
そのため足底の皮膚は、伸縮性に富み、強靭で、厚さは他の部分に比べ十倍にもなります。
参照:山崎比紗子【爪美人】
つまりかかとの皮膚が厚くなったり硬くなったりするのはある程度仕方ないことであると言えます。
私のネイルサロンでもかかとのお悩みでいらっしゃる方の多くが【立ち仕事】をする方。
一日中歩いて足裏を酷使することが多いとその分かかとの角質が分厚くなってしまうのです。
そのためかかとひび割れを防ぐためにこまめにお手入れしておくことが必要となってきます。
それでは次に硬くなってしまったかかとひび割れのケアについてご紹介します。
かかとひび割れたときの対策と予防
かかとがひび割れた時は治療を優先する
かかとがひび割れてしまった際に大切なことは【まずは割れてしまった部分をなおす】という事です。
これはケアというよりも【治療】です。
かかとのひび割れが気になるからと言ってその部分を削ってしまったりクリームを塗っても余計に悪化してしまう可能性が大きいからです。
ネイルサロンでも【痛みがあったりケガのある部分は施術しない】というのが常識。
私のネイルサロンでもかかとが割れてしまい、痛みがあったりする場合はまずはひび割れの治療をお願いしています。
以上のことからもひび割れている場合は治療を優先するということが大切です。
ドラッグストアに行くと、液体絆創膏やかかとのひび割れ専用の軟膏があります。
ドラッグストアは非常に便利です。
私も時々軟膏を選ぶ際は、薬剤師さんに相談することも。
今は色々なアイテムがありますので自分の使いやすいと思うものを選びましょう。
もちろん専門の医療機関に相談するという方法もあります。
私のネイルサロンでもかかとが割れてしまい、痛みがあったりする場合はまずは治療をお願いしています。
かかとひび割れ予防1. まず保湿をこまめに行う
かかとひび割れを予防するにはまず保湿が大切です。
お風呂上がりにきちんと保湿ケアをする習慣を。
かかと専用のクリームでもいいですが、普段使っているクリームをかかとに塗る、
これだけでもしっとりします。
ニベアやワセリン等のように油分が多めのクリームはべたべたしますがかかとがガサガサしているときにはしっとりします。
私自身もこの方法でガサガサだった肘をキレイにしました。
一時になる方は手に残った化粧水や乳液でもいいので是非やってみてください。
尿素配合のクリームもガサガサで固くなってしまった角質に塗るとツルツルになります。
しかし私の周りでは、高濃度の尿素配合クリームは周りから水分を集めるため、使いすぎるとかえってかかとがガサガサになるともとも言われています。
かかとがツルツルにやめ、通常のクリームをつかう、という使い分けがおすすめです
かかとひび割れ予防2.かかとひび割れを予防する【角質削り】
角質がたまりすぎて乾燥し硬くなってしまった状態(角化)するといくらクリームを塗っても染み込みません。
そのため角化した部分をお手入れしてクリームを染み込みやすくするといことが大切になってきます。
自宅でお手入れするなら
- かかと専用のヤスリ(パドル)
- 軽石
- 電動リムーバーなどで削る
といった方法が一般的です。
私も小さいころ、祖母が軽石でかかとを削っていたのをみたことがあります。
軽石だとかかとに手が届きにくいのが難点。
現在は取っ手のついたパドルや電動リムーバーがあるのそちらの方がやりやすいと思います。
かかとひび割れを予防する角質削りやり方
1.まずはかかとをチェック
指で軽く押してみて、板のような硬さ(角化した皮膚)があったら削ってOK。
ただし角化した皮膚が少ししかない場合は、ちょっとだけ削るにとどめます。
2.足をお湯につけて角質をやわらかくする。
お風呂に入ったときなどにやるとやりやすいです。
3.パドル(角質用ヤスリ)を使って一定方向にこすり角質を削っていきます。
少し削ってみて指でかかと部分を押してみます。
硬さがすこし残っている程度がベスト。
4.保湿
しっかり保湿し、靴下などで保護します。
かかとの角質が取れて、クリームがしみこみやすくなっているはず!
保湿チャンスなのでしっかりクリームを塗り込みましょう。
かかとの丸みに沿って削る、というのがGOOD。
ネイルサロンでは専用のマシンを使って削っていくので滑らかなかかとに仕上がります。
自分でかかとのお手入れするのは面倒・・・という方は是非ネイルサロンでやってもらうのも楽でいいです。
かかとひび割れ予防の角質削りをする際の注意点
かかとひび割れ予防に効果的な「かかと削り」
しかし注意点もありますのでしっかり守ってから行いましょう。
1.お風呂に入った時にケアすると皮膚が柔らかくなってやりやすい。
角質が水分を含み柔らかくなったところで軽石や角質除去用のやすりで古い角質をやさしく取り除いていきます。
足の爪も水分がある方が切りやすいです。
2.角質は【削りすぎない】そして「少し残す」のが大切
ネイルサロンでもほんの少し硬い部分を残しておきます。
元々角質が分厚い部分は皮膚への刺激が大きい場所。
削りすぎると痛みが出たり再び角質が分厚くなることも。
表面が滑らかになる程度でやめておくのがコツです。
3.仕上げにスクラブ洗剤を使うと足全体が滑らかに
ネイルサロンでは最後にスクラブでマッサージします。
こうすることで削った部分を削っていない部分のお肌を滑らかにつなげることが出来ます。
4.保湿クリームを塗ってしっかりと保湿
保湿は必ず行ってください。乾燥するとまた硬くなってしまいます。
かかとひび割れの予防にはこのよう古い角質を定期的にキレイにすることが大切です。
かかとひび割れ予防3. 薬剤で剥がす
かかとひび割れの予防としてピーリング効果のある薬剤に足やかかとを浸して
角質を除去する方法もあります。
一定時間浸すだけで数日後からポロポロ角質が剥がれ落ちてくるので
素足の時期よりもタイツを履く冬の時期に人気のお手入れです。
実際私はやったことがありませんが基本的に科学的なピーリングは【表面の角質をキレイにする】お手入れが主流です。
かかとの硬くなった角質をケアするというよりも足全体の広い面積のお肌を明るく見せたい、という場合におススメです。
かかとひび割れ予防4. スクラブで磨いてかかとのひび割れを予防
スクラブ入りの洗浄剤で古い角質を落としていく方法があります。
スクラブの効果でかかとの角質を定期的にキレイにすることで角化症を予防します。
ヤスリで削り取るより低刺激なので、削り過ぎないというメリットも。
ただしすでにガチガチになってしまった角質の場合はこの方法だとそれ程効果は期待できません。
定期的なかかとや足のお手入れとして10日~2週間ぐらいの頻度で取り入れるのが理想的です。
かかとひび割れ予防5. かかとや足裏をジェルシートで保護する
立ち仕事や足裏を酷使することが多い人の場合はどうしてもかかとや足裏の角質がたまりやすくひび割れに悩まされる人も少なくないです。
私の場合、普段は柔らかいクッション性のある靴を履いたり、ジェルシートを敷くなどして足裏の衝撃を少しでも緩和しています。
ちょっとしたことですが足が痛くなりにくいのでおススメです!
かかとひび割れ予防6. 水虫の場合は治療を
また角質ケア+保湿をしても効果がない場合、水虫の可能性が高いです。
足裏・かかと水虫用の市販薬もありますので、用法や用量を守って使用してみましょう。
また専門機関(皮膚科など)に相談するという方法もあります。
かかとひび割れ予防するケアでのNG行為
かかとひび割れ予防のケアでのNG行為についてご紹介します。
スベスベかかとを目指してケアしているつもりが、逆効果や肌トラブルを引き起こしてしまうことも。
そんな残念な結果にならないためのNG行為についてご紹介します。
・かかとの角質は削り過ぎない(かかとを指で押してみて、うっすら硬い部分が残っているぐらいがベスト)
・かかと角質を削った後は必ず保湿を行う(保湿しないとガサガサかかとに戻ってしまうため)
・かかとの角質お手入れは10日~2週間に1回程度(やりすぎるとお肌を痛めることに)
かかとひび割れ予防ケアアイテム紹介
ユースキンA かかとケアセット (靴下つき 保湿クリーム)
手足のひびやあかぎれに絶大な効果があるというユースキンA。
冬の乾燥時期の保湿と言えばユースキンです。
私も冬の時期は使ってます。ベタベタするので、クリームを塗ったら靴下を履くと効果UP。
「ユースキンA」≪指定医薬部外品≫は、ひび・あかぎれ・しもやけなど、ひどい手荒れやかかと荒れに効くクリームです。
4つの有効成分(ビタミンE、グリチルレチン酸、dl-カンフル、グリセリン)と2つのうるおい成分(ヒアルロン酸ナトリウム、ビタミンC)により、
水分が保たれたやわらかで健康な肌へ導きます。(アマゾンより)
資生堂 尿素10% クリーム 100g
「尿素10% クリーム 100g」は、尿素をたっぷり10%配合したクリームです。
硬くなった皮膚をやわらげ、うるおいを素早く浸透させます。肌荒れ改善効果が持続するクリームです。指先・かかと・ひざなどのガサガサした部分のポイントケアに効果的です。(アマゾンより)
ガサガサかかとが素早くツルツルになるというコメントも。
尿素クリームは周りから水分を引き込むことでお肌が柔らかくなるため長期の使用はかえってお肌がガサガサになるとも言われています。
長期で使うよりも様子を見ながら使うのが個人的にはお勧めです。
かかとのひび割れに関する関連動画
動画1
かかとひび割れの原因についての動画です。かかとひび割れは予防が一番ですのでぜひ参考にしてみてください↓
動画2
かかとのひび割れを医学的な側面から解説した動画です。非常に役立ちますのでぜひご覧ください↓
かかとひび割れ予防ケアはネイルサロンでできる!
ガチガチ角質はネイルサロンでケア出来る!
最後にかかとひび割れ防止にネイルサロンでお手入れするという方法をご紹介します。
ネイルサロンでは【かかと角質ケア】と言って古くなった足裏角質をキレイにするメニューがあります。
際足裏を自分で削るのは体勢的にも難しいです。
ネイルサロンではネイリストが専用のマシーンであっという間に角質を削って言います。
かかとお手入れセルフとネイルサロンの違い
かかとひび割れを予防する角質ケアはネイルサロンでも受けることができます。
ネイルサロンでは専用のマシーンを使って、その人のかかとの厚みに合わせてかかとの角質を削っていきます。
【じゃあ、ドラッグストアに売っている電動マシーンでもいいじゃん】と思うかもしれませんが、ネイルサロンの場合は足裏の角質の状態に合わせて様々なビットと使い分けています。
硬い角質の場合には粗めのビットを。
足の甲の様な柔らかい場所はシリコンビットを。
場所によってお肌の状態に合ったビットを使い分け滑らかな足裏になるようにつなげていきます。
さらに専用の角質軟化剤を使ってお手入れしまうのでお湯につけただけよりもはるかに足がキレイになります。
私のネイルサロンのお客さんの場合には
【集中ケアはネイルサロンで】+【ホームケアでかかとひび割れを予防】
というように使い分けている方が多いです。
かかとがひび割れてしまうのをどうにかしたい。
という方に是非ネイルサロンの集中ケアがお勧めです。
おまけ:足裏を使う人ほどひび割れやすい
実は乾燥や新陳代謝以外にかかとや足裏が固くなってしまいかかとひび割れなどに悩む人が多いです。
それがダンスを日常的にしていたり、ヒールを良く履く人です。
ダンスをしていると足裏を良く使うので足の中央部にタコが出来る人が多いと言われています。
さらにハイヒールを良く履く人も足の中央部分が固くなります(ヒールだこ)。
実は私自身もハイヒールを良く履くので足裏の一部分とか色々な部分にタコが出来ています笑。
これは生活している分仕方のないこと。
もちろん足に合った靴を履くことも大切なんですけどよく使っているところほど
角質が固くなってしまう、これは仕方ないと割り切っています。
放っておくとカチカチになって痛みが出る場合がありますので
定期的にネイルサロン等でお手入れして分厚い角質をキレイにするのがお勧めです。
最後に
今回はかかとひび割れの原因とケア方法についてご紹介しました。
大切なのが【原因別の対策を行う】という事です。
まず原因ですが
1.余分な角質
2.乾燥による角質の角化
3.ターンオーバー(新陳代謝)の低下
4.靴や立ち仕事など外部的な刺激
5.水虫などの細菌
多くは余分な角質がたまり、乾燥と体重がかかるためにかかとのひび割れが起こります。
対策としてはまずひび割れてしまったかかとについては、専用の薬を塗ったり専門機関を受診するなど治療を優先させましょう。
さらにかかとひび割れの予防として以下の方法があります。
保湿を行う
角質が角化している場合は角質削り
靴の中にクッション等を敷いて刺激を緩和
水虫などを治療する
私の場合はほぼ毎日お風呂に入った後にクリームをかかとに塗っています。
夏でもやってるお陰かかかとが固くなるという事はほぼありません。
こんな風にかかとのケアは【毎日のちょっとした積み重ね】が大切です。
常に乾燥しやすいので、いつも保湿を心がけて柔らかさを保つのがひび割れを作らないのが一番いいですね。
ついつい忘れてしまうかかとケアですが、いつでも素足になれるようにお手入れを習慣化していきましょう。
今回はかかとひび割れの原因とケア方法についてご紹介しました。